米国株&海外マーケットテクニカル分析|2022年5月5日(木)時点 ※試験運用※
サラリーマン兼業投資家のコータローです。
この記事では、米国株をはじめとした海外指標のテクニカル分析の内容について解説します。
「国際マーケットをテクニカル分析の切り口で把握する」というバリュー出しを目指したいと思います。
《サマリ》
■米国 ⇒ 昨晩は大陽線。目先は上昇転換が期待できそう。
■コモディティ ⇒ 上昇継続。景気減速懸念の台頭には注意。
■欧州 ⇒ 動きなし。
■中国 ⇒ 大きな動きなし。
■日本 ⇒ 明日は米国に連れ高が期待できそう。
日経225先物の相場分析記事である「【日経225先物】マーケット分析」記事内の、ファンダメンタルズ情報欄と連動しているので、よろしければそちらの記事もご覧ください。
Twitterでは、リアルタイムでのテクニカル分析やニュース解説などを つぶやいているので、フォローよろしくお願いします!
僕が初心者を卒業することができた経験から重要だと思うことを体系的にまとめたマガジン「デイトレで勝てるようになるためにやるべきこと」も公開していますので、ぜひご覧ください!
《米国マーケット》
■S&P500
昨晩は反転上昇しました。
75bpの利上げは積極的に検討していない旨のコメントが好感された模様。
6月からのQT着手も決定されましたが、これは大きな材料にはならなかったですね。
テクニカル的には、底打ち後に大きな出来高で大陽線が出たので、フォロースルーの動きとみて良さそうです。
目先は上目線でみていける形になりました。
日足下降トレンドライン(黄色破線)までは期待して良いのではと考えています。
ただし、米国経済の中長期的な見通しは決してバラ色ではないので、サステナブルな上昇までは期待できないものと考えます。
短期は上昇、中期はレンジ、長期は上昇、と予想します。
■DOW30
DOWも大きく上昇しました。
直近底値からの上昇幅は5.14%ですが、S&P500は6.03%、NASDAQは6.41%となっています。
やはり、0.75bpの利上げ観測が否定されたことで、特にテック株の方が上昇しやすかった模様ですね。
■NASDAQ
NASDAQも大陽線となりました。
米国株は全面高の様相ですね。
S&P500と同様、日足下降トレンドライン(黄色破線)くらいまでは上がって良いかな〜とみています。
■Russell
Russellもちゃんと上がっているのが好感持てます。
上昇幅も申し分ないです。
《コモディティ》
■DBC(コモディティ全般に分散投資する総合コモディティETFの代表格)
コモディティも上昇再開しました。
安値を切り上げながらの時間調整の動きとなっており、これを上抜けると一段高が期待できます。
ファンダを踏まえると目先は上有利と考えます。
ただし、ウェッジの形にも見え、上昇トレンド終盤でのウェッジは弱気、というセオリーもあります。
行きすぎたインフレによる景気減速懸念が再び台頭すると、コモディティには全体的にマイナスとなるため注意です。
■石油ETF(USO)
オイルはトランアイングルのレンジ内で上昇してきています。
上抜けた場合は、一段高を期待できます。
コモディティ全体と同様に、ファンダも踏まえ目先は上有利かと考えます。
■ゴールドETF(GLD)
目先は弱い状態が続いています。
ただ、長期足のチャート形状は面白いです。
週足チャートでは、2020/8以降にカップウィズハンドルを形成しているように見えます。
現在はハンドル部分を形成中となっています。
ここからあまり深く下げず、短期間で上昇転換するようなら、中長期での上昇転換が期待できるかもしれません。
《欧州マーケット》
■ドイツ(DAX)
ドイツは反応なしです。
下げてないのは好感持てます。
■イギリス(UK100)
イギリス株は大陰線出しました。
最高値タイから大きく下げ → 大きく戻し → 大陰線 という流れとなっており、ちょっと嫌な感じです。
高値更新は当面期待できそうにないかもです。
■ユーロストック
ドイツと似たような形です。
あまり時間をかけずに下落トレンドライン(黄色破線)を上抜けるかがポイントです。
《アジアマーケット》
■香港ハンセン指数
先週に大陽線を出してから、下げてはいないですが、上値も重いという形です。
目先は中立で見るべき形です。
下げずに横ばいが続くなら、上昇再開を期待しても良いかもしれません。
■CSI300(※)
三連騰しています。
日足トレンドライン(黄色破線)までは戻してもおかしくないと思われます。
※上海証券取引所と深圳証券取引所で取引されている上位300銘柄の加重平均
《日本マーケット》
■日経平均
日本はGW中なので動きなしですが、シカゴCME先物の方は動いており、27385円(5/5 11:03時点)です。
明日は大きなギャップダウンが期待できそうです。
逆三尊形成プロセスは進捗中とみることができます。
時間をかけずに日足下降トレンドライン(黄色破線)を上抜いて欲しいところです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
もしこの記事を読んで「ためになった」と思っていただけましたら、「♡」ボタンを押していただけると励みになります。
※この記事は、主に日経225先物等をトレードしている投資家向けに、国内外の株価指数等に関するテクニカル分析の手法や事例などを解説する目的で作成されています。実際の取引はご自身の判断と責任により行って下さい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?