きっと忘れない

ねえ、10年後の未来の自分に今日あった出来事を話すとしたらどう話す？
と、真剣な眼差しで僕に問いかけてきた。

「そうだな。今日はいつも通り仕事して定時で帰ってきたよ。」そのくらいしか思いつかないな。
あ、今日は爽やかな秋晴れだったよ。仕事の休憩中に空を見上げてたよ。仕事中にどんな文章を書こうか考えてた。
題名は、尾崎豊の曲名から取った言葉だ。
「忘れない」よりも、「きっと」を前につけるのがなんとも尾崎らしい。

普通に働いて普通に家に帰ってご飯食べる。それが一番大切なことなのかもしれない。
僕はこの文章を書きながらそう思った。

10月も下旬に差し掛かる頃だが、やっと秋らしく朝も肌寒く夜も寒い。外を散歩すると、金木犀の香りが町を彷徨う。ボディソープも金木犀の香りのするものを買ってみた。
この頃、金木犀の人気は高まってきている気がする。それとも幼い頃は金木犀の香りなんて気づいていなかったのかもしれない。あと数週間もしたら金木犀も終わり紅葉が美しい季節になるだろう。

普通で平凡な1日だと思ったけど、文章にしてみると意外と書きたいことがあってびっくりした。笑

冒頭にあった10年後の自分へ
まず最初は、苦手な人は苦手でいいからあとはそれ以上考えないこと。
好きな言葉を綴って好きなことだけ考えて1日を終えてもよし。
自分を守れるのは自分しかいないから、ちゃんと自分だけを見ていてね。
10年後の自分、よろしくね。