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散歩の、記録。 そして、思うことをつらつらと。
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#韓国

7年ぶりの訪韓ドタバタ劇【21】京畿道大探検-韓国はやっぱりバス!

7年ぶりの訪韓ドタバタ劇【21】京畿道大探検-韓国はやっぱりバス!

 本当に長々と続けている6月の訪韓記、ようやく「目的としていた訪問地」の周回を終え、あとは余韻の夜と翌日午前の帰国のみに…

 行程の関係で場合によっては「時間がない/別経路での帰路となり訪問すらできない」可能性があり、まともに下調べもしていなかった文山の街が「思わぬ散策」をできてざっくりと見ていたらもう19時半、ここからソウルまで電車で1時間。そろそろ帰らないと…と電車の時刻表を見るも急行電車は

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7年ぶりの訪韓ドタバタ劇【20】京畿道大探検-迷彩の文山を歩く

7年ぶりの訪韓ドタバタ劇【20】京畿道大探検-迷彩の文山を歩く

 長々とやっている6月の訪韓記ですが、ようやく京畿道北部横断的な行程の最終区間と相成り…(前回投稿は↓)

 朝鮮戦争で「消えた」まち2か所を巡り、少し重い心をもったまま、次の行程へと移るべく積城の「いまの街」のバス道へ…

昔の街、戦禍での破壊、そしてその因果となったこと。いろいろと思いを巡らせながら、うっすら夕陽色の中でバスを待つ。

 しかし韓国はすごいな…ここは一応は坡州市内だけど事実上は

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7年ぶりの訪韓ドタバタ劇【19】京畿道大探検-消えた郡・今の地理

7年ぶりの訪韓ドタバタ劇【19】京畿道大探検-消えた郡・今の地理

 いつまで経っても終わらない6月の訪韓記ですが、いちばんの目的地の訪問を終え、このあとはソウルに戻る道中録に…

 日本統治終了後の混乱によって「跡形もなく消えた河港都市」を実際に訪れ、その「跡形もない様子」を実際に見て、気持ちの余韻が残る中…

 この時点で時刻は16時過ぎ、帰りの交通は1.3km先のバス停を17時半頃に出る積城ゆきマウルバスか、ここを18時に出る漣川全谷ゆきの路線バスしかない。

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7年ぶりの訪韓ドタバタ劇【16】京畿道大探検-やらかしからの楊州郡グルグル

7年ぶりの訪韓ドタバタ劇【16】京畿道大探検-やらかしからの楊州郡グルグル

 延々と続けている6月の訪韓記ですが、いよいよ佳境に…

 ということで3日目にして本格的にソウルから遠出し京畿道の都市部の北端となる東豆川のマチをちょっと覗き、ここからバスを乗り継ぎ乗り継ぎで京畿道北部の「西の端」を目指していく算段でしたが「プチやらかし」があり予定が崩れ…

 乗る予定だった場所とは違うバス停だけど運行情報を確認していても一向にバスが現れず(始発地点の出発時刻は決まっているバス

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 7年ぶりの訪韓ドタバタ劇【15】京畿道大探検-まずは東豆川

7年ぶりの訪韓ドタバタ劇【15】京畿道大探検-まずは東豆川

 長々とやっている6月の訪韓記ですが、第14章でようやく旅の半分という…

 本格的な韓国滞在の実質初日となった2日目はソウルを早々に出て京畿道の南東の果てまで行くことになりましたが、3日目は逆向きで北部を放浪する予定を組んでいて、前章はその前段階でのソウル市内探索でした。さあ、北へ向けて本格的に出発!

 急いで降りてきたのは地下鉄1号線北部区間では僅かしかない急行(급행)電車に乗るため。10時

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7年ぶりの訪韓ドタバタ劇【13】高速電車からまた昔の電車へ

7年ぶりの訪韓ドタバタ劇【13】高速電車からまた昔の電車へ

 長々と続けているのに未だ3泊4日の2日目夜の話をしているこのシリーズですが、まだまだ2日目の夜の話を…

 しかし、地下鉄に乗っていたのに何故また地上に出ているのか。まだ東大門どころか往十里でもないのに…

 ソウルスp(ソウルの森)の放送に、つい吸い出されてしまったココは、聖水洞の南東端。おおお見えているのはSMエンタの本社が移ってきた「アクロソウルフォレスト」かぁ…と7年ぶりの聖水洞に感慨し

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7年ぶりの訪韓ドタバタ劇【14】幻の始発駅

7年ぶりの訪韓ドタバタ劇【14】幻の始発駅

 長々と続けております6月の訪韓記、13章にしてようやく2日目の夜という…

 さて夜が明けて滞在3日目の朝、前日が想定外の遠出となり(バスにカメラ置き去り事件)疲れてたのですが一応は起きられてよかったと…

 シャワー浴びて改めて目を覚まして、さあ三日目の朝に出発!

