「コーヒーからはじまるまちづくり 挑戦したい若者をサポートする『OLD NEW』」【いわて若者カフェ】第70回カフェミーティングに参加してきました!
9月12日(月)18時より
岩手県久慈市「NANAMARUNI COFFEE」さんで行われた
第70回カフェミーティング「コーヒーからはじまるまちづくり 挑戦したい若者をサポートする『OLD NEW』」を拝聴しました!
今回のカフェマスター(講演者)は
NANAMARUNI COFFEE代表の嵯峨恒宏さん。
仙台からUターンし、カフェをオープンした思いや
新しい挑戦についてお話ししてくださいました!
いわて若者カフェ カフェマスター 嵯峨恒宏さん
カフェの力で広がる「地域発展」
夢を語り合った部屋「702」
店名にもなっている「702」という数字は仙台でルームシェアをしていた久慈出身の仲間3人と過ごした部屋番号なのだそう。
「久慈市で何かしたい」という夢を語った思い出の部屋であったことから、初心を忘れないために店名にした。
カフェを始めるきっかけは那須高原にある「NASU SHOZO CAFE」
「NASU SHOZO CAFE」は栃木県那須高原にあるカフェブームを牽引したとされる伝説のカフェ。山奥にありながらおしゃれな雰囲気と美味しいスイーツが楽しめる人気のお店だ。
お店周辺には「NASU SHOZO COFFEE」から独立したカフェ店舗など、「NASU SHOZO COFFEE」を中心に人が集まり、地域活性化につながっているという。
嵯峨さんはこれに衝撃を受け、「久慈市で自分がやりたいことはまさにこれだ」と思い立ったそう。
NANAMARUNI COFFEEのターゲット
嵯峨さんはカフェのお客さんとして、久慈市内の人にももちろん来ていただきたいが、久慈市近隣の人口の多い地域の人たちにより訪れて頂きたいと考えている。そのため、SNSを活用し「久慈っぽくない」ドリンクやスイーツ写真をUPしている。
「久慈市にこんなカフェがあるんだ!」と気づいてもらうことが狙いだ。
実際にお店を訪れた人がSNSに上げてくれることでさらに周知が広がり、久慈市に興味を持つ人が増える。
嵯峨さんは子供の頃、八戸市や盛岡市(久慈市より人口の多い栄えた場所)へ行くことにワクワクしたという。だからこそ今は逆に、(人口の多い地域の人たちに)久慈市を訪れることへワクワクしてもらいたいと考えている。
KUJI COFFEE FESTIVAL がきっかけで集まった若者
「KUJI COFFEE FESTIVAL」とは2020年1月に行われた『コーヒー × 音楽 × アート』をテーマにしたイベントである。久慈市民にとっては普段食べられないスイーツや様々なコーヒーと共に音楽やアートも楽しむことができるイベントであった。市外からのお客様も多く訪れたという。大盛況で幕を閉じたこのイベントには嵯峨さん曰く、”真の目的”があった。
それは、「若者たちに企画・運営をしてもらい、商売を経験させる」こと。
カフェや飲食店などに興味がある人や、何かやってみたい、地域を盛り上げたいと考えている若者にイベントへ大きく関わってもらうことによって経験を積んでもらうことができたという。
結果、「KUJI COFFEE FESTIVAL」から新しい企画が誕生した。
OLD NEW「ユベントスプロジェクト」
「久慈市を若手の力で盛り上げたい」と、集まった3人組により、昔、喫茶店として使用されていた空き店舗である「ユベントス」をリノベーションし、新たなカフェやレンタルスペースの運営を通じて新たな「つながり」を作り出す拠点を作るプロジェクトが始まった。
「ユベントス」は来年1月のオープンを目指している。
多角的な活動を考えており、地域おこし協力隊の窓口になりたいという目標もある。
誰かの「きっかけ」を創るカフェをしたいと考えていた嵯峨さん。
誰かの「きっかけ」がさらに誰かの「きっかけ」を創り、
その連鎖で久慈市が発展していく未来も近いかもしれない。
NANAMARUNI COFFEE
instagram https://www.instagram.com/nanamaruni.coffee/
〒028-0062 岩手県久慈市二十八日町2丁目21
営業時間 10:00-20:00
定休日 火曜日
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