転職理由1位が人間関係なのに、なぜ「業種は?給与は?」を転職エージェントやハローワークで開口一番聞かれるのか?解決したい

 
転職理由の大きな割合を占める『人間関係』。

なのに、転職エージェントやハローワークで開口一番聞かれるのは、なぜ「希望の業種は?」なのか。


根本的な解決になってない
じゃないか。

(今回の記事は、転職エージェントやハローワークで働く方々を否定するためのものでは決してありません。あしからず。)


「人間関係なんてものは人と人との相性で、入社してみないとわからない。」そして、「人間関係なんて、求職者側に問題があって(なくても)、個人の努力でなんとかするもんだ。」と思う方もいるでしょう。

それは、理解できます!

確かに、インターンやプロボノという制度は「入社してみないとわからない。」を起こさないようにするための施策にもなりますし、有用です。

ただ、インターンはほとんど新卒向けであり、プロボノも専門職が喜ばれる傾向があり、そもそもまだまだ広がっていない文化です。

そして、「人間関係は個人の努力でなんとかするもんだ。」これに関しては、何に対してもこの言葉で、基本言えてしまうのでは?と思いますし、それで上手くいっていないので、こういうミスマッチや根本的な課題解決になっていないのではないかと考えます。(つまり、構造的な問題なのでは)


さらに、転職エージェントやハローワークで「希望職種は?」を1番に聞いてくることについて。

少し大げさに、開口一番『希望職種』を聞かれると書いていますが、本当は、基本的にまず「なぜ、転職を考えているのか?」「前職を退職した(または、したい)理由は?」と尋ねられます。

ライフステージの変化であったり、家庭の事情などの場合は『条件』が優先されるため、そこから絞っていく。

そして、転職理由が人間関係の場合も、親身になって話を聞いてくれる方が多い印象です。

ただ、求職者と企業の間(あいだ)に立場のある転職エージェントやハローワークでは、企業側にも誠実であるために、求職者の未来や可能性をみるのではなく、過去に何を経験してきたか、どんな実績があるかを信用の担保とし紹介することになる。

これも間違っているとは思いません。むしろより現実的でミスのない確実なマッチを提供できているのでしょう。

そして、『人間関係』が原因で転職を希望している人に尋ねる。

「職種は?」

課題 : 『人間関係』が、原因のひとつで退職した(またはしようと考えている)人が、次の会社を選ぶときに、何を指針とすれば良いのか?


ここで、僕からひとつ提案があります。

企業側の性格診断ができれば…!

突飛なことをすいません!どういうことか、説明します。

僕は今まで、学生時代はサッカー、社会人になってからも色んな会社で働き、ボランティア団体など、たくさんの組織を見てきました。色んな立場で。

そして、実感として、組織や団体、チーム毎に、それぞれ雰囲気や文化、価値観があるんです。

(みなさんも感じたことがあるのでは?)

つまり。

それぞれ個人にも、雰囲気や習性、大切にしていること、つまり、性格があるように、組織にも性格が存在するのでは…?

これが今回の記事の僕の提案です。

これを科学したい。

さらに、個人についても、自分の中に複数のものの見方や意見、考え方があって、「本当の自分はひとつじゃない」と感じたことがある人もいるのではないでしょうか?

(平野啓一郎さん著『私とは何か「個人」から「分人」へ』参照)

そんな個人でも、面接前は自己分析を様々して自己理解を深める訳です。

(分人の集まりである)個人でさえ、自己分析があるのだから、(個人の集まりである)組織でも自己分析(組織分析?)ができるのではないか。

そう考えます。


人間個人にも、それぞれ性格があるように、組織にもそれぞれ性格がある。


これを科学したい。

では、上記として。

前述した通り、人間関係が原因で転職を考えている人たち。

そして何より。仕事選びの基準が、終身雇用・工場時代・ライスワークから人生100年・ライクワーク・ライフワークの時代になって。

(日本全体マスとしてはまだまだですが)
昨今、ミッションへの共鳴、カルチャー・フィットがより大切にされるようになってきました。

では、それらを何を基準に測るのか。

『 組織別 性格診断 』

これを、つくりたい!!

(今はまだアイデアレベルの段階です💡)
(名前がカッコわるいので上記のものは仮です(笑))

公平に、組織の性格診断をするために、第3者機関として設立。回答する側の組織の中の人たちも匿名で。

組織の性格は、その事業内容や部署、人数、会社のステージやフェーズ、リーダーの資質などによって様々ちがうと思います。そして、時が変わればまた変化するものだとも思います。(それは個人も同じですね。)

このように、組織の性格診断ができるようになれば、Netflixのように「あなたとこの会社のマッチ度は xx% です。」と現せる日が来るかもしれません。

もちろん、これは絶対的なものではなく、仕事選びのひとつの指標として存在したらいいのでは…!というのが僕の提案です。

そして、これが大きく広まれば、各経営者は自社の組織文化や人間関係について、より理解を深めようとするのではと想像します。

そうすると、より社員がイキイキと活躍できる会社が増え、日本全体のパフォーマンスが上がる…!

大変な時期が続きますが、明るい未来に1歩近づくと信じたいです。

こうなると、組織文化や仕組み、アルムナイなどのコンサルタント業や人材紹介業もできるかも…!


さて、その前に『組織別 性格診断』を科学してモデルを完成させねば。

僕には、その道の人脈や、資金がありません。

どなたか、興味ある方、周りにそういう人がいるよって方。どしどしコメントいただけるとうれしいです!✨


最後に、ここまでお読みいただいた皆様、本当にありがとうございました!

by 國廣 薫平 (くんぺい)
 
 

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