禊祓で整えて 履中天皇十一 神話は今も生きている ことの葉綴り七二四
猫の日 幸せ招きたいにゃん
おはようございます。二月二十二日、「にゃんこの日」ですね。
暦は、六曜は「仏滅」で、勝負なしの一日。十二直は「定」で、物事の善悪が定まる日。建築、婚礼の取り決め、種まき、引っ越しなど、開店開業も吉。二十八宿は「室」で、祭祀、祈願始め、お祝いごと、婚礼に吉。
そして、一粒の種が万倍に実る「一粒万倍日」と、ご神事にかんする吉日「神吉日」です。
仏滅ではありますが、猫にあやかり、幸せを招きましょう!
私は、↓朝から嬉しい幸せ招きました! 皆さん、いつもありがとうございます! 「ことの葉綴り」訪れてくださる皆さんにも幸多かれと祈ります!
<神話の物語マガジン>
最新マガジンは「仁徳天皇さまの物語」です。宜しくお願いします。
履中天皇さまと弟水齒別命
履中天皇さまは、弟の墨江の|中津王《なかつみこ》に謀叛を起こされ命からがら大和へと脱出しました。
三男の水齒別命は、天皇に「邪な心はない」と、証明するために、墨江の中津王の家臣、隼人の曾婆加里に、「次兄を殺せば、大臣に取り立てる」と約束を持ち掛けて、次兄を討ち取ります。
水齒別命は、手柄を立てた曾婆加里と、大和へ向かう途中で、主君を裏切った曾婆加里を、大臣になる儀礼をおこなった上で、首を斬り落としたのです。
水齒別命は、自分のとったことの意味を感じ取っていた気がします。
曾婆加里を殺めた翌日、大和へと入っていきました。
けれど、すぐには、長兄の履中天皇さまの元へとすぐには向かっていないのです。
本来なら「大君(兄上)の仰せの通り、謀叛ものの次兄を亡き者として参りました」と、すぐにでも報告していいはずですよね。
禊祓で、穢れを清め心を整えて
「今日は、ここに泊まり、穢れを清めるために禊祓をしてから、明日、大君のおはします石上神宮を拝むこととする」
これまでを振り返り、穢れを祓う禊祓をおこない、心身の穢れを祓い心も新たに整えました。
そして、その翌朝、長兄の履中天皇さまが身を寄せていらした石上神宮へと参上したのです。
「大君、仰せのとおり、政、すでに、平定を終えて、今、参いのぼりてまいりました」
「謀叛を起こした墨江の中津王を、見事、討ち取ったとのこと。水齒別命よ、私は、そなたを信じよう」
長兄の履中天皇さまは、三男の弟の水齒別命の|信《まこと》を信じ身近に召し入れられて、共に親身に語り合ったのです。
兄弟、仲良く信頼しあえたようで、よかったですね。
履中天皇さまは、難波に戻ることなく、大和の伊波禮の「若櫻宮」(奈良県桜井市)で天下を治められました。
―次回へ。
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