mmm

文章、音楽、ドラマ、映画などが好きです。息子のことを溺愛しています。

mmm

文章、音楽、ドラマ、映画などが好きです。息子のことを溺愛しています。

最近の記事

安心してください、(オムツ)はいてますよ

息子、保育園に入って初めてのお熱。 39度超のお熱が一週間続いた。 心配で心配で気は休まらず、親の体力も底を尽きそうだった。 ようやく回復の目処がついたある夜、 熱の下がった息子をお風呂に入れようとしたときのこと。 夫がオムツ一丁の息子を前向きに抱え、やや前傾姿勢にしたかと思うと、こう言った。 「安心してください」 そして、息子の姿勢を真っ直ぐにし、 「はいてますよ!!」 もう、膝から崩れ落ちた。 両親の爆笑につられてか、息子もへらへらと笑っていた。 元気になっ

    • 育休終了の寂しさとの対峙

      育休が終わる。産休と合わせて1年ちょっと仕事を休んだ。 息子は毎日慣らし保育をがんばっていて、たった数日なのにみるみるうちに成長していく姿を見せてくれる。ああ、保育園に入れてよかったと、ほっとしたような、なんだか寂しいような。 いよいよ差し迫る復職に向けて、この寂しさとじっくり対峙してみようと思った。(なお、単純に労働したくないという気持ちも大いにある) 出産前後の心境の変化 育休を取得する前の私は、「育休が終わったらパパっと保育園に預けて、またガツガツ働きまーす!息子

      • 少子化を実感した日

        昨年4月に息子が生まれて、初めて赤ちゃん中心の生活を送ることとなった私は、身の回りのあまりの赤ちゃんの多さに驚いた。 スーパーにもコンビニにも赤ちゃん。商業施設に行けば右も左もベビーカー。電車のベビーカー・車いす優先エリアは譲り合って使うことがほとんどだし、所謂支援センター的なところは予約が取れない日も多い。 なんだ。少子化と言いつつ、実際は赤ちゃんたくさん生まれてるじゃないか。 そんなことを呑気にぼんやり考えていた私が、身をもって少子化を実感した日のことを書きたい。

        • ママ探し記念日

          息子10ヶ月。 人見知りせず、後追いもせず、私がいなくても問題なし。他の人の抱っこは余裕、託児も余裕。 誰にでも笑いかけ、母には割と塩対応。 「母親のこと認識してるんだろうか…」と不安になるほどだ。そして私はちょっぴり寂しい。 そんな息子と初めての遊び場に行ったときのこと。 2時間ほどしっかり遊びまわり、帰る間際になって私はお手洗いに行くため、スタッフさんに息子を託した。 直後、お手洗いの中まで息子の泣き声が聞こえてきたので、ケガでもしたのかと慌てて遊び場へ戻ったところ、

        安心してください、(オムツ)はいてますよ

          怖くなかったママ友

          『ママ友』 なんだか怖そう めんどくさそう ママ友カーストとかあるのかな 旦那マウントとられちゃうのかな 事実なのかメディアのせいかわからないけど、ずっとママ友に対するイメージはそんな感じだった。 実際には、支援センターや赤ちゃんイベントに行ってみて、すこーしお話するだけの関係がほとんど。 子どもの話しかしない、深入りしない、子どもの名前はわかるけどママの名前は知らない、そんな感じで、なんて楽なんだママ友…なんて思った。 ただ、根が人見知りでコミュニケーションが不得意な

          怖くなかったママ友

          0歳児への読み聞かせ

          自分が母に感謝していることのひとつは、幼少期から浴びるように書籍(漫画も含む)を与えてもらったことだ。 社会人になった今、正しく文章を読み、理解できることの大切さを痛感しており、その基盤を作ってくれた母に改めて感謝している。 そして自身も親となった今、もっと言うと親になる前から、我が子に読書の楽しさを伝えたいと心底思っている。 本を読む力は、きっと自分を助けてくれるからだ。 さて、我が家の0歳児はどうやら絵本がとても好きなように見える。 「0歳児が絵本を読まれて嬉しいん

          0歳児への読み聞かせ

          保育園が決まった

          息子、4月から保育園に通うことになった。 「よかった〜これで無事に仕事に戻れる」 「こんなにちっちゃい息子を他人に預けるなんて」 「動き回って大変すぎるから保育士さん早く助けて」 「もうずーっと一緒にいる生活が終わっちゃうんだ」 「お友だちもできて楽しいだろうなあ」 「成長する瞬間が見られないことも増えるんだ」 母はすっかりメンヘラモンスターになってしまった。 結論、我が家の正解は保育園に預けることで変わりない。 好奇心いっぱい、元気いっぱい、愛嬌いっぱいの我が子は、き

          保育園が決まった

          生後9ヶ月の探検家

          息子が生まれて9ヶ月が経った。はっや。 身体が大きく重たいためか、ややのんびりと発達しているものの、ついにずり這いが始まった。 自分の力で前進できることを知った彼は、もう立派な探検家である。今まで過ごしていたプレイマットを飛び出し、家中を探検するようになった。 あるときはスリッパをぶん回し、 あるときはコードを引っ張り、 またあるときはハイチェアの脚を食べている。 そして、あらゆるコンセントや引き出しに爪を立てている。 これは危険だ。 探検家とはいえ、まだまだ事故のリス

