kunikunisada

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最近の記事

衆議院法制局の存在

まだまだスタートラインに立ったばかりの郵政関連法案改正に向けた動きですが、記憶が薄れぬ前に、かつ支障を与えない範囲で、備忘録的に自分自身のこれまでの歩みを書かなければならないと思いまして… ギリギリのラインを攻めたいと思います。 実務担当者としての全ての始まりは1年半前の令和4年の年末のこと… 事務局次長として出席した議員連盟の役員会の会合後、いつものごとく帰ろうとしたところ、山口会長から呼び止められ、「これまでの議論でも感じ取っていると思うけど、日本郵政グループを取り

    • 郵便局ネットワークの奇跡

      3年半前三条市長の職を辞した後から衆議院の解散総選挙が行われるまでの約1年間は1日も欠かさず地域に分け入り、地域の課題、そして希望を自分の中に取り込んでまいりました。 その日々を通じて、とりわけ中山間地域で改めて実感したことは、公的サービスを提供している拠点が郵便局しかなくなっているという厳しい現実でした。 例えば、加茂市の七谷地区。 まさに農協の直売所がなくなることが発表され、住民の方々に動揺が広がっていました。 長岡市の栃尾地域では中心部を除けば、市役所の出張所も

      • 新たな郵政のスタートライン

        先日の自民党の議員連盟で、①郵便局(郵政事業)の本来業務に従来の郵政三事業(郵便、貯金、簡易保険)に「公共サービスを含む公的サービスを提供すること」を加えることにより「公的基盤の最後の砦」としての郵便局を法的に位置付けること、②公的地位が強化される郵便局ネットワークの維持に政府による財政支援措置を創設すること、③日本郵政株式会社と日本郵便株式会社の統合、日本郵政株式会社によるゆうちょ株、かんぽ株の持株比率の下限規制の導入等により郵政三事業の連携強化を図ること、④(民間金融機関

        • ニッチでディープな蚤の市

          先日お邪魔した「三条蚤の市」。 いや〜、変態的に偏執的な、ものづくりファンにとっては垂涎モノの、まさにニッチでディープなイベントに仕上がっていました。 だって、「ハイキ」って堂々と書いているのですよ⁉︎ もちろん、「ハイキ」は「廃棄」の意味なのですが、これが売れているというのですから、意味不明…(でも、購入いただいた方に用途を伺うと、新たな市場ニーズが開かれるかもしれませんね!) それ以外にも、海図用コンパスや、私が子供の頃までギリギリ使われていたタクシーの釣銭分別器

        衆議院法制局の存在

          山菜の女王、現る。

          今年も、春の恵み、山の恵みを堪能できる季節がやってまいりました。 そうです。 山菜の季節です。 そして、山菜といえば… 何と言っても、山菜の女王「コシアブラ」! 大変ありがたいことに、今年もたくさん頂き、また地元の皆さんと「コシアブラ」を始め旬を迎えた山菜を食べまくる機会を頂戴しました。 いやぁ〜、幸せですな。 つくづく日本人に生まれて、新潟に移住して良かったと思います。

          山菜の女王、現る。

          夢と感動をありがとう!

          昨日は在京当番。 普段の週末の在京当番であれば、「今日は何をして過ごそうか…」と頭を悩ませるところなのですが、昨日には明確な目的がありました。 それは、東京五輪に続き、パリ五輪出場の切符を手に入れるべく、アジア大会に臨む三条スポーツ協会所属のカヌー選手、當銘選手を試合会場で応援すること! 既に報じられているとおり残念な結果となりましたが、當銘選手がレース後「全力を出し切った」と僕たちに言ってくれたので、安心しました。 三条の代表として、その全てを背負うという限りないプ

          夢と感動をありがとう!

          燕三条ブランド開拓の新たな道

          先日、燕三条地域にある世界的刃物メーカー「藤次郎」さんにお邪魔した時のこと。 話の流れで、まだ浅草のかっぱ橋道具街に行ったことがないことを告白すると、「海外まで出向いて燕三条ブランドを開拓していくよりも、今の状況下では、かっぱ橋道具街や千日前道具屋筋を舞台とする方が効果的かもしれない」「(国定が思っているよりも他の日本の産地ブランドに比べて)燕三条ブランドはまだまだ浸透していないし、供給力(市場に出回っている量)にまだまだ差がある」「こうした状況を踏まえ、昨年、藤次郎ブラン

          燕三条ブランド開拓の新たな道

          新潟の玄関口、変わる。

          先日、新潟駅バスターミナルが開業して以来初めて、新潟駅に立ち寄りました。 本当に変わりましたね。 風通しが良くなったという表現がピッタリです。 そして、バスターミナルの上の飲食店やお土産屋さん、スーパーのラインナップも充実されていて、まさに新潟の玄関口に相応しい風格を漂わせていました。 近いうちに、燕三条系背脂ラーメンの伝道師「酒麺亭潤」さんも出店される模様で、こちらも大いに期待したいと思います!

