ことはじめ/白銀肇(しろかねはじめ)

人には「その人の素晴らしい物語」が必ずある。そのことを知ってもらい、もっと自分に自信を…

ことはじめ/白銀肇(しろかねはじめ)

人には「その人の素晴らしい物語」が必ずある。そのことを知ってもらい、もっと自分に自信を持ってもらう人を増やすことをライフワークとするため、29年間勤めた会社を辞め2021年フリーライターへ転身。クラウドファンディング記事、プロフィール記事など取材・執筆実績180本以上。

最近の記事

「奇跡のレンコン」をとことんまで追求する | レンコン農家・株式会社 蓮 岸川和彦さん

「いま所有しているレンコンを育てる田んぼは全部で7つありますね。広さに換算すると”2町”になります」 レンコン農家であり、株式会社蓮(れん)代表 岸川和彦(きしかわかずひこ)さんは、ゆっくりと丁寧に答えてくれた。 2町? ”町”とは農業の専門単位で、主に田んぼの面積の広さを示す。 普段の生活では聞き慣れない単位だけに、広さのイメージがピンとこない。 「だいたい、東京ドーム2個分相当の広さです」 ちょっと戸惑ったこちらの様子をみて、岸川さんが優しく助け船を出してくれ

    • 崖っぷちから、業界価値向上へのチャレンジへ  | 株式会社アイカラー 玉田拓也さん

      「わかりにくい業界だとは思うので、いかに人のお役に立つかということを常に考えて行動していますね」 遺品整理・生前整理を中心事業とする株式会社アイカラー代表 玉田拓也(たまだたくや)さんは、そう語る。現在、事業はご本人と弟さんのほか1名の従業員3名で運営している。 “人の幸せを願い、より良い社会の実現を願いながら、実直に事業に取り組んでまいります” ホームページに掲げられているこの理念にある「実直」という言葉。玉田さんのお話から、「まさにそういうことか」と如実に伝わってく

      • パートナーシップで生み出す無限の可能性 | 株式会社アイナロハ 渡邊琴美さん

        人は、今をまさに生きているうえで、何かしらの“ベース”となっているものがきっとある。 普段は気にも止めず、意識も向いていないかもしれない。でも、どうやらそれが大きな力となって、思ってもみなかった未来を創り上げるようだ。 「私の場合はやはり家族、さらにその最小単位である“パートナー”になると思います」 株式会社アイナロハ、渡邊琴美(わたなべことみ)さんは、生きている“ベース”となっているもの、大切にしているものについてそう語る。それはまた、株式会社アイナロハの事業を支えてい

        • 弁護士らしからぬ弁護士を究める | 弁護士 渡邉貴士さん

          「弁護士業界は思いの外に、古い価値観が残っていたりして、“出る杭は打たれる”という雰囲気を感じます。そんな中で、僕はあえてその“出る杭は打たれる”ことをやろうとしていますね」 弁護士 渡邉貴士(わたなべたかし)さんは、親しみのある笑顔をたたえながらそう語った。 渡邉さんは、東南アジア・東アジア諸国の主要都市に拠点を置く弁護士法人 OneAsia という法律事務所に所属している。その一方で、教育という弁護士とはまったく違う分野を通じて、新しい“形”をまさにいま創ろうとしてい

        「奇跡のレンコン」をとことんまで追求する | レンコン農家・株式会社 蓮 岸川和彦さん

          情報を通じて暮らしを豊かにする | 株式会社いまじん 芳賀崇利さん

          Google検索画面に、「山形県 庄内 情報」とワード入力し、Enterキーを押す。 検索結果の画面の上部に庄内町のGoogleマップが表示され、その下に情報源となるサイトが並ぶ。 その地図の真下、つまり最初に表示されている情報サイトに「庄内コンシェルジュ|山形県庄内エリアの地域情報ウェブ」と地域に特化したサイト名と内容が表示される。 同じようなワードで他の他府県で検索してみると、最初に上がってくる情報サイトは、検索した土地の市役所や観光協会など行政を中心としたものがほ

          情報を通じて暮らしを豊かにする | 株式会社いまじん 芳賀崇利さん

          今までとは違う自分へ誘なう着付け | レンタルきものと着付け 紫(ゆかり)さん 

          「お顔を拝見しただけで、すぐにその方に似合う柄と帯、和装小物が頭に浮かびます」 にこやかにそう語るのは、レンタルきものと着付け「YUKARI-紫(ゆかり)-」を手掛けられている紫(ゆかり)さん。 その優しい笑顔をたたえている一方で「どんな人でも必ず似合う柄をみつける」と揺るぎない自信をみせる。そこには、何か特別なノウハウがあるわけではない。そのお見立て……コーディネート力は、着物を身に着ける方に最高のひと時を体験してもらいたいという思いと、小さな時から「着物」という日本の

          今までとは違う自分へ誘なう着付け | レンタルきものと着付け 紫(ゆかり)さん 

          想像から行動、そして創造へ

          何事にもまずは挑戦! 「たとえ失敗しても、それが未来では大きな経験になると思っています。だから、今は失敗を恐れずに色々と挑戦したいと思っています」 そのように力強く語るのは、大成薬品株式会社の若きリーダ 魚井啓太(うおいけいた)代表だ。 魚井代表は、1991年兵庫県神戸市生まれ。 早くから社会経験を積みたいとの思いを抱いていた魚井代表は、高校卒業後、当時父親が営んでいた法人向け配置薬を専門とした医薬品販売会社に入社する。ここで、法人向けのさまざまな提案を重ね、数々の賞

          想像から行動、そして創造へ

          自分が求める「最大」ってなんだろう?

