掃除のお清めと笑顔で歳神様をお迎え ことの葉綴り。三〇二
掃除に始まる
こんばんは。今年最後の日曜日。
朝から年末のお掃除を始めたら、全然終わらず
夜の10時半になり今、やっと「ことの葉綴り」のひとときです。
一日が、あっ~っという間。
やぱり、お掃除すると、気持ちもスッキリしますね。
神社でも、儀礼の祭祀も大切ですが、
日々のお掃除もとってもとっても大切です。
神職の仕事は、掃除に始まる、とも言われます。
清め祓い……神道では、清浄をもっとも尊びます。
清浄は、心だけではなく、
身の清浄もしかり。
衣食住もしかり!
といっても、やはり毎日の暮らしで
知らず知らず“もの”は溜まっていきますもんね。
お正月は、歳神様をお迎えします。
そこで年末には、大掃除をして家を清めます。
昔は、暖炉のすすを払い、お掃除したことから
「すす払い」と呼ばれる、お清めの儀式となったのですね。
皆さんは、お掃除終わられましたか?
私は、一日かけて全部は終わらず……台所のコンロ周りは明日に持ちこし(苦笑)
お正月飾りは二十八日迄に
玄関のしめ飾りや門松、鏡餅などのお正月飾り。
いつ飾るのがいいか、ご存じですか?
お正月飾りは、正月事始めと言われる十二月十三日~いつでもいいんです。
もう明日は十二月二十八日です。
ただし、よくないといわれる日が二日あります。
よく言われるのが、二十九日は、
「九松」→「苦待つ」
にじゅうく→二重苦
と、連想するので、二十九日に飾るのは×と言われます。
また、大晦日だと、一夜飾りとなり、葬儀と同じ日程になることから、縁起が亜いとされます。
二十九日と大晦日は避けましょう。
二十八日は、八が末広がりなので、縁起がよいとされます。
それが無理なら、二十九日と大晦日はさけて、キリのよい三十日もOKです。
笑顔で心もお清めしましょ
お掃除をして、家を清めて、新たな年に、歳神様をお招きする。
そして、そのために、歳神様とともに、招福のために、もう一つの“準備”をしてはいかがでしょう?
来年もまだまだ世の中、いろいろありそうです。
でも、どんなときでも、
笑う門には福来る!
は、かわりないと思います。
一日一生
一日一笑
口角を上げて、頬を緩めてみて。
もう、それだけで、あなたは笑顔になっています。
清浄にするのは、家、我が身、
そして、笑うことは、心の“お清め”になりますよ。
一日一笑
いえいえ、コロナ禍の今こそ
一笑じゃなく、もっともっと笑顔を増やしましょう。
きっと、歳神様が「あっこの笑顔の家か」と、
見つけてくださるはず!
口の端を上げて、そして頬も動かして
歯を見せて、笑いましょう。
笑顔の花を咲かせましょう
―次回へ
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