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「忘れ井」倭姫命様に清水を汲んだ井戸!? ことの葉綴り 九三八回

巳の日+房+成 縁起のよい日曜日

おはようございます。皆さんの地域は台風の暴風雨大丈夫でしたか? 台風一過でお天気がよくなりそうな九月二十五日(日)の暦は、六曜は「先勝せんしょう」で、午前が吉。急用など急ぐこと、先んじることで幸を勝ち取るとされる。十二直は、物事が成就する「なる」で、新たなことを始めるのにいい日。種まき、引越し、旅行、婚礼よし!二十八宿は大吉の「ぼう」で、ご神事、仏事、お参り、婚礼、引越し、旅行、建築、衣類の新調などすべてによいとされる日。
そして、金運に良い「巳の日」。 巳さんは、水・山の神さまのお遣いで、特に白蛇さんは、金運・財運によく、また長寿なので縁起がよい日
弁財天さまや、ご先祖さまに手を合わせたりもいいですね。連休最終日、満喫してお過ごしくださいね


倭姫命さまと鷲取の翁と清水の伝承地

さて、二千年以上前、伊勢の神宮に天照大御神さまをお祀りされた、垂仁天皇の皇女、倭姫命さま。
大和からお祀りするところを探し求め各地を巡られます。
伊勢国に入っても、「瀧原宮」をはじめ、宮川の川上や、山中深く進まれていきました。
やがて、旅の伴走者、大若子命おおわくごのみことから「五十鈴川の川上によき処がある」と、報告を受けて、宮川を下り、伊勢の海へと出ました。

そこで、鷲取わしとりの老翁と出会い、冷たい清水をご馳走されます。喜ばれた倭姫命さまは、そこを「水饗社みずあえのやしろ」、その翁と出会った浜を「鷲取小浜」と定められました。今も、大湊の海岸は「鷲ケ浜」と呼ばれています。

伊勢市の大湊の海岸に、今も、「鷲ケ浜」の紹介板があり、また近くの、日保見山八幡宮さんに、「水饗社みずあえのやしろ」は、「水饗神社」としてお祀りされていました。


今も親しまれる「忘れ井さん」

さらに、この日保見山八幡宮さんから歩いて10分ほどの同じ大湊町に、鷲取の翁が、倭姫命さまに差し上げた、冷たくて美味しい清水を汲んだ井戸が!
その名も「忘れ井」。水饗神社旧跡で、地元の皆さんは、今も「忘れ井さん」と呼ばれています。


忘れ井 水饗社旧跡後


現在は、児童公園になっていますが、ちゃんと、この「忘れ井」さんは、遺っていましたよ~。
すごいですね~。
二千年前の伝承が今も生きている! 
感動します。

しかも、住宅地の一角、児童公園の中に、鉄棒と一緒に、二千年以上前の伝承地を遺す石碑と井戸跡! ひそやかに、けれど確かに、神話が今も息づいています!すごい!

もう一つ、この倭姫命さまに、清水を差し上げた鷲取の翁の伝承地がありました!
そちらも、とっても素敵なお社だったので、次回ご紹介します!
お名前を「御食みけ神社」さんといいます!

御饌神社さん



次回へ。

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