          生後9ヶ月の探検家

          ディズニー映画 ウィッシュ

          ネタバレはしませんが、情報を遮断してから映画を鑑賞したい方はご注意ください。 ディズニーは、「観客の度肝を抜くぞ!」「みんなをびっくりさせよう」「面白い映画を作ろう」とか「目指せ最高の興行収入!」みたいなことはしないんだなと思った。私はそんなディズニーがやっぱり大好きだなと思った。 いつ観ても安定して安心や幸福を得ることができるディズニー映画に、今までもたくさん救われてきたなあ、なんてしみじみ実感する。 2024年の始まりは、信じられないくらい悲しいことの連続だ。いつも

          ディズニー映画 ウィッシュ

          素人なりのねんね修行

          赤ちゃんって知らないことばかりで、なんと寝る方法も知らないらしい。 「眠たい」という感覚も知らないので、眠たくなる=身体が重たくなって、瞼が勝手に閉じてしまって、自分になにが起きているのか全くわからないんだとか。そりゃ怖くて泣きますわ。 ただ、そうなると親も地獄。眠さの恐怖に泣きわめく赤ちゃんになんとか寝てもらおうと奮闘し、自分たちまで寝不足になる。親も泣きたい。 我が家も例に漏れず寝不足地獄を味わい、「これはねんねの修行が必要だ…」と一家総ねんね計画を企てることとした。

          素人なりのねんね修行

          ファーストカットと胎毛筆

          生まれて初めて切った赤ちゃんの髪の毛を筆にする文化があるらしい。 一度もハサミを入れたことがない繊細な毛先を記念に残しておくんだそうな。 世の中にはすごい商売があるものだな。 初めて胎毛筆の文化を知った時、正直私はそう思った。 髪の毛を筆にするって…羅生門じゃあるまいし… しかしながら私は産後、あっという間に手のひらを返し、迷わず息子の髪を筆にすることを決意した。 息子が産まれるとき、私は世間の例に漏れず、相当な分娩の苦しみを味わった。 痛くて怖くて苦しくて、 産んだ

          ファーストカットと胎毛筆

          なんと短き赤子の手足

          赤ちゃんの手足は短いというただそれだけのお話です。 そもそも赤ちゃんなんて身体中小さいのでそりゃあ手足も短いでしょとは思うものの、お世話をする日々で「み、みじかい…!」と驚愕することの連続です。 (「み、みじかい…!」は「か、かわいい…!」のテンションで発語します。) たとえば赤ちゃんは、頭の上で両手を合わせることができません。 腕が短いわりに頭が大きいので、万歳しても両腕の長さが頭頂部を超えることはありません。 たとえば赤ちゃんは、「いーとーまきまきいーとーまきまき」

          なんと短き赤子の手足

          会社員のありがたみ

          普段、バックオフィス(人事労務系)の仕事をしているからか、会社員ってありがたいな〜と思うことがよくある。 運良くかなりホワイトな会社で働かせてもらっているから、というのも大きいとは思うけど。 今は育休中の身だが、私が所属している会社は基本的にリモート勤務が主体であり、契約によっては ・フルリモートOK ・時短勤務OK ・フレックスタイム制(コアタイム有り) という感じ。 ちなみに私は職業柄、月に1〜2回程度リアルオフィスに出社する必要があるが、「満員電車嫌だから、午前はリ

          会社員のありがたみ

          男性育休へのもやもや

          私の夫は、息子が生まれてから半年間の育休を取得してくれた。すごくありがたかった。一生忘れないくらい感謝している。育休を取ってくれたおかげで、授乳以外の全ての育児をこなしてくれる。私にも息子にもずっと優しい。こんなに心強いことはない。夫がパートナーで本当によかった。なにより、息子が生まれてきてくれたことにはこの上ない幸せを感じている。 まずはこれが大前提。 その上で、私が感じた世の中へのもやもやを吐き出したい。 「夫が半年間育休を取得しました」 そう話すと、 「立派な旦那さ

          男性育休へのもやもや

          離乳食雑記

          息子の離乳食を開始して2ヶ月ちょい。 お粥をもぐもぐ食べるようになるまで1ヶ月弱かかった。今日もなかなか食べない息子を目の前に、「まあいっか」の精神で離乳食チャレンジを進めている。 私自身、幼い頃から偏食だった。親にそう聞かされていたし、自分の記憶にも偏食時代のことが色濃く残っている。ただ、今は止まらない食欲に悩んでるくらいなので、いつかはなんとかなるっしょ…という気持ちが大きいのだ。 「なかなか量を食べてくれない」とか「野菜嫌いでどうしよう」とか、悩む日も来るだろう。だ

          離乳食雑記

          ベビーカーと息子

          我が物顔でベビーカーを乗りこなす息子が愛おしくてたまらない。 足をあげてみたり、カバーを掴んでみたり、お昼寝してみたり。周りをキョロキョロ見てるかと思いきや、じっとこちらの顔を見てみたり。 「ここは自分の居場所、これは自分の乗り物」と認識してどしんと座っている姿に、なんとも言えない幸せを感じるのだ。 初めてベビーカーに乗ったときは、目を大きく見開いて「なにすんねん…」みたいな顔をしていた。緊張なのか恐怖なのか、ぎゅっと両手を握っていた息子も、それはそれで可愛かった。 し

          ベビーカーと息子