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ディズニー映画 ウィッシュ

ネタバレはしませんが、情報を遮断してから映画を鑑賞したい方はご注意ください。


ディズニーは、「観客の度肝を抜くぞ!」「みんなをびっくりさせよう」「面白い映画を作ろう」とか「目指せ最高の興行収入!」みたいなことはしないんだなと思った。私はそんなディズニーがやっぱり大好きだなと思った。

いつ観ても安定して安心や幸福を得ることができるディズニー映画に、今までもたくさん救われてきたなあ、なんてしみじみ実感する。

2024年の始まりは、信じられないくらい悲しいことの連続だ。いつも通りのほほんと暮らしているくせに、勝手にショックを受けて、ちょっと体調を崩した。
そんなときに(しかも0歳児のお世話を夫に任せて)映画なんて…とも思ったが、やっぱり観てよかった。いつも変わらないディズニーの世界に浸かって、気持ちが穏やかになった。

ウィッシュも大変すばらしかったのだが、やはり、ディズニーに育ててもらった人間にとって、同時上映の「ワンス・アポン・ア・スタジオ」には特別な思い入れがある。
もともと公開日にディズニープラスで鑑賞し、その後も何度も観たのだが、これを映画館でも観ることができて本当によかった。

ディズニープラスでは日本語版の吹替は配信されておらず、映画館でのみ吹替版が上映されるのだが、幼い頃から慣れ親しんだ声やセリフを聴くことができて、堪らず大号泣してしまった。
冬休み中の子どもたちに混じっておいおい泣いて恥ずかしい…なんて思ってしまったが、隣に座っていた(おそらく同年代の)女性もズルズルと鼻をすすっており、なんとも言えない親近感に心が温まった。

映画が終わったあと、小学生くらいの女の子がウィッシュのテーマソングを歌っていた。
コミカルなシーンでは、子どもたちが声を出して笑っていた。
彼らの未来が少しでも明るいものとなるよう、私も気を引き締めようと思った。

これから映画を観に行かれる方には、是非エンドロールが全て終わるまで席を立たずに鑑賞していただくことをおすすめしたい。
最初から最後まで、幸せいっぱいだった。

帰ったらもう一度、ワンス・アポン・ア・タイムを観ようと思う。


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