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1999生まれ コーヒー焙煎所店員 ディカプリオが劇中で言っていた「人生は贈り物」…

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1999生まれ コーヒー焙煎所店員 ディカプリオが劇中で言っていた「人生は贈り物」という言葉を大切にしています

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恋は僕を盲目にさせる

片想いをして5年ほど経っただろう。でもその彼女は去年結婚した。 とうとう想いを伝えられなかった。 ご飯を食べながら君は、今度結婚するんだ。と呟いた。どんな思いで伝えてくれたんだろう。 少し寂しげな君の表情は僕を困惑させていた。 君と初めて出会ったのは専門学校。たまたま同じクラスになった。3年間クラスメイトは変わらないのだけれど、僕が君と初めて話したのはたしか2年生だった。 1年生のころは連んでいたグループが全く違い、話す機会も全くなかった。正直、名前も顔も全然分からなかっ

    • 黄昏スクール

      この黄昏スクールには、様々な悩みを持った人々が集まる。 最近多いのは、「後悔」した。という声が沢山聞こえる。 そもそも、後悔という言葉の語源を辿ってみよう。 してしまった事について、後から悔やむこと。 後悔とは、起きてしまった出来事を後になって悔やむということが語源となっている。 僕の今までの人生は後悔の連続だった。 もっと勉強をしておくべきだった。英語を話せるようになりたかった。海外へ留学へ行きたかった。友達ともっとたくさん遊んでおけばよかった。好きな人に告白をす

      • ちいさなしあわせ

        1日の生活の中に小さな幸せが沢山転がっている。 たとえば、朝起きて好きな朝ごはんを食べること。出勤するまでぼーっとテレビを見ながらコーヒーを飲む時間。通勤中の好きな音楽たち。自分で作ったお昼のお弁当。家に帰った安心感。夕食を食べて録画していたドラマを観る時間。お風呂から出て缶ビールを開けて飲んだ一口め。寝るまでの自由時間。ちょっとだけ好きな人のことを思う時間。 こうして僕の1日は幸せに包まれて今日が終わる。 西洋のことわざで好きな言葉がある。 『一日だけ幸せでいたいな

        • 大事な思い出には付箋を

          忘れられない思い出というのはきっとある。 僕の心の中にも忘れてはならない言葉の思い出や風景、情景、恋をしたことなど、思い出すと幸せになるような出来事が本当に沢山あるのだ。 25歳になった僕は、数々の幸せな思い出に付箋を付けていくことにした。 心に響いた思い出には黄色い付箋、懐かしい風景や目で見て忘れられない思い出には青い付箋、恋をしてドキドキした思い出には赤い付箋。 一つ一つ大切に付箋を付けていくうちに、何もないと思い込んでいた自分には数え切れないほどの付箋を付けていけ

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        恋は僕を盲目にさせる

          修学旅行

          京都には毎年たくさんの修学旅行生が訪れる。 京都駅や市バスの中 清水寺には本当に多くの学生で溢れかえっている。 両手にはたくさんのお土産を抱えて、嬉しそうにお土産選びを楽しんでいた。 10年前、中学3年生だった僕の修学旅行先は東京散策と山梨県の山奥のキャンプ場のような場所に泊まった。 1日目は名古屋から新幹線で東京駅へ向かい、観光バスに乗り換え東京ディズニーランドへ向かった。 お昼から閉園近くまで自由行動で遊び放題だ。 元々、東京生まれで3歳ごろまで東京に住んでいて、

          修学旅行

          東京

          東京にも緑ってあるんだ。 都内を歩いてる君がそう呟いた。5月の新緑が美しくよく晴れた日のこと。 オフィス街を抜けたところに大きな公園があり、平日の昼前にもかかわらず散歩をしていたり芝生で寝転んでいるカップルや運動をしている人が沢山いた。 ぁあ、東京っていいな。 僕は東京で生まれ、3歳まで東京に住んでいた。もちろん記憶はない。だが、東京に遊びに行くとなんだか懐かしい気持ちになる。 地方にはない東京の空気というものを感じるのは僕だけだろうか。僕の生まれ故郷は東京なのだとしみじみ

          桜が咲くころ

          毎年、この季節になると君のことを思う。 僕にとって桜が咲く季節は特別なものだ。 高校の入学式の春、学校の近くの公園で君と出会った。 同じ制服を着て道に迷っていた僕に声をかけてくれた。「〇〇高校ならココを曲がって真っ直ぐ歩いたところです」。それが君との初めての会話でした。 春の風がそよそよと彼女の髪をなびかせ、君は雲ひとつない空を見上げた。 その横顔があまりにも美しく、一目惚れをした。 クラスは違ったけど、クラブ活動が一緒だった。 写真部に2人揃って入部した。ペンタックスの

          桜が咲くころ

          失う未来なんてこないで?

