見出し画像

2022Jリーグチーム別考察#60 ~鹿児島ユナイテッドFC編~

 みなさん、こんにちは。
 ついに今年のJリーグも開幕し、気分も高揚していることでしょう!
 今回は、2022シーズンの各クラブの戦力や目標を見ていきたいと思います。
 今回は、鹿児島ユナイテッドFC編です。
 なお、情報は全て2022年4月5日現在です。
 なお、画像は肖像権、著作権対策のため、加工しています。

なお、記事は¥100を設定していますが、全文無料公開しています。応援していただける方は、無理のない範囲でお願いします。

クラブスタッフ

選手の移籍

スカッド評価

 ここでは、今シーズンの鹿児島ユナイテッドのスカッドを評価していきたいと思います。
 「継続性」以外の全ての項目で18点満点で評価したいと思います。
 評価した後に、理由を述べていきます。
 なお、点数はJ3 1位を18点とし、2位を17点…。18位は1点となります。
 「継続性」は監督の就任年数×3をしています。

スタッフ 5点
継続性 3点
GK 4点
DF 12点
MF 14点
FW 12点
合計 50点(8位)

スタッフ

評価:5点

 今季より監督には新たに、大嶽監督が就任することになりました。これまでの経歴で見ると、横浜Fマリノスや京都サンガでコーチを務めた後、明治学院大学で監督としてのキャリアをスタートさせました。昨季までは、伊賀フットボールクラブくノ一で監督を務めていました。Jクラブでの監督経験はなく、自身初のことになります。
 コーチングスタッフを見ても、多くのスタッフに入れ替わりがありました。
 しかし、みんながみんなJクラブ初挑戦かと言えばそうではなく、他のJリーグクラブで指導者キャリアを歩んでいたスタッフが多いということは好印象です。特に、ヘッドコーチの大島コーチは昨季から継続して鹿児島ユナイテッドに在籍しており、クラブの状況や選手との信頼関係もある程度あるというのはポジティブな印象で、このような評価にしました。

GK

評価:4点

 昨季は、ベテランの大西選手が23試合、白坂選手が5試合も先発という結果になっており、あくまでも守護神は大西選手という状況でした。今季にかけては、この両選手は残留をしています。出場機会のなかった岩崎選手が退団し、有望株の泉森選手が加入をしています。
 開幕より、白坂選手がスタメン、泉森選手がベンチ入りとなっていますが、この3選手の実力に大きな開きはないのではないかと考えています。どの選手も主力になる可能性も秘めているということですし、逆に言えば「絶対的守護神」がいないということでもあり、弱点にもなりうるポジションであると思います。

DF

評価:12点

 昨季までの主力選手の中で、移籍をしたと言える選手はおらず、戦力値の維持は測れていると言えます。
 まず、右サイドバックです。
 昨季は、契約満了により退団したフォゲッチ選手が最も多くの試合に出場していました。しかし、左右両方のサイドバックをハイレベルにこなすことのできる星選手を獲得しており、穴を補ってもあまりある補強と言えます。控えには、渡邉選手が入っていますが、本職は一列前の選手で、より右サイドから攻撃を生み出したい時など、特定の試合展開によって起用されるというイメージでしょうか。守備に安定感をもたらしたい時は星選手が起用されそうです。
 次に、センターバックです。
 昨季は、ウェズレイ選手を軸にコンビを考えることが多かったですが、今季はウェズレイ選手は控えになっています。
 アルビレックス新潟より期限付き移籍で加入した岡本選手は、2020シーズン以来の鹿児島復帰と言えます。その2020シーズンはわずか、半年間の在籍でしたが、加入後は累積で出場停止となった30節のいわてグルージャ盛岡戦を除く、24試合に出場しており、いきなり守備の要になりました。岡本選手の選手キャリアの中でも、最も活躍したのはその時期であると言え、慣れ親しんだ地で躍動するでしょう。
 ペアを組んでいる広瀬選手は上位カテゴリーのみならず、J3での経験も豊富な選手です。昨季までは、J3のAC長野パルセイロに所属しており、長野では46試合に出場しました。その前は、アルビレックス新潟で活躍しており、35試合に出場した経験があります。加入一年目でありながら、キャプテンに任命されているような選手でもありますので、守備の要として期待値が高い選手です。
 最後に、左サイドバックです。
 昨季は、砂森選手と衛藤選手がほぼほぼ同じ試合数で、「併用」というにふさわしい状態でした。今季は、J3のカマタマーレ讃岐で主力として活躍していた薩川選手が加入しており、主力の座を確かなものにしています。今後も、この構図は変わらないと思いますが、砂森選手と衛藤選手が激しい2番手争いを繰り広げることになるでしょう。

