見出し画像

除去土壌の有効活用を如何にせむ

福島第一原子力発電所事故に伴い大量に発生した除染による除去土壌。

現在は、大熊町さん、双葉町さんが苦渋の選択で受け入れていただいた中間貯蔵施設に仮置きしているのですが、これを2045年までに福島県外で最終処分していかなければなりません(このことは法律で明記されていて、云わば大熊町さん、双葉町さんと私たち国民との約束事です)。

そして、今年度中に環境省は最終処分に向けた大枠の基準などを定めることをかねてからお約束しており、今年度はまさに画期の年となります。

最終処分に当たってポイントとなるのは「減容化」と「有効活用」となります。

「減容化」と「有効活用」を極限化することで最終処分量の最小化を目指すことが様々な意味で2045年期限という約束達成のため大きなカギを握ることとなるからです。

現在、福島県飯館村では農地で除去土壌の有効活用ができないか、地元の皆様方と実証事業に取り組んでおり、放射性物質に関する数値的懸念が一切生ずることなく、実証事業の最終コーナーを回りつつあります。

この実証事業の最終目標は収穫された農作物を市場に出すことにあるのですが、残念ながら現段階では数値が通常レベルであるにも関わらず、市場はおろか、自家消費すら許していただいていないのが現状です。

正直なところ、「どっちを向いて仕事をしているのだろう⁉︎」と訝しく思ってしまいますが、短気は損気、急がば回れ、です。

環境大臣政務官として、一介の国会議員として、関係機関に働き掛けをしてみたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?