勉強と学びの違い

どうも
精神科病院勤務
専門学校外部講師脳神経学
をしてる者です

さて

学びを忘れたら危険
って話

やはり再確認するのは
自発的に学ぼうと思う
学びは無敵やと思うんです

特に目的がないってのが最強なんです

勉強は
目的の為にする作業工程

学びは
自分の知識欲の為にする本能

これが僕の結論です

勉強ってSYSTEMは悲しい
常によく分からん目的が背景にある

テストのため
進学のため
受験のため
就職のため
資格試験のため…

これを否定する気は一切ないですよ

僕が言いたいことは
この勉強という義務教育から強制参加させられるGAMEによって
学ぶ事が忘れられる怖さです

本来、
我々の知りたい！聞きたい！学びたい！
ってのは内から湧いてくる本能です

〜のためにという目的の為の勉強
ってのじゃなくて

とにかく知りたい！
その一心を忘れてはないか

さかな君が
誰に何を言われようとも
ただただ魚を調べ尽くした
図鑑を買い漁り
図書館に入りびたり
水族館に足を幾度も運び…
彼のその行動は決して
〜のために。ではない

ただ、魚が知りたいというだけ

ただ
誰もが彼のように自分の知識欲に純粋に向き合える気質じゃないのも
分かります

　大半の子は
義務教育が開始されると
進学するために
テストで合格するために
目先のやらなくてはいけない強制勉強
を優先してしまいます

確かにこれは
社会で確実に必要なSkillでもあります

大人になれば
もちろん
すべてが興味や本能だけではなく
やらなくてはいけない事
ってのが仕事やらであります

これをもちろん前提としてます

ただ
⚠それだけになってしまう⚠
のが危険って話です

勉強は勉強
仕事は仕事

確かに大事

が、
学びこそ
我々の知識欲という本能を満たす行為なんですよね

これを忘れちゃ悲しいって話

これは他人には操作不可能

自分の内から湧いてくる源泉なので
自分が自分に聞くしかないのです…

学校はそういう意味では
危険な歴史をもってます

戦前、戦中なんかは
軍事教練が最重要
天皇崇拝の修学が根本

学校に小説や講談書やら
学校が定めた教育以外の本を持ち込めば
重犯罪であった歴史は
みなさんも知っておいてください

言論の自由
学びの自由なんて
許されなかったんです

そんなことより
国の1大事
軍部教育が最優先やろ
ってのが学校の歴史

まあこれも確かに一理あるんですがね
国が滅びりゃ全てが終わりやから

なので
勉強という歴史が
強烈に強くなったんですね

その当時

下級生の時は幼年学校
海軍予備生徒に

上級生の時は
陸軍士官学校
海軍兵学校に送り出す事が
最重要であり最優先事項

成績が劣るが
体力があり健康な者は
予科練に送る事とする

これが
そもそも
学校勉強の歴史なんです

全ては軍役、国のために発足したのです

つまり
ここまでで何が言いたいかってシンプル

目的のある勉強の方が重んじられ
人間の知識欲は禁止とされてきた
という事です

この令和になっても
勉強と学びが別けられていない人を
たくさん見ます

やからこそ
社会人になったら
本を読まない
論文を読まない
という悲しすぎる結末を迎える人が
あまりに多い

え？
なんの為に本を読むん？
なんの為に論文を読むん？

という発想は
勉強が前提になってるという事です

〜のために
となった時は勉強の発想です

そんなんより

何か
心より知りたい事はないですか？（；^ω^）

なんでもスマホで調べりゃ全部分かる時代って言いますが

ではなぜ
本や論文が消えないのですか

この人間社会に正解はないからです

スマホで
Googleやろうが
ChatGPTやろうが
Wikipediaやろうが
正解はどこにもない

本や論文にも正解はない

やからこそ
我々の知識欲という本能が
終わる事がないのです

永遠に我々を
知識欲という悦びへと
連れてってくれるのです

魚を調べる事に生涯の大半の時間を費やしているさかな君ですが
彼も毎日のように知らない事が
論文やら図鑑で発見している
知らない事だらけ
とインタビューで答えています

改めて聞きます

あなたがしているメインは
勉強ですか？
学びですか？

僕は
80％は学びで
20％が勉強です

学生時代
お勉強しかやってこなかった者は
社会に出てから学びを知らずに過ごす

結果
本や論文から知れる他人が獲得した叡智に
興味すらもたなくなる