          先週、ある日の晩、一人の大学生とお話をした。 その彼は、いま自分でカフェを経営しようといま一生懸命だ。 コーヒーが大好きで、自分で豆を選び、焙煎、淹れ方、あらゆる試行錯誤を常に重ねている。 「いつも自分は『まだまだ』だって思ってしまって、自分の評価が低いんですよね。自分の『最大のところをアピールしたい』と思うんです」 いろいろとお話しをしているなかで、いま彼自身が悩んでいることがポロリとこぼれた。 わかる! 私もそう思うことある! 彼のポロリと出た言葉に、思わず声をあ

          自分が求める「最大」ってなんだろう?

          子供の旅支度は、親の旅支度。 〜コチラ側の素直な気持ち〜

          夜の10時過ぎ。 家族グループのLINEに、写真が送られてきた。 「今日の晩ご飯」 そんなメッセージの後に、送られた写真は、ごはんとおかず一品の光景。 長女からだった。 7月3日から、仕事の関係で25歳の長女が東京でひとり暮らしを始めた。 地元京都で、彼女がアルバイトしていた飲食店が東京に新店舗を出店するということになり、彼女はそのオープニングスタッフとして声をかけられたことがきっかけだった。 そして、このタイミングで、彼女はアルバイトから正社員となった。 オーナーさんや

          子供の旅支度は、親の旅支度。 〜コチラ側の素直な気持ち〜

          自分にうそつくことはできない。 〜路面電車の光景を見て〜

          ゴトン、ゴトン…。 目の前を路面電車が、ゆっくりと重たそうに音をたてて動いている。 思わず、じーっと見入ってしまった。鉄道は確かに好き。道路の上に電車が走っている光景や、道路に埋め込まれている鉄路の姿に、なんとなく心が惹かれる。ずーっと見つめていることができる。飽きない。 物心ついたころから鉄道が好きだった。いつからどのようにして好きになったのか、それは記憶にない。物心ついたときから好きだった。すでにそのように初期設定されて生まれてきたんちゃうか、というぐらい。 「ずっ

          自分にうそつくことはできない。 〜路面電車の光景を見て〜

          53歳、これからのチャレンジ。

          目の前のパソコン画面に25名の顔が並んでいる。そして、画面の右端には1/3の文字。つまり、あとこの画面が2画面あるということであって、いまこの瞬間に総勢75名もの人たちとつながっている。 「チャレンジパーティ」 これから、このパーティが始まろうとしている。総勢75名を超えるオンラインパーティ。そんじょそこらのオン飲みどころの騒ぎじゃない。 パーティの主催は「勉強を教えない塾 福幸塾」。すでに成人して数年たった娘たちが、中高生のときにお世話になったのがご縁。 このパーティ

          53歳、これからのチャレンジ。

          自分の気持ちに素直になって、進んでみる。 《50代のモノローグ -monologue in my 50s-》

          このnoteを始めたものの、前回書き綴ってから二週間近く間が空いてしまった……。 書きたいことはいっぱいあるのに、なんかうまくまとまらない。 そんな、言い訳めいた思いが頭に拡がる。 いや「めいた」ではなく、間違いなく「言い訳」だ、これは。 何を書こう? 物語の軸は何にしよう? いろいろと考え込んで、手が止まる。 ちょっとイケていない、いつものクセが出てしまっている。 ついつい考えすぎたり、気負ってしまったりする。 この真因もわかっている。 カッコつけようとしているから。

          自分の気持ちに素直になって、進んでみる。 《50代のモノローグ -monologue in my 50s-》

          初めての車中泊で、豚ロース&レタスしゃぶは最高でした。

          先週末に、家内と二人きりで初めて車中泊をしました。 これは、ちょっとヤバイです。 ハマりそうです。 車中泊のお宿となったのは、マイ軽自動車。 車種はマツダ フレアクロスオーバー(要は、スズキ ハスラー)。 場所は、兵庫県山中の道の駅。 シートをフルフラットにして空間を作り、へこみの部分にはちょっとしたクッションを詰める。 その上にエアマットを広げたら、あっという間に居住空間が出来上がります。 軽乗用車なので、空間は確かに狭いです。 ですが、その狭さが、逆にまたワクワク

          初めての車中泊で、豚ロース&レタスしゃぶは最高でした。

          雨の嵐山にて。

          昨日、用事があって久々に嵐山に出かけた。 J Rの嵐山駅に着いたのが朝の10時をちょっと過ぎたあたり。 そこから渡月橋に向けて歩いた。 住宅街をしばらく歩き、天龍寺あたりまで抜ける。 観光地のメインストリート、いつも人がごったがえしていた通りだ。 びっくりした。 全く人がいない。 緊急事態宣言が出ているなかではあるので、当然といえば当然な光景なのだろうか。 それに加えて、今日は朝から比較的強い雨だから、なおさらだったのだろうか。 まさか、これほどまでに人がいないとは思

          初めてのnote。 〜自らのことはじめ〜

          はじめまして。 ことはじめ/しろかねはじめ、といいます。 しろかねはじめ、は本名です。 漢字では、白銀肇、と表記します。 おそらく、珍しい名前の部類ではないか、と思います。 子供のころは、名前をもじってよくからかわれ、自分の名前が好きではありませんでした。 ですが、大人になってから、この名前にものすごく感謝しています。 「どんな字を書くのでしょうか?」 「なんとお読みするのでしょうか?」 「どちらのご出身ですか?」 初めてお会いする方に名乗ると、ほぼ100%、名前に関

          初めてのnote。 〜自らのことはじめ〜