井坂 航 (Kou Isaka)

Rugby Coach, Analyst 八千代RFC→上海双龍, Shanghai …

井坂 航 (Kou Isaka)

Rugby Coach, Analyst 八千代RFC→上海双龍, Shanghai RFC→早実→早稲田 ~'22 WG昭島→'22 GR東葛 各種リンク→ https://linktr.ee/kou_isk

マガジン

  • 戦術的ラグビー観戦入門

    「ルールは覚えたけど、やっぱりラグビーはよくわからない...」という方から指導者の方まで対象を幅広くラグビーの戦術について解説していきます!

  • コーチ、アナリストとしての私

    日記のようなものから指導者向けの哲学的な話まで色々と詰め込んでいます

  • FWのためのマガジン

    全記事無料で公開しておりますが、少しでもいいなと思ったら購入していただけると泣いて喜びます

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スクラムの哲学、理論

久しぶりのnoteの更新となってしまいました。 以前記事にしたスクラムの理論の紹介よりも詳細に自分の考え全てをぶつけられる決定版を作りたいと思い、執筆に至りました。 今回は需要と適正価格の調査のため有料でnoteにまとめたいと思います。 今回のnoteを読む前にまずは上の二つの記事に目を通してもらえると幸いです。 もちろん今回はこれらよりも細かい話に突入していくのですが、事前知識として読んでいただけると今回のnoteも理解しやすいのではないかなと思っています。 それでは

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    • noteに書くお題を探してまーす!こんなこと知りたい!というものがあれば教えてください!!

      • モールってなに?すごいの?

        こちらのマガジンではお久しぶりの投稿となってしまいました。 トップリーグでは最後のトーナメントが始まったということもあり、ラグビーを目にする機会が増えたのではないでしょうか? リーグ戦を何試合か見て、ラグビーがどんなスポーツかなんとなくわかったよーというかたも多いと思います(そう信じたいです) 広いスペースを猛スピードで走っていくプレーは比較的わかりやすいなと思っていても、大柄なひとたちがゴール前でごちゃごちゃしている時って何をしているのか分かりづらくないですか? し

        • 根無し草ならではの悩み?

          今日は全くラグビーに関係はないのですが、僕がたびたび感じる悩みについて書いていきたいと思います。 この悩みを書いていくにあたって、自分の生育環境を説明する必要性があるので簡単にまとめます。 兵庫県神戸市生まれ (両親は兵庫県民) ↓ 幼稚園年中で千葉に引っ越し ↓ 小学校5年生で上海に引っ越し ↓ 中3で東京に引っ越し(今に至る) この通り、僕は人生の大半を関東で過ごしています。 しかし、家族がコテコテの関西人なので、家での会話は関西弁です。 そのせいで、千葉に住んでい

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        スクラムの哲学、理論

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        記事

          2020年の振り返り

          今年は社会的にも個人的にも色々なことがあったので1月から振り返っていきたいと思います。 1月この頃はコロナもなかったこともあって、頻繁にICUの練習に顔を出していました。授業と練習の二つしかカレンダーに書いてなくて少し驚いています... 2、3月2月は初日からB級コーチ講習会のための申し込みがありました。 この時は今年中にB級になれると思っていたのですが、まさかコロナが来るなんて... ICUとしては昨シーズンの締めくくりとなるOB戦に臨み、最終学年の追い出しも無事に行え

          2020年の振り返り

          コーチとしてのオファー大歓迎!!

          僕は現在栗田工業ウォーターガッシュでアナリストとしてのキャリアを歩んでいます。 しかし、同時にコーチとしてのキャリアを続けていく道を模索しています。 むしろ、コーチとしてどのように生き残っていくのかと言うことが喫緊の課題です。 コーチを続けるためにはやはり、コーチングをする場が必要です。 ですので、常にオファーをお待ちしております!! 分析的な目線を活かした、戦術から逆算してスキルを落とし込んでいくコーチング、学びの環境づくりやチーム作りに重きをおいたコーチングをモット

          コーチとしてのオファー大歓迎!!

          一塊のスクラム

          スクラムの現場では常に意識されていること。 しっかり味方同士が密着して一塊(ひとかたまり)になれているかどうか。 この問いかけ、実はとてもトリッキーだと思います。 「一塊って具体的にどう言う状況!?どうやったらなれるの?」 一塊の定義、どう組むことが正解なのか。 一塊になれなかったときは何が問題なのか。 選手の頭の上には常にはてなマークが浮かぶと思います。 考えさせること自体は大切ですが、一塊の定義と組み方のイメージは先に共有しなければなりません。 0から最高のスクラ

          一塊のスクラム

          クラブの価値

          これは僕が昔から考えていたことであり、自粛期間中にいっそう深く考えたことです。 All or Nothingという、マンチェスターシティーというサッカークラブの大躍進の舞台裏に密着したドキュメンタリー番組がそのきっかけです。 Amazon Primeで見ることができるこの番組では、監督と選手との関わり方、選手同士の関係、そして、クラブとファンの関係が描かれていました。 監督がどのように選手とコミュニケーションをとるか、選手同士のどのような関係が好ましいのか、クラブとファン

