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米国株&海外マーケットテクニカル分析|2022年5月12日(木)時点 ※試験運用※

サラリーマン兼業投資家のコータローです。
この記事では、米国株をはじめとした海外指標のテクニカル分析の内容について解説します。
「国際マーケットをテクニカル分析の切り口で把握する」というバリュー出しを目指したいと思います。

《サマリ》

■米国 ⇒ 下降チャネルを下抜け。一段安を警戒。
■コモディティ ⇒ 下落転換を疑うべき動きに。
■欧州 ⇒ ジリ下げ続く。
■中国 ⇒ 短期では底入れかも。中長期は下目線維持。
■日本 ⇒ 逆三尊の形が崩れかけてきた。

日経225先物の相場分析記事である「【日経225先物】マーケット分析」記事内の、ファンダメンタルズ情報欄と連動しているので、よろしければそちらの記事もご覧ください。

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《米国マーケット》

■S&P500

日足で形成していたチャネルの下辺を下にブレイクして確定しました。
かなり印象が悪い形です。
トレーディングでは、安易な逆ばりは引き続きNGです。
下落目処についての見解は、前回記事と変更ありません。


■DOW30

ダウも弱いですね。
フィボナッチ 23.60%ラインをブレイクしてしまいました。
引き続き、下目線で見るべき形です。
ただ、ダウはまだ最高値から−14%弱なんですよね。
NASDAQやS&P500よりはダメージが少ないです。
まぁ今回の下落は、金利上昇に伴い、これまで強欲すぎたテック株のバリュエーションが剥がれてきていることがメインの動きなので、ダウが相対的に下げ幅が小さいことも納得ですl。


■NASDAQ

NASDAQは5連続落です。
早くも、高値から−30%押しを達成してしまいました。
これもっと下ありそうですね。。
今週の指標発表の内容次第でもありますが、最大で−40%水準の下落も覚悟することにします。

個人的には、NASDAQはコロナ前の上昇トレンドのチャネル内に回帰していくものと予想しています。

週足チャートで見た時、フィボナッチ 61.80%ライン、日足下降チャネル(黄色破線)が重なるエリアがあります。
ここは、コロナ前の週足上昇トレンドのチャネルレンジ下辺でもあります。
調整幅は、-30%〜-40%くらいの水準感です。
最高値から−40%水準は、コロナ前のピークでもあります。
この辺りが、底値目処としてはちょうど良さそうであります。


■Russell

Russellも高値から−30%です。
グロース株や中小株には辛い展開が続きそうです。
合掌して見守りたいと思います。



《コモディティ》

■DBC(コモディティ全般に分散投資する総合コモディティETFの代表格)

日足の上昇トレンドラインを割り込んで確定しました。
まだ誤差の可能性はありますが、少なくともこれまで堅持してきた上目線を疑う必要性が出てきました。
金利低下&株安&商品安のコンビネーションは、リセッションリスクを想起させる動きです。
景気後退時期においては、当然のことながら、商品価格は需要減から低下圧力を受けます。
ロングポジションを持っている場合は、一部利確して良いでしょう。
リスクとれる人は、短期でショートの試し玉を仕掛けても良いかもしれませんね。


■石油ETF(USO)

オイルはまだそれほど下げていません。
ただし、82.5付近で3回ほど跳ね返されており、上値はかなり重たそうです。
上段のトレンドライン(黄色破線)を下抜いたら、下落転換を疑うことになります。


■ゴールドETF(GLD)

200日MAや日足トレンドライン(黄色破線)まで下げてきてしまいました。
ここらで反発してくれないと厳しいですね。
前々回記事で、長期足ではカップウィズハンドルを形成中と解説しましたが、200日MAやトレンドラインを下抜いたら印象が悪くなります。



《欧州マーケット》

■ドイツ(DAX)

ドイツはジリジリ下げています。
日足下降トレンドライン(黄色破線)に絡む動きが続いています。
本日夕方の欧州マーケットオープン時の動き次第ではありますが、直近最安値までは下げないかなと踏んでいます。


■イギリス(UK100)

フィボナッチ 50.00%ライン、または200日MA(白色曲線)で反発した形です。
根拠はないのですが、100日MA(赤色曲線)と200日MAの間でレンジ形成するんじゃないかと踏んでいます。
ドイツと同じく、前回安値を更新するほどには下げないと考えています。


■ユーロストック

ユーロストックの方は、日足下降トレンドライン(黄色破線)から下に離れてきており、やや弱い動きに見えます。
安値を割り込まないか心配になる動きです。
日足トレンドライン付近の水準に回帰できるかに注目です。


《アジアマーケット》

■香港ハンセン指数

下げ基調は続いていますが、なんとか踏ん張っているように見えます。
一旦日足トレンドライン(黄色破線)まで回帰するかもしれません。
中長期的には、まだ下目線は継続します。


■CSI300(※)

直近の2連騰で安値を切り上げていますね。
短期では、底打ちしある程度戻す可能性がある動きです。
ただし、日足下降トレンドライン(黄色破線)を上抜くまでは、下目線は継続です。
※上海証券取引所と深圳証券取引所で取引されている上位300銘柄の加重平均


《日本マーケット》

■日経平均

これまで、日経に対しては「逆三尊形成プロセスが進捗している」という見方をしていましたが、上昇再開まで時間がかかっていることに加え、直近の大きめの下落により左肩部分の安値を割り込んだことから、逆三尊にやや疑いを持ち始めました。
もちろん、まだ完全に否定されたわけではありませんが、レンジ、または下降チャネルの動きとなる可能性も以前より高まった、というイメージで見ています。
ちょっと、先週までよりは分の悪い動きになってきています。



最後まで読んでいただきありがとうございました!
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※この記事は、主に日経225先物等をトレードしている投資家向けに、国内外の株価指数等に関するテクニカル分析の手法や事例などを解説する目的で作成されています。実際の取引はご自身の判断と責任により行って下さい。

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