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最近の記事

燕三条地域が東京駅をジャック⁉︎

先週、東京駅構内を歩いていると、しきりに「只今、東京駅地下では…新潟県燕三条地域の…是非お立ち寄りください…」のアナウンスが繰り返されておりました。 そうです。 先週1週間は東京駅地下のイベントスペースを燕三条地域が占拠していたのです! しかも、JR東日本の社長さんにも深い思い入れを頂く形で! ただ、個人的に驚きを禁じ得ないのは… このイベントを仕掛けたのが燕三条地域の30歳代の青年であること! 行政からの支援を一切受けることなく(正確に申し上げれば、三条市からの

    • 除去土壌の有効活用を如何にせむ

      福島第一原子力発電所事故に伴い大量に発生した除染による除去土壌。 現在は、大熊町さん、双葉町さんが苦渋の選択で受け入れていただいた中間貯蔵施設に仮置きしているのですが、これを2045年までに福島県外で最終処分していかなければなりません(このことは法律で明記されていて、云わば大熊町さん、双葉町さんと私たち国民との約束事です)。 そして、今年度中に環境省は最終処分に向けた大枠の基準などを定めることをかねてからお約束しており、今年度はまさに画期の年となります。 最終処分に当た

      • 美大生に教えを請う

        現在、新潟市西蒲区にある上堰潟において「わらアートまつり」が開催されております。 展示作品を気軽に観に来ていただくだけで十二分にありがたいのですが、まちづくりの立場に立つと実に興味深いのは、実に15年以上前から武蔵野美術大学と地域が連携して途切れることなく(むしろ、拡大していく方向で!)、地域の方々と美大生が協働して作品づくりを手掛け続けていることになります。 私はご縁をいただき、昨年からほんの少しだけお手伝いの真似事をしているのですが、作業をしていると、学生さんの祖父母

        • 環境省の凧、再び!

          通常運転に戻ります。 過日、環境省も出展した双葉町で行われたイベント「ただいま おかえり 双葉の夏」の中で、三条凧合戦双葉場所が開催され、三条凧協会のメンバーが50名規模で参戦するというので、馳せ参じてまいりました。 震災後再び街開きを宣言してから2年ほどしか経過をしておらず、居住人口がようやく100名を超えた双葉町にとって、50名規模の応援はなかなかの圧倒感! 水害の際全国各地から救いの手を差し伸べていただき、復興を果たしてきた三条市にとって、「困ったときはお互い様」

        燕三条地域が東京駅をジャック⁉︎

          都市鉱山が新潟市西蒲区にあった!

          都市鉱山。 少し古い引用となりますが、平成26年版環境白書には「廃棄された家電製品などに含まれるレアメタル(希少金属)などの金属鉱物は資源として循環的に利用される可能性を有していることから、いわゆる「都市鉱山」と呼ばれることがあります。世界の埋蔵量に比べると、我が国の都市鉱山の比率は、たとえば銅では8.06%、レアメタルといわれるリチウムでは3.83%です。他方、平成21年に再生利用されずに処分場に埋め立てられた金属系廃棄物の量は、一般廃棄物で約53万トン(発生量の約34%

          都市鉱山が新潟市西蒲区にあった!

          訃報に接して

          三条市のみならず、燕三条地域の市民性を形成するのに最も貢献していると申し上げても決して過言ではない三條新聞を今は亡きご主人とともに二人三脚で築き上げてこられた山崎節社長さんがこの度逝去されました。 心より哀悼の意を表します。 拙ブログに書き綴ることではないことは重々承知の上ですが、一方的に心の同志だと思い込んでいた方なので、こうでもしないと何やら落ち着かず、皆さんを巻き込んで申し訳ございません。 改めて、謹んで生前のご功績を偲びつつ、哀悼の誠を捧げます。

          訃報に接して

          何となく避けておりましたが…

          熱中症対策も環境省の大切な仕事の1つです。 熱中症予防として「身体を冷やす」ことは大切です。 そのためには、首回り、脇の下、太腿の付け根を冷やすことが効果的とされております。 でも、それを私自身が実践していたのかといえば、さにあらず… 何となく、冷房が効いているところを探すのに精一杯で、なかなか便利グッズに手を出すことを躊躇っておりました。 ただ、この炎天下、背に腹は変えられず、遂に手を出してしまいました! いやぁ、なかなか機能的なのですね。 街中で見かける理由

          何となく避けておりましたが…

          北九州市の資源循環最前線

          東日本大震災後、急速に進んだ太陽光発電。 その太陽光パネルが約10年後には耐用年数を迎え、一気に廃棄物処理が急増することが懸念されております。 もちろん、環境省では、経済産業省とも十分連携しつつ、法的枠組みの創設も含め、適切な処理体制の構築に向けた検討を加速化しているのですが、できれば太陽光パネルについても最終処理(埋立処分)するのではなく、資源循環に持ち込みたいところなのですが、太陽光パネルに使われている接着剤がこれまで資源循環の阻害要因となっておりました。 それが…