          クラブの価値

          元BKがスクラムを理解するまで

          ごめんなさい。今日はスキル的な記事ではないです。 今日は現役時代をBKとして過ごした僕が、スクラムをどのように学んだのかということについて書いていきたいと思います。 100%ノンフィクションでお届けします。 この記事を通して僕が伝えたいメッセージは「何を勉強するにもまずは基礎から」という当たり前のことです。 ただ、自分の経験していないポジションのプレーを勉強するのは何から手をつけたらいいのか分かりづらいと思います。 そこで僕の経験が同じ悩みを持つ人たちの一つのロードマップ

          元BKがスクラムを理解するまで

          SOのための流れ方講座

          具体的な話はしたくないなんて記事を書いておいてなんですが、岸岡さんのツイートを見て創作意欲が湧いたのでマイクロスキルについて書きます。 共感しかありません。 流れてはいけないという指導は今はそうでもないのかもしれませんが、少し前はかなり一般的なものだったと思います。ただ、実際は流れることによって得られるメリットがたくさんあるため、一概に流れることが悪だと言い切るのは早計です。 流れることを否定しないまでも、効果的な流れ方を教える人もそれほど多くないのではないでしょうか?

          SOのための流れ方講座

          若手コーチ、アナリストについて

          今回は、最近僕が常々感じている違和感について書きたいと思います。 タイトルにもある通り、若手コーチやアナリストを取り巻く環境に関する違和感です。 Twitterで #ラグビーを止めるな2020 に関するツイートを見ている中で選手とスタッフの扱いの差というものを感じました。もちろん、この企画自体に関しては特に何も違和感を感じませんし、いい取り組みだと思っています。 ただ、選手の動画や選手の情報発信に対する世間の目にひたすらに違和感があります。 有名選手が発信する情報が必ず

          若手コーチ、アナリストについて

          具体的な話をしない理由

          タイトルとして短くまとめたかったのでこう書きましたが、実際は「具体的な話を好まない理由」くらいが適当なものかなと思います。 この理由を説明する前に、1度僕の理想とするラグビーを知ってもらいたいと思います。 ①相手にボールを持たせない ②敵陣ラインアウトからのリスタートに繋がらないキックは使わない ③ダブルタックルをされない ④セットプレーからは毎回ペナルティーを獲得 ⑤(DFはない前提ですが)DFは全てアンブレラ はい。無理ですよね。 これだけのことを全て成し遂げられる

          具体的な話をしない理由

          DFの崩し方

          今回は「どのようにDFを崩すのか」ということについて書いていきたいと思います。 この問題について考えるときにはまず、「DFが崩れている」というのはどういう状況なのかを理解しなければなりません。 ◇DFが崩れている状態とは◇一言で表現するならば「物理とルールの制約的にATを止めることができない状態」ではありますが、DFにはサイクルがあるため、そのうちのどの段階が崩れているのかということも考える必要があります。 DFのサイクルの図 セット:文字通り、正しくDFセットをする

          スポーツアナリストとは

          スポーツアナリストと一口に言っても色んなタイプがあり、定義することがとても難しいと感じたので、一般社団法人日本スポーツアナリスト協会の言葉を引用させていただきます。 "選手及びチームを目標達成に導くために、情報戦略面で高いレベルでの専門性を持ってサポートするスペシャリスト" http://jsaa.org/sports-analyst/ より 情報戦略面でサポートすることが役割とのことです。 相手がどのようなプレーをしてくるのか、レフェリーはどんな癖を持っているのか、練

          スポーツアナリストとは

          コロナ禍ルール適用後の戦術を考察

          突然のことでびっくりしましたが、新型コロナウイルスの影響で試験的ルールが提案されましたね。 驚きすぎてザーッと一気に考えをツイートしてしまいました。 このルールは各国が国内リーグにおいて導入するかどうかを選択することが出来るようですが、今日はこの試験的ルールが導入された場合の戦術について考えていきたいと思います。 ↓試験的ルールの詳細はこちらからダウンロードできます↓ https://playerwelfare.worldrugby.org/?documentid=22

          コロナ禍ルール適用後の戦術を考察

          僕なりの試合観戦法

          最近、高校生や中学生と一緒にラグビーを見ていてよく聞かれることがあります。 「試合を見るときにどこを見ればいいですか?」 結論から言うと、どこを見れば良いというものはないと思いますが、ある程度試合の流れやゲームの構造を理解するために個人的に意識しているチェックポイントがあるので、今日はそれを紹介していこうと思います。 チェックポイントはどうでもいいよ。という方はまとめだけでも読んでいってください!! ※あくまでも個人の感想です。推奨するわけではありません。 ◇キック

          僕なりの試合観戦法