お花見

昨日、3月27日は桜の日でした。
そんな日があったんだ! きっとまた一年後には、そうなんだーと言ってしまいそうですが。

この週末で、満開となったところも多かったようです。
けれども我が家の地域の天候は残念ながら今ひとつ、そんなところもまた多かったようです。

きっと どの地域も同じだと思うのですが、我が家の周りにも多くの桜の木があります。
この時期、あそこもここも一斉にピンク色になりますよね。
普段は気がつかなくても、ああ、こんなところにも桜が、と思わずニッコリします。

近所の桜は、土曜日までは まだ咲き始めで、一週間後には満開になるかな?と思っていたのですが、
日曜日の夕方 見たところ、あっという間に五分咲きよりも多いのでは?となり、
今日、月曜日には もうほぼ満開となっていました。
確かに気温が高い日が続いていますが、それでもあまりの早さにビックリです。

桜の思い出、お花見の思い出は、きっと誰もがたくさん持っていると思います。
ちょうど 別れと出会いの時期、卒業と新たな始まりの時期ですので、
心が動く思い出も きっとたくさんあることでしょう。

私が よく思い出すのは、うん十年前に 社会人になった年、新人としての会社でのお花見です。
大して大きな会社ではなかったのですが、
その会社では毎年、4月に新人の歓迎会を兼ねてお花見をしていました。

その頃、桜は 大体、4月の第一週くらいに見頃を迎えていましたので、
ちょうどいい時期だったのです。

そして、今ではやっている会社はないと思うのですが、
新人がお花見の場所取りをしていました。

花見の場所取りなんて、仕事じゃないというのは まぁその通りだとは思うのですが、
その会社の場所取りというのは、とてもゆるくて、
早朝行って、場所取りをするなどというものではなく、
先輩社員達が、会社近くの公園で場所取りをして、昼間、新人達が交替で ただそこに居ればいいという、
場所取りというよりも、ちょっと昼間のお花見ピクニックのようなものでした。

今週入ったばかりの ひよっこ達はまだ仕事は何も出来ないですから、
この日の歓迎会の為に、先輩達が何もかも手配して、仕事も早く終わるようにと働いて、
新人達は 交替で場所を取られないようにしていてねーというもの。

まだ右も左も、先輩社員達の名前と顔もよくわからないまま、
私達は 交替で、青空と桜の木の下で のんびりと小一時間座って、互いのこともまだよく知らない同志、
のんびりとお喋りをして過ごしていたという、とっても平和な時間で、
世知辛さは全くなく、長閑ないい時代だったなぁと思うのです。

そして夜になって、皆で飲めや歌えやではなく、
先輩達が用意してくれた飲み物やお弁当、サンドイッチなどを 食べながら、
皆でお喋りをして終わった記憶。
今思うと、全く体育会系ではなく、地味でのんびりしていたなと思います。

お花見の思い出は、年を重ねる毎に それだけ増えていきます。
この新人の時のお花見、昼間の青空と明るい太陽と桜と、のんびりした長閑な時間、とても幸せないい時間だったなぁと
後からよく懐かしく思い出します。

どの瞬間、どの思い出も二度と同じことはなくて、その時だけの奇跡。
いろんなことが偶然合わさって出来たもの。
その時は、そう感じなくても、後から あれは素晴らしいことだったんだと、
そんな思い出が、これからもきっとたくさん。

近所の桜で お花見して、おやつは豆打おはぎ。春のお彼岸なので、豆打ぼた餅と言った方がいいのかな？　私は豆打が大好きで、とっても美味しかったです。

こざるカフェは、今日も ゆっくりゆっくり
のんびり 穏やかに時間が流れていきます。

読んで下さって、どうもありがとうございます。
今日このnote、最初upした時に、ネットかPCか不具合で 上手く写真がup出来ずに文章のみで、最初に覗いて下さった方々、大変申し訳なかったです。

よい毎日でありますように(^_^)

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