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FWのためのマガジン

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記事一覧

スクラムの哲学、理論

久しぶりのnoteの更新となってしまいました。 以前記事にしたスクラムの理論の紹介よりも詳細に自分の考え全てをぶつけられる決定版を作りたいと思い、執筆に至りました。 今回は需要と適正価格の調査のため有料でnoteにまとめたいと思います。 今回のnoteを読む前にまずは上の二つの記事に目を通してもらえると幸いです。 もちろん今回はこれらよりも細かい話に突入していくのですが、事前知識として読んでいただけると今回のnoteも理解しやすいのではないかなと思っています。 それでは

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一塊のスクラム

スクラムの現場では常に意識されていること。 しっかり味方同士が密着して一塊(ひとかたまり)になれているかどうか。 この問いかけ、実はとてもトリッキーだと思います。 「一塊って具体的にどう言う状況!?どうやったらなれるの?」 一塊の定義、どう組むことが正解なのか。 一塊になれなかったときは何が問題なのか。 選手の頭の上には常にはてなマークが浮かぶと思います。 考えさせること自体は大切ですが、一塊の定義と組み方のイメージは先に共有しなければなりません。 0から最高のスクラ

スクラム論

先日こちらの記事を書いてみたところ、思いの外反響がありとても驚きました。 それほどにFWに関する情報が世間には不足しているのかなと感じ、Twitterで改めて確認してみたところそのような傾向がありそうでしたので、今回はスクラムについてガシガシ書いていきたいと思います。 この記事を通して伝えたいメッセージ僕は毎回記事のまとめが微妙になりがちなので、先に明確にしておきたいと思います。 ・スクラムは体重の勝負では無い ・FW目線のアウトプットが増えてほしい この二

BKもFWのプレーを学ぶべき

久しぶりの投稿になります。 今回はFWのプレー(主にラインアウトとスクラム)について簡単に解説しながら、BKもこれらのプレーについて学ぶべきだと思う理由を述べたいと思います。 セットプレーを理解する意義ラグビーは他の競技と違い、スクラムやラインアウトという、ボールを争奪することのできる、セットプレーというものを持っています。 これはラグビーと他のスポーツの大きな違いではないでしょうか? 反則を犯した側にもボールを取り返すチャンスがあるのです。 このラグビーの大きな特徴

フィジカルモンスターの作り方

フィジカルが強いのは大柄な選手だけでしょうか? 筋肉をつけて体重を重くすれば、フィジカルバトルで負けないようになるのでしょうか? 答えはNOです。 どれだけ筋肉があって体が大きくても、100%体を使いこなせている選手は本当に少ないです。 トップレベルの選手であってもフィジカルバトルにおける伸び代を感じることは多々あります。 これは育成年代から大柄な選手に対して正しく向き合って来なかった指導者の責任であると思います。 育成年代において周りよりも早く体が成長する選手は重宝さ

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戦略はラインアウトで7割分かる

タイトルで大きく出ましたが、最近僕は本当にこう思っています。 流石に7割かどうかは調査していませんが大体わかります。 ラインアウトからチームの戦略を考える時には相手のナンバーとそこからの3フェイズを見ることが大事です。 この記事ではラインアウトでいかに獲得するかではなく、獲得した後の狙いは何かという点にフォーカスしながら書いていきます。 ◇ALL men◇ALL menラインアウトをチョイスする理由: ・BKに55mの幅でATさせたい ・相手FWのDFスタート位置を1