こっしー夫婦

多拠点居住を目指して、2020年から10年間計画で暮らしの実験をしている夫婦です。 旅…

こっしー夫婦

多拠点居住を目指して、2020年から10年間計画で暮らしの実験をしている夫婦です。 旅をしながら暮らしたり、変わった様式の住居に住んだり、さまざまな角度から心地よい暮らしとは、を探求しています。

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あれほど恋焦がれた海外移住を諦めた理由

2020年から暮らしの実験をしているこっしー夫婦と申します。 私たちは今、四国の限界集落のような田舎に拠点をおいていますが、かつては「ニュージーランドに移住したい」という夢がありました。 ニュージーランド移住に憧れた理由 ・初めて行った外国であり、もはや初恋の君状態。 20歳の時、親の反対を押し切って、バイトを死ぬ気で掛け持ちして貯めたお金で初めて行った海外がニュージーランドでした。1年にも満たない期間でしたが、親元を離れたことがなかった私にとって、初めて「経済的にも物

    • 海外ホテルと比べた日本のビジネスホテルの足りないところ

      去年末から、東京へ月に一度の旅行をするようになって四半期が過ぎた。 毎月行くとなると、お高いラグジュアリーなホテルには泊まれないので、もっぱら一人数千円〜1万円台/泊のビジネスホテルを取ってるんだけど、日本のホテルってほんとーにすごい。 1万円程度で そりゃもちろん設備が古いとか、室内がとにかく狭いとか、掃除もバスルームの一部が黒カビが残ってる、とか細かい気になる点はあるけれど、平均して軒並み及第点。ってかいわゆる”コスパ”でいうと都内のビジネスホテルは右に出るものはな

      • 着物リメイクやってみた〜第一弾はジレという名の袖なしジャケット〜

        新たな趣味について書いたのが2ヶ月前。 ついにひとつ目が完成しましたっ!! ジレという袖がない羽織っぽいものなら時期も長く使えそうなので、自分の持ってるジャケットの襟を参考に型紙修正したり、大きめのポケットをつけたりして、自分好みの形に仕上げることができました。うれしい。。 既製品だと検品を絶対通らないレベルのクオリティ(!)ですが、それでも自分で着る分には問題ないので今回の縫製の課題は次回以降のリメイクに活かしていこうと思います。 ジャケットとか作ったことなかったので

        • 自宅サバイバルのススメ

          来週は3.11から13年。 来年からは元日も防災の啓発日になるのかと思うと、なんだかやるせない気もします。けれどハレもケも問わずに襲来するのが自然災害というものだし、歯磨きを毎日やらなきゃ虫歯の予防と言えないように、万一の備えは日常生活でこそ見直しておくべきことなのでしょう。 避難に関しても、都市部の耐震がしっかりしている住宅等に住んでいる人は基本的に在宅避難となるにも関わらず、その認識を持っている人は案外少ないんですよね。 有事の際に慌てないようにするには、実際に自宅で

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        あれほど恋焦がれた海外移住を諦めた理由

          消えたトラクターと村の将来

          集落のはずれにある民家のトラクターが盗まれた。 そのトラクターが置いてある民家は誰も住んではいない。(倉庫的に使われている) ただ日中は畑や田んぼで仕事をしている方がいるので、人の気配がゼロってこともない。だけど、その周辺では半径500m以内に住んでる人は誰もおらず、夜になるとうちの集落はほんとーーーに静かで20時に外に出ても23時ぐらいに感じる。 都市部に出張に行った時は、20時ならまだ営業しているお店もたくさんあるし、その時間は飲み会真っ最中、って感じがするけど、ここ

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          市場価値には繋がらない「好き」の強さ

          箸にも棒にもかからないしがないクリエイター活動をしている。 言葉遊びと刺繍をするのが好きで、友人の新たな門出やお祝いごとにはその友人にまつわるストーリーに掛けたプレゼントをしていた。 お店を出すのでコースターを作って欲しいと言われた時には とにかくその人の好きなことや挑戦している姿・日常生活を思い浮かべながら手に取った時に、自分らしさを思い出してもらえるような、それでいてクスッとできるようなデザインを考え、ひと針ひと針刺していく時間が至福の時間なのです。 大抵はプレゼン

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          人間万事金次第

          タイトルは私の個人的な思いとは何ら関係ない。以下からの引用である。 この言葉は、先日見たドキュメンタリー番組の中で出てきた立花隆による田中角栄についての評論だそう。 1980年代生まれで2024年に現役世代の私からすれば、田中角栄といえば「政治とカネ」の権化のような人であり、ダミ声で偉そうなオヤジぐらいにしか思っていなかったし、政治がクリーンな印象とは真逆の世界観を醸しているのはそういうオヤジたちが元凶だとすら思っている。 でも件の番組を見て印象が変わった。 新潟の農

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          日本が高齢社会になっても大丈夫と感じる訳

          アメリカ人と話していて気づいたこと アメリカ人の友人とある下町でレビューがすこぶる上々な定食屋に行った時のこと。友人が、 「こんな歳になっても働いている・・・。かわいそうに」 というので、何のことかと聞くと、忙しなく働く定食屋のご主人とおかみさんを指してのコメントだった。高齢になってもリタイヤすることもできず、経済的に働くことを余儀なくされているのだろう、という思考回路らしい。 それを聞いて私は「スッゲーアメリカ的価値観!!」と異文化に触れた気がしてなんだか嬉しくなって

