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好きが感謝に昇華した

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私が高3から空白の1年を挟んで今に至るまでを描いたエッセイです。
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#12 好きが感謝に昇華した話①【邂逅】

#12 好きが感謝に昇華した話①【邂逅】

「好きって極めると感謝になるんだ」

今年の3月、1年の足踏みを経て大学に合格したとき、私はそう思った

chapter0 空白の1年

秋になってもまだ感じることがあります

広い広い大学の敷地に入ると

「この大学の地面をずっと踏みしめられるんだ」

受験の一度きりじゃない、これからも

「本当に、頑張ってよかった」、と

春の頃なら誰しも感じたであろう
温かい誇らしさ

でも私は年がら年中感

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#19 好きが感謝に昇華した話⑥【空白の春】

#19 好きが感謝に昇華した話⑥【空白の春】

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chapter11 3つの未来

平日のビル街

暖かな日差しが降り注ぐ大通りにはたくさんの人が行き交っている

塾が乱立するエリアに入ると一気に年齢層が低くなった

隣も、前も学生服を着た人で溢れている

小学生も中学生も高校生もいる

そんな人込みをかき分け、私は最も高いビルに入った

エントランスには警備員が配備されておりやや威圧感を感じる

それとは対照的に受付にはぱっと見

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#20 好きが感謝に昇華した話⑦【空白の夏】

#20 好きが感謝に昇華した話⑦【空白の夏】

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chapter13 梅雨の大型契約

2021.6

予備校の裏にある、レンタカー店の隣のコンビニにはなんと小さい庭がある

そこには店主さんが植えたのだろうか、綺麗な紫陽花が咲いている

サラリーマンたちと一緒の時間に昼食をよく買いに来る私はその紫陽花を思わず写真に収めた

(あの人に送ろっ!)

(この先も会話を続けてもいい許可がおりたらだけど)

そう、この時はまだ返信待ち

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