 いつもは路地をそのまま鍾路まで歩き、広蔵市場をチラ見してからどこかに行くのですが今日は趣向を変えて横道へ入り、ソウル恵化警察署

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7年ぶりの訪韓ドタバタ劇【11】やってしまった!からの…

7年ぶりの訪韓ドタバタ劇【11】やってしまった!からの…

 第10章にして3泊4日の「ようやく2日目の前半」という本当に遅々として進まない6月の訪韓記ですが…

 2日目の14時過ぎ、つぎの「水」へと移動開始。中継地の広州市京安へとバスで向かいます。直通便とタイミングが合わなかったので乗継で移動。韓国の都市圏公共交通は乗り継ぎが無料だったり格安だったりするので途中乗り継ぎの行程を気軽に組めるのが有り難い限り。ソウル/首都圏(京畿道)ではバスは30分以内の

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7年ぶりの訪韓ドタバタ劇【10】山と水と、そして峠と…

7年ぶりの訪韓ドタバタ劇【10】山と水と、そして峠と…

 本当に遅々として進まない2024年6月の訪韓記ですが、第10章にしてまだ二日目の昼という……

 二日目は朝から水に係る歴史の址や賑わう市場を見たりしてしっかり「まなび」を得て結構(アタマが)満腹…、ちょっと木陰のバス停で休憩…って暑い!たまらん!!とやってきたバスに飛び乗ります。

 ぜったいにここから乗るはずがないバス停の客が手を振り出したのでバス運転手が慌ててバスを停め乗車時に何か言ってく

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7年ぶりの訪韓ドタバタ劇【9】市が立つ日

7年ぶりの訪韓ドタバタ劇【9】市が立つ日

 遅々として進まない訪韓記ですが、前稿の第8章にしてまだ2日目の午前中という…

 前章で「水から水へ」と言いながらも実物の水とは触れ合えずの炎天下、道を間違え郊外バイパスの歩道をひたすら歩く午前の終わり…

 韓国の大きな交差点、特にソウル市内はあちこちの交差点に設置されているパラソル、ソウル市瑞草区が2015年に独自施策の「交差点信号待ちの日除け傘」として設置、高幅員道路で信号待ちが長いうえに

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7年ぶりの訪韓ドタバタ劇【8】水から水へ

7年ぶりの訪韓ドタバタ劇【8】水から水へ

 ナカナカ進まない7年ぶりの渡韓記、ようやく8章目で2日目の朝に…
(この前の行程は↓に)

 夜遊びから帰って夜食というか夕食というか…を済ませて寝たのが(渡航前に想定していたのを大幅に過ぎた)夜中2時半過ぎ。さて朝起きられるかな…と思ったけど7年ぶりの韓国ということに浮かれたというか気が張ってというか、なんとか無事に起床。目覚ましのシャワーを浴びて、2日目の朝に出発!

 鍾路5街の飲み屋街的

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7年ぶりの訪韓ドタバタ劇【7】Oh...東大門、トンデムンよ...

7年ぶりの訪韓ドタバタ劇【7】Oh...東大門、トンデムンよ...

 仁川空港に14時半に着陸し、あっちやらこっちやらアソコの裏側とか色々と巡っていて遅くなった「ソウル中心市街」入り…

 いろいろあって7年ぶりの渡韓初日の東大門到着が22時過ぎという…

 コロナ禍前だと22時を過ぎた東大門ファッションビルエリア/DDP周辺なんかは「これから買い物して夜中まで遊ぶぞ~!」な観光客がそぞろ歩いていたのに、本当に「ほとんど居ない」のですね…

 DDPのUFO建築も

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7年ぶりの訪韓ドタバタ劇【6】駅を、想う。

7年ぶりの訪韓ドタバタ劇【6】駅を、想う。

 電車に、橋に、いろいろと昔を想いながら歩いてきた7年ぶりのソウルの街。

 ここからは改めて「電車」を想いに、歩を進めます。とはいえ疲れたのと日没かつ夜も更けてきたのでバスに…

 やってきたのは華陽洞、ソウル東部の住宅街&学生街。ごくごく普通の、韓国のまち。

 往十里から巡ってきたちいさな私鉄電車は、ここを通って漢江の広津まで向かっていました。その痕跡を探しに…

 今の建国大学の「うら」を

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7年ぶりの訪韓ドタバタ劇【5】橋に、想う。

7年ぶりの訪韓ドタバタ劇【5】橋に、想う。

 なかなか前に進まない6月の訪韓記ですが、ようやく「まちなか」のハナシにまで進み…

 往十里から色々と見ながら歩き、隙間を抜け、聖水の手前までやってきました。

 古のことを想いながら、川を眺めます。立っている場所は1930年代まで小さな私鉄の木橋が架かっていた場所、その先に見えている橋は木橋の代わりに架けられたコンクリート橋が、拡張されたもの。その脇に並ぶ高架橋は、ちいさな鉄道が生まれ変わった

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