MF

評価:14点

 今季にかけては、MFも主力級の選手の移籍はほとんどなく、戦力は維持できていると言えそうです。
  4-2-1-3のダブルボランチには、ボールを回収する能力に加え、試合をコントロールするような能力が求められると言えるでしょう。水戸より加入した木村選手は、水戸や北九州、大分、川崎フロンターレで活躍した経験を持つ経験豊富な選手で、中盤の底から試合をコントロールすることのできる選手です。ペアを組む中原選手も、アビスパ福岡でのプレー経験があり、木村選手同様、上位カテゴリーでの経験が豊富ということは大きなアドバンテージになりそうです。控えに入っている八反田選手も経験豊富な選手で、若手が少ないことに若干の懸念はありますが、「経験」という物差しで考えれば、J3屈指と言っても過言ではないでしょう。
 オフェンシブなMFには、アルビレックス新潟より加入したロメロ・フランク選手が起用されています。34歳のベテラン選手でペルー生まれの選手ですが、青森山田高校、流通経済大学の出身で日本国籍も持っています。加入一年目ではありますが、背番号10を託されており、期待値の高さが窺えます。中盤から攻撃のタクトを振ることになるでしょう。
 控えには、石津選手を入れましたが、下位カテゴリーからの復帰であることも踏まえ、ロメロ選手が主軸というのは揺らぐことがなさそうです。

FW

評価:12点

 他のポジション同様、移籍の少ないオフになりました。
 まず、右ウイングです。
 右ウイングには、開幕から五領選手が起用されています。昨季も、右サイドハーフで10試合に先発出場しており、起用法に関しては昨季とあまり大きな違いはないと思います。控えには、ルーキーの圓藤選手が入ります。身長は低い選手ですが、仕掛けにも特徴のある選手ですので、途中出場から違いを生むことのできる選手です。
 左ウイングは昨季同様、米澤選手が入りました。昨季も、24試合に先発している選手で、起用法は昨季同様のものであると言えます。控えの牛之濱選手も、昨季は出場機会が少なかったですが、経験豊富な選手で、右の圓藤選手に比べると、個人技では劣りますが、試合に安定感をもたらすことのできる選手です。
 FWの中で、一番大きな動きがあったのは、真ん中のポジションであると言えます。愛媛FCでのキャリアが長く、活躍していた選手である有田選手をヴァンフォーレ甲府から完全移籍で獲得しました。J2でのキャリアが長い選手で、J3での経験はあまりありませんが、開幕より主力に定着しており、鹿児島の新たなエースストライカーになるでしょう。

スカッド

予想フォーメーション

システムは開幕戦でも採用した4-2-1-3と予想しました。起用法も、開幕戦を基準に考えました。

目標

現実的な目標は、「J2昇格争い」になるでしょう。
一度だけ、J2に昇格をしましたが、一年でUターンすることになりました。今季は、J2から強力な4クラブが降格したこともあり、例年以上に熾烈な昇格争いになりそうですが、まずはそこに絡んでいくことが目標でしょう。

最後に

 記事を見つけてくださりありがとうございました。
 よろしければ、フォロー・Likeもお願いします。
 コメントでご意見、感想もお聞かせください

ここから先は

141字

¥ 100

この記事が参加している募集

よろしければサポートお願いします!より、質の高いnoteをかけるよう、日々精進します!