米国株&海外マーケットテクニカル分析|2022年5月7日(土)時点 ※試験運用※
サラリーマン兼業投資家のコータローです。
この記事では、米国株をはじめとした海外指標のテクニカル分析の内容について解説します。
「国際マーケットをテクニカル分析の切り口で把握する」というバリュー出しを目指したいと思います。
《サマリ》
■米国 ⇒ 下値テスト中。サポート割れしたら一段安警戒。
■コモディティ ⇒ ジリ上げ継続。
■欧州 ⇒ 弱い。トレンドラインに沿って下落中。
■中国 ⇒ 底入れ期待は破れた。引き続き↓
■日本 ⇒ 逆三尊形成進捗中。
日経225先物の相場分析記事である「【日経225先物】マーケット分析」記事内の、ファンダメンタルズ情報欄と連動しているので、よろしければそちらの記事もご覧ください。
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《米国マーケット》
■S&P500
FOMC直後は大きく上昇しましたが、翌日以降は大幅反落してしまいました。
上昇した分が丸ごとキャンセルされてしまい、印象はかなり悪くなりました。
※FOMC結果のポイントをまとめた記事も出しておりましたが、一昨日から昨日にかけて下落したことを踏まえた内容に修正しました。
現在は、高値から−15%水準です。
5/4足にて示現した、大きな値幅と出来高のフォロースルー・パターンが否定されたので、目先は下有利として見るべき形です。
トレーディングでは、明確な反発サインを確認するまでは安易な逆張りは危険ですね。
なお週足で見ると、まだ高値圏にいることがわかります。
週足上昇トレンドライン①(白色破線)はすでにブレイクされました。
現在は、コロナ以降の上昇波動に対して、フィボナッチ 23.60%押し水準となっています。
これまでの米国株の強欲ぶりからすると、もっと大きな調整が必要ではないかと思われます。
長期足での調整目処は、最高値から−20%調整の位置、フィボナッチ 38.20%ライン、週足トレンドライン②など、テクニカル的な節目が複数重なっているエリア(緑丸部分)が有望かと考えます。
なお長期投資の視点では、買い場を探していくことになります。
ドルコスト平均法なら、定点・定額で粛々と買い続けるので良いでしょう。
それ以外に余力があるなら、下げるたびに小分けにして買い向かうのもアリかもしれません。
■DOW30
ダウも大きく下げています。
S&P500と似たような形ですが、安値は切り下げておらず、やや印象が良いです。
週足フィボナッチ 23.60%ラインがサポートとして機能しているようなので、この水準で踏ん張れるかがポイントになりそうです。
が、長期金利は爆上げしているので、下抜く可能性は高そうです。
■NASDAQ
NASDAQはお通夜継続です。
すでに最高値から−25%水準となっています。
コロナ以降の長期上昇波動に対するフィボナッチ 38.20%押しの水準も突破されています。
目下の下落目処は、フィボナッチ 50.00%ライン、最高値から−30%水準が重なっているエリアです。
ただ、長期金利が上げ止まらない限りは、下落の勢いは止まりそうにないですね。
テック株は特に、コロナ以降は強欲過ぎたのだと思います。
長期足(対数目盛)でみたとき、2015年あたりからの上昇トレンドのレンジは青色破線で示したチャネルです。
NASDAQは、中期的にはこのレンジに戻ってくるまで下げるのではないかと踏んでいます。
《コモディティ》
■DBC(コモディティ全般に分散投資する総合コモディティETFの代表格)
コモディティはジリジリ上げていますね。
とても好ましい形です。
日足トレンドライン(黄色破線)を割り込むまでは、上目線継続で良さそうです。
ただし、ファンダ的な観点でいうと、米国のリセッションリスクが注目され始めた場合は、原材料・エネルギー・商品類の需要低減予想から売られる可能性はあるので、頭の片隅に入れておく必要はあるかと。
■石油ETF(USO)
オイルはトライアングルを上抜きましたが、なんかしょっぱいブレイクの仕方ですね。。
まぁブレイクワンタッチして確かめた、ということで、目先は上目線でみていくので良さそうです。
ただ、一気にポジション量を増やしたくなるような形ではないですね。
■ゴールドETF(GLD)
ゴールドは引き続き、短期的にはそこまで強くはないです。
一方で、日足上昇トレンドラインより上にはいるので、中長期的にはまだ弱いとは言えません。
前回記事で解説した通り、カップウィズハンドル形成プロセスが順調に進むかに注目です。
《欧州マーケット》
■ドイツ(DAX)
ドイツは、またしても日足下降トレンドライン(黄色破線)にはじき返されました。。
あまり値を下げずに、日足トレンドラインにチャレンジし続けることができるかに注目です。
■イギリス(UK100)
イギリスさんも大きく下げましたね。
200日MAを割り込まずにレンジ形成できるかに注目です。
金利上昇は、イギリス株には好材料だとは思いますが、それ以外の悪材料が大きいので厳しいかもです。
■ユーロストック
ドイツと似たような動きですが、安値を切り下げているので、より弱い形ですね。
日足下降トレンドライン(黄色破線)からあまり離れずに推移できるかに注目です。
《アジアマーケット》
■香港ハンセン指数
底入れの動きで出ていましたが、ついに力尽きてしまった模様です。
より急角度の日足下降トレンドライン(黄色破線)が引けるようになってしまったので、目先は弱気に修正です。
■CSI300(※)
上海もダメぽですね。
ロックダウンやりすぎなんだよ。
※上海証券取引所と深圳証券取引所で取引されている上位300銘柄の加重平均
《日本マーケット》
■日経平均
日経は何やら踏ん張っています。
う〜ん、米国よりもファンダは悪いんですがね。
直近2年間で上げすぎた欧米株に比べて、出遅れていた分、下値リスクは低いと言えるかもしれませんね。
かといって、積極的にポジションを増やしたいとも思いませんが。
ちょっとずつ買い増すのはありかもしれないかも。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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※この記事は、主に日経225先物等をトレードしている投資家向けに、国内外の株価指数等に関するテクニカル分析の手法や事例などを解説する目的で作成されています。実際の取引はご自身の判断と責任により行って下さい。
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