【米国市場】イスラエルがシリアを攻撃、周辺国からは非難の声!CPIを控えており、米国株は全体的に下落!
イスラエルがシリアの軍事施設を攻撃
イスラエル国防軍は12月10日(火)の夜、シリアの兵器備蓄庫をテロリストに武器が渡るのを防ぐため攻撃したと発表しました。標的には海軍施設2か所、空軍飛行場、数十の兵器製造施設、海軍艦艇、対空砲台などが含まれていたようです。
イスラエルはシリアの化学兵器やミサイル貯蔵施設を攻撃したの理由を、テロリストや過激派がその兵器を使ってシリア国民に危害を与えることを防ぐためと主張しました。
イスラエルはアサド政権を倒した反政府組織を警戒しています。しかし、イスラエルのこの行動は周辺国の反感を買ってしましました。エジプトやサウジアラビアを含むアラブ諸国は「シリアが安全、安定、領土保全を回復する機会を妨害する決意」と述べており、エジプトは「シリア領土のさらなる占領」を非難している。
アメリカのバイデン政権やトランプ次期大統領は、シリアの問題に関しては深く関与しないことを強調しておりました。
米国債
・米2年国債利回り:0.16%(前日比)・4.155(12/11:12時現在)
・米5年国債利回り:0.24%(前日比)・4.107(12/11:12時現在)
・米10年国債利回り:0.36%(前日比)・4.238(12/11:12時現在)
米国債は全体的に上昇傾向となりました。明日公開されるCPI(消費者物価指数)を警戒し、引き続き米国債利回りが上昇しております。
米国株
NYダウ :-0.35%(前日比)・44,247(終値)
NASDAQ:-0.25%(前日比)・19,687(終値)
S&P500 :-0.30%(前日比)・6,034(終値)
米国株式市場は引き続き下落していました。CPIの発表を控えており、その警戒感から米国株は全体的に売られました。
そんな中、アルファベットは量子チップ「ウィロー」の発表から株価が高騰しました。
USスチール
バイデン大統領は日本製鉄がUSスチールを買収することには批判的でおり、買収計画を国家安全保障を理由に阻止する計画だと分かりました。10日の米株式市場でUSスチールは一時22%安を付けた後、9.7%安で通常取引を終えた。
先日、量子チップ「ウィロー」の発表からアルファベット株は大きく上昇しました。昨日さらにインターセクト・パワーとTPGライズ・クライメートLPと提携し、大きな発電所を建設することを発表しました。データセンターで使う電気量がアメリカでは問題視されてきており、Googleはそのための電力供給をする発電所の建設を計画した。
ボーイング
ボーイングは2ヶ月近くのストライキを経て、有名な飛行機の組み立てを再開したことを発表しました。株価は一時的に5.9%上昇し、この日4.4%上昇を記録した。
イーライリリー
イーライリリーの商品である肥満薬が薬物やアルコール、喫煙などの依存症に効果がる可能性があると発表し、調査のための研究を始めることを同社のCEOであるリックス氏の発言がありました。
この肥満薬が「反快楽薬」であり、依存を和らげることが可能であると発言がありました。
為替(ドル円)
ドル円は円安に動いており、一時的に152円を超える動きを見せました。日銀が12月に利上げをする予測が弱まったことと、CPI(米消費者物価指数)の発表を目前からの警戒感でドルが買われているようです。
CPIの発表でインフレが上昇していましたら、12月のFOMC会合での利下げが止まる可能性があります。
このことから、ドル高になっているようです。
金(ゴールド)
市場はFOMC会合にて金利の引き下げか一時停止かを判断するためのデータであるCPI(米消費者物価指数)の発表待っています。
そのため、金価格はFOMC会合にて金利引き下げを一時停止の軽快で金が買われています。
また、中東の地政学的な問題と中国人民銀行がさらに金の購入を開始したことにより金価格は上昇しております。
原油
中東の地政学的な問題があり、原油価格は上昇を続けています。
アメリカは来年の原油は供給過多になると予想しておりましたが、それを撤回し供給不足になると予測しています。
米エネルギー情報局(EIA)によると、世界の石油消費量は2025年に生産量を日量10万バレル上回る見通しいるようです。このEIAの発表は、国際エネルギー機関(IEA)の見通しとは相反しています。