          新潟の玄関口、変わる。

          希望の光

          昨年のG7広島サミットで、私たちは「2040年までに追加的なプラスチック汚染をゼロにする」という極めて野心的な目標に合意をしました。 一方で、残念ながら、現在のところ、国際社会は(G7だけであっても)その実現を担保するのに不可欠な共通ルールを持ち合わせおりません。 そこで、我が国を含む国際社会はそのルールを国際プラスチック条約として法定化しようと、年内合意を目標に精力的な議論を進めております。 そのような状況の中、有為ある若者達がこの条約策定に際して提言したいと環境省を

          花魁に魅せられる

          初めて観ました、分水おいらん道中を! これまで何度かチャンスがあったのですが、最終的になかなかタイミングが合わず、今年が初観覧となりました。 実際に体感して思ったのが、その美しさはもちろんのこと、衣裳の重さに必死に耐えながら美しさを保つことの大変さ! 伺ってみると、衣裳の総重量は30キロにも達し、カツラだけでも数キロに及ぶのだとか… 当日は春とは思えない暖かさで、本当に大変だったと思います。 それでも、流石は全国から50名超の応募者から選ばれた3人の太夫だけあって見

          花魁に魅せられる

          資源循環モデルが三条にあった!

          先日お邪魔した三条市内にある川﨑株式会社さん。 そこで見せていただいたのが写真の俎板(断面ですが…)。 中が白色になっているのですが、この白色部分のプラスチックが全てペットボトルキャップからなる再生材なのです。 どころかっ! 三条市にある北興商事さんによって地域内回収、分別されたペットボトルキャップをお隣の見附市にある企業さんで再生材として生まれ変わらせ、そのプラスチックを使って川﨑さんで製造するという、純度100%の地域内資源循環を実現させているのです。 現在、い

          資源循環モデルが三条にあった!

          政務官の仕事(国会答弁編)

          予算審議を終えた現在、国会では衆議院、参議院ともに委員会を中心に、法案審議やそれに先立つ一般質疑に軸足が移っております。 環境省でも、今通常国会では3本の法案提出を予定しており、衆議院、参議院それぞれの環境委員会において精力的な審議が行われております。 この環境委員会での政府側答弁の主役はもちろん環境大臣です。 私たち副大臣や政務官も時折答弁に立つ機会がありますが、野党の委員を中心として答弁を大臣に求める場面が目立ちます(ですから、大臣は本当に大変!委員の全てが協調的で

          政務官の仕事(国会答弁編)

          三条市での最初の味

          三条市にお世話になって早いもので21年という月日が流れました。 三条市勤務を命ぜられ、右も左も分からず、引越ししてきた私たち家族が三条市に到着したのは陽もとっくに落ちた時間でした。 もちろん、その時間から自炊する元気もなく、向かったのが同時のアパートの近くにあった「いこい食堂」さんでした。 ですから、私にとって最初の三条市での食事が「いこい食堂」さんなのです。 そのこともあってか、今でも「いこい食堂」さんにお邪魔すると、あの最初の訪問を思い出し、胸がキュッとします。

          三条市での最初の味

          三條新聞さんのお陰です!

          環境大臣政務官として答弁している様子を伝える三條新聞さんの記事をX(旧Twitter)にアップしていると、衆議院議員の同期から「答弁模様を記事にしてくれるなんて本当に羨ましい!」と時々突っ込まれます。 たしかに、私自身の国会で働いている様子や政務官としての活動の様子を丁寧に取り上げていただいている三條新聞さんには感謝感謝以外の言葉は見つかりませんし、私は本当に果報者であると心底思っております。 本当に、本当に、ありがとうございます! 他方で、これは限りなく贅沢な悩みなの

          三條新聞さんのお陰です!

          耕作放棄地で脱炭素

          環境大臣政務官として真庭市に公務出張した際、耕作放棄地対策にも、木質バイオマス発電の燃料対策にも資する耕作放棄地での早生樹栽培の取組を伺い、目から鱗の思いが致し、でも半信半疑の思いで農林水産省に確認したところ、「肥培管理をしていれば(桐などの)特用樹の造林(栽培)は農地転用することなく農地でも可能」とのまさに目から鱗の回答だったのですが、そんな目から鱗の取組を何と三条市でも挑戦していると伺い、お邪魔してきました。 彼らが取り組んでいたのは早生樹(であり、特用樹)のうちの早生

          耕作放棄地で脱炭素

          【読書感想文】失敗の本質

          多くの国民の皆様からの信頼を失ってしまった自民党。 自民党所属の国会議員として、この度の不始末を改めてお詫び申し上げます。 大変申し訳ございませんでした。 信頼を失ってしまった今日、自民党はあらゆることに取り組まなければならないのですが、その一環として始まったのが自民党中央政治大学校が主催する当選回数の浅い国会議員向けの「背骨勉強会」。 この第1回勉強会の講師が齋藤経済産業大臣でした。 肝心の内容ですが、信頼失墜の契機が契機なだけに政治資金規正法関係のものかと思って

          【読書感想文】失敗の本質