【入試問題解説#4】私立武蔵中学校(2022年/大問3)
こんにちは。
今回は、中学入試や大学入試の問題解説をおこなっていきたいと思います。
第4回の今回は、中学入試問題を取り上げます。
今回、扱う問題は私立武蔵中学校の2022年度の入試問題です。
問題
今回、取り上げる問題はこの問題です。
ぜひ、解いてみてください!
目標時間は10分です。
↓↓↓↓↓↓解答・解説↓↓↓↓↓↓
解答
(1) (4,8,9)、(5,7,9)、(3,4,5,9)
(2) 16通り
(3) 44通り
解説
(1)
この問題において、重りは「3gから9gまで1gごと」に重りがあります。
その重りの合計は、42gであるとわかります。
「等しく」とあるので、A,Bにそれぞれ21gずつ重りが乗ればいいことがわかります。
問題文より(=仮定)Aに9gの重りがのっかっていることは確定しているので、それ以外に12gのおもりを乗せなければなりません。
上の6つの重りから5つ以下(Bにも重りが乗るため)を選び、合計が12gになるようにします。
すると、以下の組み合わせが考えられます。
(4、8)
(5、7)
(3、4、5)
より、これらに9gを加えた物が答えになります。
答え:(4、8、9)(5、7、9)(3、4、5、9)
(2)
「BがAより重くなる」とあるので、Bには22g以上をのせなくてはなりません。
9gはAに固定です。
上の6つの重りから6つ以下(Aの9gは考えているため)を選び、合計が22g以上になるようにします。
<1>6つ使う場合。
(3、4、5、6、7、8)の1通り
<2>5つ使う場合(=一つ使わない場合)
6つの合計は33ですので、11まではAにわたしても良いことがわかります。
すなわち、5つ使う場合は以下の6通りが考えられます。
(3、4、5、6、7) *8未使用
(3、4、5、6、8) *7未使用
(3、4、5、7、8) *6未使用
(3、4、6、7、8) *5未使用
(3、5、6、7、8) *4未使用
(4、5、6、7、8) *3未使用 の6通り
<3>4つ使う場合(=二つ使わない場合)
6つの合計は33ですので、11まではAにわたしても良いことがわかります。
すなわち、Aにあげる二つの組み合わせは以下のものが考えられます。
(8、3)
(7、3) (7、4)
(6、3) (6、4) (6、5)
(5、3) (5、4)
(4、3)
より、9通り
<4>3つ使う場合(=3つ使わない場合)
6つの合計は33ですので、11まではAにわたしても良いことがわかります。
かりに、3つの数字をAに分けるとした場合、その最小値は(3、4、5)の12となり不適となります。
よって、求める答えは、1 + 6 +9 = 16 で、16通り
答え:16通り
(3)
これまでの問題より以下の情報がわかっています。
・ABが同じ重さの場合…3通り
・Bの方が重い場合 …16通り
すなわち、ABのおもしの並べ方全通りから、これまでの19通りを引くことで、答えを導き出すことができます。
かならず、最低一個はおもしが乗っていなくてはならないので、並べ方の全通りは以下の式によって求められます。
(9がAにある&他は自由の並べ方)ー(全部Aにのっかっている並べ方)
(1 × 2 × 2 × 2 × 2 × 2 × 2 × 2 × 2)ー(1 )
=64 ー 1
=63
より、全ての並べ方は63通りですので、求める答えは以下の式で求められます。
63 ー ( 3 + 16 )= 44
より、答えは44通りです。
答え:44通り
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、私立武蔵中学校の問題を取り上げました。
今回の問題はの(3)は余事象の考え方を知っていると楽になる問題でしたね。知らないと、時間がかかってしまうかもしれません…
今後も取り上げてほしい問題があれば、コメントにてお伝えください。
最後に
記事を見つけてくださりありがとうございました。
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