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          2024年版わたしのサステナブルな趣味

          どこかのSNSで見た記憶があるんですが、趣味は インプット型・アウトプット型・移動型 これらが揃うと心が安定するんですって。 インプット型:コンテンツを消費するタイプの趣味。読書とか音楽・映画鑑賞とか。ここにYoutubeとかNetflixのような無限時間泥棒系の動画サービスも入ってくるんだろうけど、そうすると現代人の8割ぐらいインプット系の趣味に沼ってしまっている気がする。 アウトプット型:コンテンツを生み出すタイプの趣味。絵を描いたり、Youtubeで動画を制作し

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          2024年は海外プチ移住に代わって東京定期滞在のチャレンジを!

          2024年は家庭の事情で海外プチ移住が難しそうなので、毎月1週間の東京滞在にチャレンジすることにしました。 よくよく考えると、(いまさらですけど)東京って ・世界中の人が集まるので ・料理のバラエティも豊かでつまり世界中の料理が食べられるし(しかも総じてクオリティが高い) ・最新のテクノロジーやエンタメに触れられるし ・街並み自体も都会にしては緑化もされているし独自性がある場所が多い ・加えて美術館やシアターなど文化的な刺激も豊富 ・・・旅先にピッタリじゃないですか? 東

          2024年は海外プチ移住に代わって東京定期滞在のチャレンジを!

          直島アート旅のホテルはオフシーズンのベネッセハウス一択

          年末に行ってみたかった直島に行ってきました。 元々アートにはそれほど興味はなく、博物館のようにストーリーを感じられたり、追体験できるようなものの方が好きな私ですが、直島は町おこし・地域活性化の文脈でも度々語られる好事例ということもあり、一度は行ってみたい場所でした。 そして、結論から言って大満足の旅でした。 宿泊ホテルはベネッセハウス一択で間違いなし 直島はアートで町おこしに成功している珍しい地域ということもあり、島全土に宿泊施設が散りばめられています。(直島観光旅サ

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          10年使ったメイクパレット回収してくれないから自分でリユースした話

          メイク人口ってここ数年で爆発的に増えましたよね。いや、正確にいうと増えたというより、性別と年齢の幅が広がったというべきかもしれません。 この前職場で後輩の男の子の背後から割と至近距離で話しかけたことがあったんですが(変な意味はない)、そこから見えた耳と頬の色味が違っていて、一瞬わからなかったんですが、「ファンデ塗ってるからか!」とハッとしました。そうだよね〜。ここ数年で男性向け化粧品もぐんと増えた気がするし、おじさんではまだ見かけないけど、若い子ならそれなりに普及してるのか

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          友人が”正しくないこと”をしていると知ったら、あなたはどうしますか?

          先日、あさイチを見ていて黒柳徹子さんが自身の戦争体験を振り返ってこんなことをおっしゃっていました。 だけど、当時を思い出すとそれは間違っていたと言うのです。 この放送を見ていて思い出したことがあった。 皆さんは、友人のグレーな行為を見聞きしてしまったことってありませんか? 例えば、友人が昼間の作業中にビールを飲んだ後に夕方運転してることを知ってしまった時。 または、友人親子と会っている時、イタズラをやめない子どもに怒った友人が子どもを軽く叩いたのを見ちゃった時。

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          初めての靖国参拝

          一年に数回東京に出張しても、観光地っぽいところに立ち寄ったことがありませんでした。ただ靖国神社には一度行ってみたかったので、たまたま近くで仕事が終わった16時ごろ入ってみました。 巨大な鳥居と圧倒的な広さ、建築の美しさと見事に手入れされたイチョウの木々があまりに調和していて、それだけで荘厳な気持ちになります。 閉館時間まであと1時間を切っていたものの、博物館が好きな私としては併設の遊就館にどうしても行ってみたく急ぎ足で回ってきました。 ・・・なんというか、これが「靖国史

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          東京で心温まる瞬間

          2023年は日本も海外もそれなりに色々探訪できた。 内訳はざっとこんな感じ。 ・海外2ヶ月(マレーシア・オランダ・デンマーク) ・日本の田舎延べ滞在約9ヶ月(長野・静岡・徳島) ・東京延べ滞在約1ヶ月 旅をしていて一番良いなと思うことは、常に来訪者の視点を持てること。 今も東京に来ていて、多分日本(東京)にずっと住んでいるとなんとも思わないであろうことに突然胸を打たれたりします。 例えば、朝の通勤電車の中では皆んなが一様にリュックを前に持っている姿とか。 これ、いつ

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          田舎の草刈り問題を考える

          移住してからというもの、地域にいるときはなるべく地域行事にも積極的に参加したいと思っているこっしー夫婦。 この1年で、おそらく月に1度ぐらいのペースで草刈りや神社の掃除(と言う名の草刈り)に参加していました。 例に漏れず、草刈りに集まるのは毎度60代後半〜80代のおじいちゃんおばあちゃん。。。仕方ありません。住民の9割が高齢者なのですから。 皆さん農業や林業など1次産業に従事していることもあり、我々よりも体力面ではタフだなと尊敬する一方、終わった頃には皆さん異口同音に「も

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