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神代の伊邪那岐命・伊邪那美命に戻る?「倭姫命世紀」ことの葉綴り九〇三回

おはようございます。八月二一日(日)の暦は、六曜は「赤口しゃっこう」で、お昼前後が吉。十二直は「」で、物事が開き通じる日。運を開くためのお参り、祭祀、婚礼、引越しに吉。二十八宿は「せい」お参り、祭祀、治療はじめ、お手洗いの改修に吉。そして、お参りやご先祖のご供養によい「神吉日かみよしにち」です。
今日はお休みモードで、ゆっくりめの「ことの葉綴り」のひとときです。これを書いたら、休むぞ~(苦笑)皆さんも、楽しい日曜日をお過ごしくださいね。


左々右々元元本本

 
無墨心志弖
以丹心天
清潔久斎慎美
 
左物於不レ移右須、
右物於不レ移左志弖、
 
左々右々。
 
左帰右廻事毛、
萬事違事奈久志弖、
太神奉仕、
 
元元本本故也。
 

「倭姫命世記」より

天照大御神さまにお仕えされて、大和の国から、各地をご巡幸され、大神さまのご神慮により、伊勢の神宮をご創建された倭姫命やまとひめのみことさま。この<一代記>とされるのが「倭姫命世記やまとひめのみことせいき」。

この物語の、はじまりと終わりに、倭姫命やまとひめのみことさまが、天照大御神さまのご神慮による訓えがあります。

人は天地の神物なり。
心神を傷ましむことなかれ

人は、もともと天地の神さまからいただいたもの。
尊いその心や、その心の中の神(神聖さ)をいためることがないように。

きたない黒い心を無くして
あかき清いこころ(良いこころ)を持ち
清らかに、潔く、身も慎み、
清浄に、慎しみをもつ

これは、神さまにお仕えする明るく浄らかで、誠で正直であるこころの大切さをとかれています。

そこに、
左の物を右に移さず、
右の物を左に移さずして、
左を左とし
右を右にし、
左に帰り右に廻ることも
よろずの事
たがうことなくして、
太神おおみかみに仕え奉る、

はじめはじめとし、
もともととするゆえなり。

起源を起源として
根本を根本とするからです。

これって、最初、今の時代の私たちの“頭”で読むと驚きませんか?

左にあるものは、左のままに
右にあるものは、右にあるままに
すべてのことを、違うことがないように
天照大御神さまにお仕え奉る……

そんなのできるの? 
変化しちゃいけないの?
変えてもいいんじゃない?

右廻りと左廻り、なんで?
どっちでも良さそうなのに……

って、つい、考えちゃいませんか?

これを“感じる”には、神話の物語の神代のくだりへと、ちょっと戻ってみるのがいいようです。


神代の伊邪那岐命いざなぎのみことさまと伊邪那美いさなみのみことさまの物語へ

神代の物語へ、タイムリープしてみましょう(^^)

皇祖神、天照大御神さまが、誕生される前、
その父、伊邪那岐命いざなぎのみことさまと伊邪那美いさなみのみことさまの物語。よければ詳しくは、こちらもご参考にしてくださいね。

初のご夫婦神さまで、国生み、神生みをされました。
そのはじめ、ご成婚されたときのことに遡ってみます
……あっ、長くなりそうなので説明は、次にします。(ペコリ)

―次回へ。

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