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労働への拒否反応。でも退屈から飛び出して、刺激を探す。

今日から新しい職場にうつる。

オーストラリアに、ブリスベンに長い間居座って、まだ仕事を変えるのには、2つの訳がある。

前の職場は、居心地こそ悪くなかったけれど、思うように稼げなかった。生活はできるものの、それ以上の資金が捻出できなかった。

オーストラリアワーホリを初めてから、労働というものに、今までよりも強く拒否反応を起こすようになっている気がする。

オーストラリアまで来て、日本の時のように毎日毎日働き詰めは嫌だし、仕事に追われるのも嫌だ。

まして、ワーキングホリデーの、ワーキングの部分ではなく、ホリデーの部分をメインで来ているので、働くことは二の次だ。

かと言って全く働かないのも、生活ができない。

生活どころか、旅もしたいし、いろいろな経験もしたい。と、なると金が必要だ。

職場を変えた理由のひとつは、間違いなくお金だ。

お金のために仕事をできないタイプの人間で、これまでも転職を繰り返してきた。その時に思う面白い仕事をしたいので、今回はお金のため…というか目的はその先の旅とかなのだが、そういった理由で仕事をするのは初めてだ。

お金にあまり執着はない。
無きゃないで、それなりに暮らすこともできる。

だけど、無いと選択肢が狭まっていくこともまた事実として受け止めなければならない。

お金があればなんでも出来るわけではないけれど、お金が無いと出来ないことはたくさんある。

今回の仕事に関してはもう辞める時期は決めているし、期間限定と思えば、少々しんどくても、その先の明確な目的のために頑張れる。

そして、職場を変えた理由はもうひとつ。

前の職場の居心地、環境が良すぎたからだ。

ワーキングホリデーのホリデーメインで来ているとしても、少し堕落しすぎたような気がしていた。

家から職場までは歩いて5分。
あまり稼げないけれど、お客さんが来ていない時はほぼ自由だし、自分の時間がたんまりとある。

スマホをいじっていても、本を読んでいても、給料には関係ない。お客さんも来ていなければ、お客さんに迷惑をかけるようなのこともない。

お客さんはオージーがほとんどだけど、スタッフは日本人だし、言葉に困ることもない。

完全なるヌルゲーである。

週4日で働いて、生活は出来るし、別に困ることも無い。遊びに行く金も節約したらあったし、カフェもバーもたまには行ける。

元々飲むタイプでもないので、そんな生活の居心地の良さは、それはもう神がかり的だった。

しかし、つまらない。

何の変哲もない、毎日のルーティーン。
職場へ行ってスマホをいじって、お客さんがきたらマッサージをして、またスマホをいじる。

4時半を過ぎたらお店の片付けをして、早い時にはそのまま変える。

家に帰って、飯を作って、ブログ書いたり、noteを書いたり。

刺激があまりにも少なすぎた。

オーストラリアという広大な国に来ているのに、とても狭い世界で生きている気がした。

日本ではその忙しさに忙殺されていたが、オーストラリアでは、この単調な毎日に殺されそうだった。

でもそれは、マッサージ屋のせいでもなければ、ワーホリという制度のせいでもない。

全ては自分の選択でしかない。

そのつまらない生活を選んでいるのは自分で、殺されそうになっている自分を殺そうとしているのは、いつだって自分自身だ。

居心地の良さは、見方を変えてみたら、退屈さで、安定をしているようで、刺激を求める心は不安定だ。

せっかくオーストラリアに来ているのだから、そんな選択をし続けても、残るのは後悔だけだと思った。

だったら刺激を求めて、新しい生活という選択をしてみようと思った。

オーストラリアに来たばかりの人と話していると、その見るもの全てに異国を感じている。日々自分を刺激している。

僕だってオーストラリアの地を踏んだ時はそうだったはずなのに、いつの間にこんなに感覚が擦りきれてしまったのだろう。

もう一度、あの何もかも新しい感覚を取り戻したい。

何も分からずに、不安でドキドキして、緊張で口が乾くあの感覚を取り戻したい。

このnote書いている今この瞬間、新しい職場で、お客さんを待っている。

勝手知らずのお店で、マッサージは出来るという理由で、特にトレーニングも無い。

まさに不安と緊張で口は乾ききっている。

たぶん口臭いから、タブレットをいただくとしよう。

でも、求めていた新しい刺激がここにある。

ここに慣れてしまったら、また新しい刺激が欲しくなるのだろうけど、前述したように、働く期間はもう決めている。

この先のオーストラリアラウンドという、大きい目標、楽しみの為に、毎日頑張ろうと思える。

マッサージが嫌いなわけでもないし、なんならお客さんがリラックスできて、満足して帰る瞬間は、なんとも言いがたい達成感に満ち溢れる。

直接感謝されるというのは、なんとやりがいのある仕事なのだろう。

そんな理由達があって、僕は職を変える。

旅のための資金づくりと
居心地の良い場所から抜け出して、刺激を求める。

ワーホリも残り半年。
何章目かはもう分からないが、新たなブリスベン生活の幕開けだ。

ブリスベン生活もあと5ヶ月。
残りわずかなこの時間をどう過ごすのか。

出来れば刺激的な毎日にしたいので、刺激的な選択をし続けようかと、そう思う。

とりあえずまずは、タブレットを買ってくることにする。

こーた

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