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高齢妊娠のリスク

こんばんは(^^)クマです!

今日は高齢妊娠のリスクについてお話ししていきます。

高齢で出産することをリスクと捉える方が多いと思いますが、それは事実ではあります。

しかし、何がリスクなのか知っておけば防げることや気をつけるべき症状がわかり早期に対応できると思います。正しい知識を身につけていきましょう!


◎高齢妊娠で上がるリスク

高齢妊娠では妊娠高血圧症候群、早産、前置胎盤、常位胎盤早期剥離などのさまざまな産科合併症のリスクが上昇し、流産の発生率が増えます。

また、妊娠率も下がることがわかっています。

人工授精や体外受精などの不妊治療によって高齢女性が妊娠する確率は上がってきていますが、妊娠して終わりではなく、妊娠継続するような工夫も必要です。バイアスピリンという内服薬やプロゲステロン膣剤などにより流産を起こしにくくしてく工夫も必要となる場合があります。



◎それぞれの症状

妊娠高血圧症候群では血圧が上がったり、蛋白尿が出たりします。血圧が高くなっている症状として頭痛や目の前がチカチカする感じなどがありますので、自宅に血圧計がない場合はそういった症状に気をつけましょう。また、できれば妊娠高血圧症候群と診断された場合は自宅での血圧を記録しておいた方がいいので小さいもの、安いもので構いませんので血圧計の購入をお勧めします。

このように手首につけて測れる血圧計だと自分一人でも簡単に巻くことができるのでおすすめです。


早産や前置胎盤では出血が伴うことが多いです。また早産の場合お腹の張りが頻繁にあったり、痛みを伴うこともあります。飲み薬や自宅安静で症状が改善しない場合、入院安静が必要になることもあります。出血やお腹の張りがある場合は症状の増強などに注意してみていきましょう。


常位胎盤早期剥離では出血が伴わないケースが多いです。お腹がとにかく張ってきて痛みを伴うことが多いです。いつもと違うなと感じたら早めの受診をしましょう。もし出血する場合、大量出血のことが多いので、変だなと思ったら早く受診!胎盤が剥がれてしまっては赤ちゃんは助かりませんし、場合によっては母体にとっても危険なこともあります。



◎ダウン症の発生

高齢妊娠では染色体異常や性染色体の異常がある赤ちゃんを妊娠するリスクが増えます。その中でもダウン症の発生率は年齢ごとに増加してきます。

染色体異常のない先天性奇形の可能性も増加すると言われています。



◎事前の検査

ダウン症をはじめとする染色体異常は絨毛検査や羊水検査により妊娠中でも調べることができます。

しかし、羊水検査は採血に比べると痛みが強かったり、一定の確率で破水や子宮内胎児死亡に至ることもあります。その確率自体は1/300くらいと言われていますが、そもそもダウン症の発生率が1/300よりも低い34歳以下の妊婦においてはこの検査をすることは望ましくないと言えます。

そういった危険を伴わない方法で検査を望む場合、母体血清マーカーを測定してもいいでしょう。その方法はクアトロ検査と言われて、4種類の血清マーカーと年齢、家族歴などからダウン症や神経管開放症などの先天異常の発生率を示す検査です。

また、エコーを見るだけでもダウン症や心奇形、十二指腸閉鎖などはわかることもあります。



今日の内容はここまでにします。

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