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プライドを傷つけてしまったおバカなわたし

ちょっとしたことですが、わたしにとっては大事件でした。

就労移行支援事業所、りんりんでのお話です。

いつも大切な仲間たち

りんりんに通っている人には、繊細な人が多いわけで。

なのに、うっかり忘れていたのです。

役に立ちたいと思って言ったことが、

Pさんを傷つけてしまうことになるとは。

態度や顔に出さないようにしてくれた、

けれど痛かっただろうなと想像出来ます。

いつも通りにお茶を入れて

スタッフさんに相談するのはちと怖い。

どうしようと思いつつ、翌朝を迎えて。

この日はPさんが診察でお休みでした。

お昼休みには、いつも通りに、

お茶を配ってお箸の準備をして。

みんな、ありがとうと言ってくれた。

ありがとうと言ってくれて、ありがとう。

ちょっと気持ちが楽になります。

いつも通りには通えなくて

とはいえ、いたたまれないというのはこのことです。

申し訳なくて、合わす顔がない。

という理由で、

次の日は在宅訓練にしました。

優しいPさんを傷つけてしまった。

会いたくない。

いや、会えない。

どうしたらいいのかわからなくて困っていたら、

ふと、友達のことを思い出しました。

いつもこういう話は

友達Cを思い出したわたしは偉い。

でも、友達Cは異常に忙しい。

考えた末に結局、長いメールを出しました。

大切な人のプライドを傷つけた、と。

いつも目が覚めるような

数時間後に、

忙しいだろうに、長くて丁寧なお返事をくれました。

「10-0ではない」という言葉が思い出される、と。

物事の責任は10対0ではないということ。

あと、わたしがやっちゃったことは「失敗」なんだよ、

失敗しても進むしかないんだよ、

と後押ししてくれました。

いつもひとりで思い込み

翌朝になり。

ドアを開けて大きな声で挨拶をする。

みんなでラジオ体操をして、掃除をする。

プログラムの前に、

トランプで軽い遊びをする。

この時、奇跡が起ったかのように、

Pさんが、

わざわざわたしの隣に座ったのです。

いつもと同じ理由で

とはいえ。

Pさんがこの位置を選んだのは、

ライバルRさんの右隣だからです。

ここなら勝つ確率が上がるのです。

別にわたしの隣を選んだのではない。

作戦通り、Pさんが勝ち抜けました。

いつもの優しさで

ヒマになったPさんは、

なんとわたしの手札を見て、

アドバイスをくれるのです。

嫌われてなかった…。

話しかけてもらえて嬉しい。

ところがアドバイスがたくさんで、

覚えきれないところがオバサンです。


明日、また教えてもらいます。



他人のプライドを傷つけるのも、気にしていないことが伝わってきたのも、全部、言葉でした。

話すことは大切で、話さないことも大切で、言葉のチカラというものをハッキリと見た思いです。


なんか、いろいろあるなぁ。



イラストは「みんなのフォトギャラリー」からお借りしました。言葉がはかなく、かつ、重要だということを、イラストを見て再認識したわたしです。温かくて素敵なイラストをありがとうございます。





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