          僕はキミが好きだ。たぶん、キミも僕のことを好きでいてくれている。これはきっと、とても幸せなことなんだ。 キミと初めて会話をしたのはインスタのDMだった。お互いに写真が好きで、互いの写真を褒め合っていた。 好きな音楽も一緒だった。スピッツ、ミスチル、あいみょん、etc... こんなにも好きなことが合う人に出逢ったのは初めてだ。一瞬でキミのトリコになっていった。 「私たち、付き合えば楽しいカップルになれるよね。」 キミはそう言ってくれた。こうして僕らは付き合うことになった。

          失う未来なんてこないで?

          三三七拍子

          ツッツったんツッツったんつつつつツッツったん 三三七拍子のリズムに合わせて胸の鼓動が鳴り響く。 これは楽しいことや嬉しいことがあった時に鳴り響く音であろう。 逆に嫌なことがあった時の音はどんな音だろう。 何かが壊れる音?崩れ落ちる音?いずれにせよあまり聞きたくはない音だ。 僕は自分の性格はポジティブだと思う。 というかポジティブにならなければいけないと思った。 なぜならば、ポジティブであることはメリットが多い。表情が明るければ毎日が楽しい。楽しい顔をしていれば人を不快にさ

          三三七拍子

          きっと忘れない

          ねえ、10年後の未来の自分に今日あった出来事を話すとしたらどう話す? と、真剣な眼差しで僕に問いかけてきた。 「そうだな。今日はいつも通り仕事して定時で帰ってきたよ。」そのくらいしか思いつかないな。 あ、今日は爽やかな秋晴れだったよ。仕事の休憩中に空を見上げてたよ。仕事中にどんな文章を書こうか考えてた。 題名は、尾崎豊の曲名から取った言葉だ。 「忘れない」よりも、「きっと」を前につけるのがなんとも尾崎らしい。 普通に働いて普通に家に帰ってご飯食べる。それが一番大切なことな

          きっと忘れない

          日曜日のパン

          カンパーニュが好きだ。その理由はカンパーニュの名前に由来している意味が、古風で良いと思う。 カンパーニュとは、フランス語で「田舎」。 そう、田舎のパン。 各地方で古くから愛されているパンの一つらしい。 それはさておき、なぜ日曜日のパンなのか。 平日は仕事をしているので、なかなかパンを作る機会がないのです。 日曜日にパンを作ることで明日への活力となり、曜日を忘れないために僕は作る。 光GENJIの曲の歌詞のなかに、「テーブルのいちごジャムほどの甘さを乗せて」という歌詞が好

          日曜日のパン

          全力な君

          君って、いつも何事にも全力だよね。 僕は君にそう言った。大きな声で挨拶できるし、ハキハキとしていてとても気持ちがいい。 そんな君もとても素敵だよ。 だけどね、ちょっとだけ天然で笑うと顔がくしゃくしゃになるところ、そんな表情に僕は心を打たれたんだよ。 ねえ、あれからどうしてるの? きっと君はいつもみたいにくしゃくしゃな笑顔と大きな声で全力で日々を過ごしているのだろうか。 もう一度君に逢えたら、、、 その時は、、、 日本中いや、世界中の誰よりも「好き」だと叫ぼう。 この

          全力な君

          戦う戦士たち

          人は皆それぞれ何かと戦っている。 仕事、勉強、人間関係、 お疲れ様。よく頑張ったね。 朝起きて、仕事や学校に行く準備をしてそれぞれの行き先へと向かう。 何気ないことだけど、実はとてもすごいことなんだよ。 だから、せめて日曜日くらいは皆んなが自分のための時間を持って過ごしてほしい。 そうじゃないと、戦えないよ。

          戦う戦士たち

          カティ賞

          人生で、初めて短歌の賞をいただきました!! ライラック杯は偶然noteで見つけ、参加を決めました。 結果はどうであれ、参加することに意義があると感じました! そして、良い結果となり嬉しく思います!! 自分でもこの短歌は1番の自信作でした。卒業や旅立つ人へのお祝いやあなたの進む道は春風のように美しくあってほしいと願い書きました。 季節は移ろいゆくものですが、変わらない君の背中がこの先も見れたら良いなと思いました。 この賞を糧にこれからも頑張ります。ありがとうございました

          カティ賞