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宮殿に火の手が 履中天皇三 神話は今も生きている ことの葉綴り七一四

第十七代、履中りちゅう天皇さまの物語

おはようございます。三連休、いかがお過ごしですか?
私はお参りと、オリンピックと、明日最終話を迎える『鬼滅の刃 遊郭編』最初から見直したり、『平家物語』も……楽しんでます(^^)。
今日は、これから映画『ドライブ・マイ・カー』鑑賞してきます!
さて、二月十二日(土)の暦は、六曜は、「赤口しゃっこう」で、昼前後が吉。十二直は、物事を突破する「やぶる」。人を説得するのも吉。家の取り壊しも吉。
二十八宿は「てい」で、婚礼、開店開業、新たなことをはじめるのに吉。そして、吉日「神吉日」で、ご神事に関すること、お参り、ご先祖さまの供養、お墓参りに吉です。
皆さん、遠出はなかなかできませんが、三連休満喫されますように!

さて、神話の物語に入ります。

第十七代、履中りちゅう天皇さまの物語です。

皇后の黑比賣命くろひめのみことさまとはいとこ同士で、どちらも建内宿禰たけしのうちのすくねの孫、曾孫という関係です。

最初の物語は、履中りちゅう天皇さまこと大江おほえ伊邪本和氣命いざほわけのみことさまが、まだ難波の宮にいらしときに起きた“事件”のようです。

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新嘗祭の夜に……

履中りちゅう天皇さまのは、仁徳天皇さまで、母は|石之日売命《いわのひめのみこと》さま。そして三柱の弟の皇子がいらっしゃいました。
次男が、墨江《すみのえ》の中津王なかつみこ
三男、たぢひ水齒別命みづほわけのみこと
四男、男淺津間若子宿禰命をあさづまわくごのすくねのみことです。

まだ仁徳天皇さまが崩御されたまもない、ある年の秋、皇祖神の天照大御神さまに、その年の新穀をお供えし、神さまと共に食する、重要なご神事新嘗祭にいなめさい祝宴で、その“事件”は起きました。

きっと、もっとも重要な祭祀を終えられて、ほっとされたのでしょう。祝いの祝宴でお酒を楽しまれ、うきうきとしたよい気持ちに酔われて、眠ってしまわれました。

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弟墨江《すみのえ》の中津王なかつみこの反逆

そのときです。
難波の宮の御殿に火の手が上がりました。

火事だ~
燃えている~!!!

この火をつけたのは、なんと、すぐ下の弟の墨江《すみのえ》の中津王なかつみこでした。
反乱を起こし、兄の天皇を焼き殺して、皇位を狙ったのです。

火の手はすぐに広まり、宮殿中が猛火にくるまれていきます。

天皇さまは、重要な祭祀を執り行われて、安堵された、美味しいお酒に酔われて、ぐっすりと夢の中……。
火の手が、すぐそこに迫っています!
お命、やばし……!!
さて、どうなるでしょう?

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#みんなでつくるアルバム
#古典がすき

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