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No.229【アドラー心理学】『結婚=幸せ』と思う人⇒幸せを知らない負け組思考

こんにちは。

オンラインダイエットコーチ
メンタルフィットネスコーチ
新井浩太(こうた)です。

さて、アドラー心理学を学んでいるので、今日もそこからの気づきや考えたことを書きます。

今日は結婚について考えてみました。

アドラーは人生の課題を「交友」「愛」「仕事」の3つだと言っていました。

結婚は、そのうちの一つの「愛」に関することです。

考え方はひとそれぞれだと思いますが、この記事が少しでもあなたのお役に立てたら幸いです。

結婚はしたら幸せ?勝ち組?

今は個人主義が進み、以前に比べると少なくなったと思いますが、「結婚したら幸せになれる」と考える人はいるように思います。

少し前は「結婚したら勝ち組」「結婚できないのは負け組」などという言葉も耳にしたように思います。

僕は、結婚したら幸せになれる、結婚したら勝ち組という考えの人は、依存思考で負け組思考だと思います。

結婚は、必ずしも行き先が「幸せ」の列車の切符だとは限らないですからね。

アドラーは人が幸せになるためには、「自分の能力が発揮できたとき」「自分が人の役に立ったとき」の2つだとしています。

アドラーの言葉が全て正しいとは思いませんが、理にかなっていると思います。

結婚したら幸せだと考えている人は、アドラーのこの言葉に当てはめて考えたら、必ずそれが達成できると思っているのでしょうか。

僕は、達成できるかもしれませんが、達成できないかもしれないと思います。

また厳しい言い方になりますが、勝ち負けに拘っている時点で、人生が負け組だと思います。

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結婚は誓約であって成約でもある

そもそも結婚って個人間の誓約で、国が決めた成約ですよね。

個人間の誓約は、誠実性の証明でいいかもしれません。

しかし国が決めた成約は必要ですか?

どうして個人間の誓約だけでは不十分なのでしょうか?

日本はフランスなどと違って、片親家庭の支援がまだ十分と言うには遠いと思いますので、子供がいる場合は結婚する必要性は、成約ではなく教育や養育の観点からあると思います。

子供の教育や養育以外の理由で、国に何を求めるのでしょうか?

国が決めた成約によって幸せが得られると考えているのは、自立思考ではなく依存思考だと思います。

それに…

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勝ち負けで判断する人生は…

世間の離婚の割合は3組に1組です。

子供のため、お金のため、世間体のためなどという理由で、心が完全に離れて離婚したいと思っていてもしない潜在的離婚を含めると、割合は半数を超えると思います。

人間は自分の都合の良いようにモノゴトを判断する生き物ですから、確率や統計で離婚率の高さを知っていても、自分は大丈夫などと思ってしまいやすいかもしれませんね。

結婚は何十年と続くもので、この先どうなるか分からないにも関わらず、結婚した時点や数年経ったくらいで「幸せ確定、勝ち確定」と判断してしまう短絡的思考は、最終的には負け組になる確率が高いと思います。

また全ての面で勝っている人、完璧な人間はいないので、勝ち負けでモノゴトを判断していると必ず負けることがあります。

それに常に勝ち負けの競争に晒されていたり、そこに執着しているようでは、心の安定を得ることは難しいでしょう。

心が安定していない人は、結局は人生という大きな枠組みで考えると勝ち組だと言えず、逆に負け組の人生になってしまうのではないかとも思います。

とはいえ…

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昔の価値観の刷り込み

若い世代は、親世代の価値観を刷り込まれて育っています。

親世代の価値観とは、地位財といったお金、社会的地位、モノを得ることが幸せでした。

そのため、労働人口や労働力を増やして経済を発展させることで、幸せが得られるというような考えでした。

男性は働けば働くほど収入が増えるので、働くことに集中する。

女性は家事をして男性が働きやすいように後方支援して、子育てをして次の労働力になる子供を育てる。

そのような「仕組み」を作ることが幸せになるのに便利でした。

それを「結婚」という国の成約で縛ることで、仕組みは更に強固になったので、幸せは約束されてきたのではないでしょうか。

受け入れてしまっている価値観に気付くといい

また親世代で急速に経済が発展してきたのは、激しい競争社会だったからです。

その社会を生き抜いてきて「当時の幸せ」を手に入れてきたのだと思います。

ですから勝ち負けに拘ってしまうことが多いのだと思います。

しかし、そのような親世代の価値観と、今の時代の価値観はズレてきているように感じます。

それにも関わらず、多くの親世代の人たちは、今の時代のことは考えていない、学んでいない、知らないのに自分たちの経験則で若い世代に教育します。

若い世代は人生経験が多くないですし、年上の人の言うことは聞かないといけないという社会的な風潮があり、親世代の価値観を受け入れてしまいます。

それによって結婚は幸せ、結婚は勝ち組という考えに至ってしまうのだと思います。

それはそれで仕方がないことです。

親世代も、自分たちの価値観が良くて、それが相手の役に立つと思って言っているので悪気はないので、仕方がないと思います。

また僕は結婚を否定するつもりもないです。

ただ結婚がゴールではなく、スタートだということを知っておいた方がいいと思います。

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アドラーの幸せ2要件+1

アドラーは幸せになるためには「自分の能力が発揮したとき」「自分が人の役に立ったとき」の2つの要件が必要だと言っていました。

アドラー心理学の本当の名は「個人心理学」です。

個人が幸せになることを追求したものです。

結婚は一人では成立するものではないので、アドラーが言う2つの要件では足りないように思います。

2つの要件が自分と相手が出来ているということの他に、あと一つ必要なのではないかと思います。

それは「相手が自分の2つの要件を認めてくれること」「自分が相手の2つの要件を認めること」が結婚に必要なのではないかと思います。

2つの要件の他に「お互いに認め合う、尊敬し合うこと」だと思います。

みんなそれぞれが頑張って生きています。

それを認め合うということです。

自分がどんなに苦しくてツラい状況でも、相手にあたったり、相手に責任転嫁しない。

相手の批判や否定をしない。

相手が頑張っていることを認めて、それに対して感謝する。

自分と相手、少なくとも自分が「自分の能力が発揮したこと」「自分が人の役に立っている」に対してYESと言えて自分を認め、相手を認める。

そしてお互いに自分自身と相手のことを認めることができる、できるようになれば結婚は「今の時代の幸せ」になるのではないかと思います。

アドラー心理学的に言うと、共同体感感覚を得るということですね。

それは簡単なことではないと思いますが、そこに向かう過程も素晴らしいものだと思います。

と、ここまで偉そうなことを言いましたが、僕も出来ていないことだらけですので、これからも「愛」についてアドラー心理学を学びながら、考えて実践していきたいと思います。

今は婚姻届けは出さない「事実婚」というのもあり、考え方や価値観は多様化しています。

何が良くて何が悪いというように考えるのではなく、みんなそれぞれに違った良さがあると考えて、どのような形でもいいので、みんなが幸せになれるといいですよね。

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ということで今日は以上です。

これからもアドラー心理学を学んで実践して、自分らしく強く生きていきたいと思います。

今日の記事で、少しでもあなたの勇気にエネルギーを注げたら嬉しいです。

同調圧力を押し付けようとしたり、上下関係をつくろうとマウントを取る人、権力を振りかざす人などに屈することなく、共に自分らしく強く生きましょう!!

今日も最後まで読んでいただきありがとうございます☆

また明日(^O^)/

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