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オンサイトについて考える
Jack and the Beanstalk On-Site by Sho Aita /
盲目のクライマー會田祥さんの「ジャックと豆の木」オンサイトトライを見た。
25:58の動画~僕にはあっという間だった。
オンサイトとはそのルートの一切の情報を得ず、初見で落ちずに登りきること
隣のカサブランカを登っている映像もあったので、この岩場(花崗岩)の岩質やクラックの癖などは学習済み、インストラク
トラッドへようこそ その4
今日はスモールカムについて~
その3でBD社のキャメロットを使って、SLCDの基本的なセットをお話しました。
最初に1番を買えば2番,3番と大きいのを揃えていき、次は0.75や0.5と小さいカムが欲しくなります。しかし、僕は0.4までしか持っていません。
前回、キャメロットの長所をお話ししましたが、小さいサイズではダブルアスクル(2軸)がヘッドが大きくなるために逆に短所になります。スモールカム
トラッドへようこそ その3
今日はSLCD(カム)のセットのお話です。よく初めて買うのなら何番のサイズがいいですか?という質問を受けます。この質問の回答は後回しにして、今日はカムの中でも最も使われているブラックダイヤモンド社のキャメロットでお話を進めていきます。キャメロットが普及したのには理由があってダブルアスクル(2軸)でありながらシングルステムでワイドレンジとしなやかさを両立させたところにあります。このライトウエイトモデ
もっとみるトラッドへようこそ その2
今日はご質問をいただきましたので、SLCDの基本編~ギアラックからの外し方です。
まず、クイックドローと同じようにギアラックから取り外すとこのようになります。このままクラックにセットしようとすると上下逆なので、両手か口を使って持ち替えなくてはなりません。
僕は今まで自己流で持ち替えていたのですがメーカーのサイトに正しい外し方がのっていました。
まず、カムをギアラックにつけたまま、サムループに親
みんな違って、みんないい
クライミングジムで一番よく聞かれるのが「この課題の正解ムーブ教えてください」って質問です。「実は正解ってないんですよ」
「・・・・」
「設定ムーブっていうのはあるんですが、好きなムーブで登ってもらっていいですよ」って答えるとみんな面食らった顔をされます。
そもそもクライミングって、小さな子供から、大きなオトナまで、同じ壁、同じ条件で遊べる稀有なスポーツなんです。ですから、みんな同じように登れ
軽量カラビナについての考察
昔同じタイトルでブログに記事を書いてから、10年たったので現在の状況を調べてみました。ここでいう軽量カラビナとは・・・
1.クライミング用に限る
2.30g以下である
3.充分な強度がある
4. ハンドリングがいい(クリップがしやすい&回収がしやすい)
結論から言うとCT(クライミングテクノロジー)のフライウエイトEVOがメジャーアクシス25KNでトップになりました。軽さではカンプのナノ22が
「COLORS」という考え方
今日はクライミングジムのルートセットについて考えてみます。クライミングジムとよばれる人口壁が日本で初めて登場してから32年(*注1)、今ではルートセッターというコースをつくるのが専門のプロフェッショナルの存在も知られるようになってきましたが、もともとは壁にいろんなホールドをつけていって後からスタッフやお客さんたちで登るコースを作っていました。
ホールドをつけて完成した壁の写真を撮影してPCで