五建ういろでカツカレー?京都の老舗和菓子屋さんで穴場ランチ
数多くある京都のお寺の中でも真っ先に名前の挙がることの多い清水寺。その清水寺へ向かう途中にある和菓子屋さんの五建ういろ。
外郎(ういろう)と呼ばれる和菓子の老舗として、また6月に暑気払いとして古くから食べられてきた水無月(みなづき)の代表的なお店として有名ですが、実は、こちらの五建ういろ、和菓子の販売だけでなく、お店2階部分は喫茶店となっていて和菓子をはじめとしてフードメニューもあって、ご飯もガッツリと食べられる穴場的お店となっています。今回はカツカレーを食べてきました。
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清水五条駅から清水寺へ歩く途中に五建ういろ
今回紹介する五建ういろがあるのは京阪電車の清水五条駅からすぐ、駅を下りて清水寺のある東方向へ坂を5分ほど登って行った場所にお店があります。
こちらの五建ういろは京都でもかなり有名な和菓子の老舗。お店のことを知っていればいるほど、先入観として和菓子のお店という認識になっていると思います。
実際にお店の前に立っても外観を見る限り、和菓子のお店という認識で変わらないと思いますが、よく観察してみると喫茶室の文字。さらにさらに観察してみるとハンバーグやカツ、サンドイッチにオムライスやカレーなどの文字があり、かなり認識が変わってくると思います。
お店の中に入ると正面には和菓子のショーケースがあって、外郎をはじめ色々な季節商品が販売されていますが、その右脇に上の階へと続く階段を発見。
この階段を上るとお店2階部分が喫茶店となっていました。取材を通して何度も京都に通い、お店の前の道も何度も何度も通りましたが、2階がこんな落ち着いた雰囲気のお店になっているのは知りませんでした。でも私以外にもそういう人、かなり多いと思います。
席に座ってメニューを確認すると軽食だけなく、ガッツリとしたフードメニューもあってカツカレーを発見。「京都の観光地周辺にある老舗和菓子屋さんで食べるカツカレー」、注文するまでは特に想定してなかったのですが、よく考えてみるとかなり気になるパワーワードでした。
懐かしいだけじゃなく実用性ありまくりの五建ういろカツカレー
しばらくするとカツカレーの到着。かなりのボリュームカレーっぷり。正直、老舗和菓子屋さんから出てくるカレーとして想定していたカレーよりかなりボリューミー。もっとお上品なカレーが来るかと思っていたので、いい意味で期待を裏切られました。
とりあえず、まずはカツからいただきます。ぶ厚くカットされたカツは、サックリ食感に脂身もほんのりとした甘みで「いい豚を使ってるなー」という感じのカツ。
そしてカレールーの方はドロリとしたタイプのカレー。古き良きや懐かしのと言いたくなるけど、それだけで表現するのは失礼な美味しいカレー。お肉もゴロゴロとまではいかなくてもホロっとしたお肉が入っています。
食べ終わった後に口の中がホワッとしていることに気付いてちょっとピリ辛という優しい辛さで「こういうのがいいんだよ」と言いたくなる、万人に広く勧められるカレーでした。
これにサッパリしたサラダがセットで付いて950円と良心的。味とボリューム、さらには清水寺周辺という立地を考えると、かなりリーズナブルなメニューとなっています。
清水寺周辺として考えるとコスパも素晴らしく、老舗和菓子屋さんすぎて盲点となっている人も多いのか混雑も少な目。老舗中の老舗の和菓子屋さんが穴場的レストランになっているという不思議な立ち位置で清水寺散策前のご飯にイチオシのレストランです。
もちろん喫茶だけじゃないお土産に五建ういろ
今回、老舗和菓子屋さんでカツカレーを食べましたが、お土産にういろうも当然買って帰りました。こちらは販売しているさまざまな種類のういろうを細くカットして、それぞれの味が楽しめるアソートタイプの商品。
ういろうは羊羹よりも柔らかくてムッチリとした食感。かなり強烈に甘さと小豆のゴロっとした質感が 美味しい一品となっています。
ういろうは丸々1本で買うのもいいですが、こういう小さなアソートタイプだと色んな味が一度に楽しめる上に切る手間もいらないので、帰省の際のお土産だけでなく、ちょっとした手土産に使えるのが便利ですね。
【五建 ういろ 本店(五建外良屋) 店舗情報】
住所:京都府京都市東山区五条橋東2丁目18番地1
TEL:075-561-6101
営業時間:9:00~20:00 2階喫茶は17:30L.O
定休日:無休
アクセス:清水五条駅から徒歩約5分
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