          北九州市の資源循環最前線

          高濃度PCB廃棄物処理の広域受入れに感謝

          「七色の煙」「死の海」と化した劣悪な環境汚染から見事なまでの自然環境を取り戻した北九州地域。 その過程の中で、北九州地域はただ単に自然環境を取り戻すことに留まらず、資源循環に向けた取組にも果敢に挑戦いただきました。 その一つが、当時全国的に社会問題化していた高濃度PCB廃棄物の取扱い。 なかなか理解醸成いただくことが困難なこの高濃度PCB廃棄物処理の広域受入れについても、全国的な課題を克服すべく手を挙げていただきました。 このことがいかに困難な道のりであったかは、受入

          高濃度PCB廃棄物処理の広域受入れに感謝

          市民が取り戻した自然環境

          福島県浜通り地方への公務出張に続き、北九州への公務出張についても記憶が薄れぬうちに書き綴っていきたいと思います。 北九州市のホームページを覗くと、工業と公害の歴史について、端的に次のように紹介されております。 ☆ 北九州地域は、日本の四大工業地帯の一つとして、重化学工業を中心に発展し、日本の近代化・高度経済成長の牽引役を果たしてきました。しかし、産業の繁栄は、一方で激しい公害をもたらしました。1960年代、「ばい煙の空」と呼ばれた北九州地域の大気汚染は国内最悪を記録、洞

          市民が取り戻した自然環境

          若人の力は全国各地に!

          先日、スポGOMIワールドカップの公式トング「マジップ」を製造販売している永塚製作所の能勢社長さんから「マジップとDXの融合に挑戦している若者達がいるので会ってくれないか?」と誘われたのですが… 断る理由なんてないに決まっているでしょう! というか、興味津々! というわけで、先日、奈良先端科学技術大学院大学の学生さんであり、起業家でもある方々と念願のご対面を果たしてきました。 彼らが取り組んでいることはAIに学習させることで、トングで拾ったゴミの種類、場所などを自動認

          若人の力は全国各地に!

          スクリーニング初体験

          これまで何度か福島を訪問しておりますが、先行除染が行われている作業現場に降り立ち、直に触れるのは、先月の公務出張が恥ずかしながら初めてのことでありました。 ということで… 初めてスクリーニングを体験することができました。 かなり空間線量が高く、放射性セシウム濃度もかなり高い場所に降り立っていたため(だから先行除染しているわけで、当たり前といえば当たり前なのですが…)、少しドキドキしておりましたが、スクリーニング検査の結果も正常の範囲内でしたし、何よりも驚きだったのが一連

          スクリーニング初体験

          福島再生には「見える化」も必要

          「我が国の自然環境の再生力は世界でも稀有なものであり、我が国の文化を支える日本人特有の思考方法にもその著しい再生力は大きな影響を与えている」 引用的に書き始めましたが、ドンピシャの引用元に辿り着けないものの、よく見聞きする考え方です。 たしかに、一度開墾すると原生林に復元することが容易ではないヨーロッパに比べ、我が国の気候風土は逞しく、生きる力が漲っています。 皮肉なことに、それを図らずも体現してしまった地域が福島県浜通り地方にあります。 福島県双葉町。 今なお双葉

          福島再生には「見える化」も必要

          農業女子向け農具を通じて福島再生を支援する。

          「現在手掛けている農業女子向けの農具を介して、地域活性化のお手伝いができないだろうか…」 三条市内の農具、木工製品の製造メーカーであるカネコ総業さんから、こんな素敵な相談を受けたのは今から凡そ8ヶ月ほど前のことでした。 「このような素晴らしい提案を享受していただきたいのは復興再生に取り組んでいる福島を置いて他にはない」 福島再生をも所掌する環境省の大臣政務官として、この結論に辿り着くにはさほどの時間を要しませんでした。 そして、福島再生チームが見つけてきた、とっておき

          農業女子向け農具を通じて福島再生を支援する。

          岸田総裁の総裁選不出馬表明を受けて

          今週、私は基本的には在京当番ということもあって、地元、東京いずれの事務所ともお盆休みさせていただいている関係もあって、私のSNSチャンネルも休止する予定でした。 それでも、昨日突如表明された岸田総理総裁の次期自民党総裁選不出馬を受け、自民党に身を置く立場として何もコメントしないわけにはまいりません。 私がこの驚くべき岸田総理総裁のご決断を知ったのは、皆様方と同様、凡そ緊急会見の30分ほど前のことでした。 緊急会見で総理総裁自ら言及されておりましたが、岸田政権は政策面では

          岸田総裁の総裁選不出馬表明を受けて

          「面倒臭い」を仕事に活かせ!

          少し前にご紹介した「アグリシップ」さん。 そうです、農業分野にして「完全週休2日制」「残業ゼロ」を実現した農家さん(企業ですが、感覚的に…)です。 このアグリシップさんから「畦道の除草剤散布をドローンでやるので見に来ないか?」とお誘いいただき、喜び勇んで現場にお邪魔したのですが… 想いが強すぎたせいか、残念ながら暴風雨で無念の中止… 仕方なく動画でドローン散布の様子を皆んなで観たのですが、テレビを眺めながら佐藤代表は「今、ドローンで果樹の花粉付けもトライしているんだ」

          「面倒臭い」を仕事に活かせ!