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5月は国内旅行のベストシーズンだって忘れてた

基本的に海外旅行が好きな私たち夫婦。
言語も食事も街並みや自然も全てが見慣れたそれとは異なるからこそ得られる刺激や気づきを求めているし、滞在するうちに生まれも育ちも違うのに第二の故郷のような親しみを覚える国や地域もある。

だけど日本のことも好き。
ジェンダーギャップとかいまいちな社会保障制度とか、生産性の低さとかやや生きづらいなと思いあたるところは正直たくさんある。

それでも一介の旅行者として見渡せばこの国は本当に素晴らしい。どこに行っても夜中に女性が一人で出歩けない地域なんてほとんどないし、交通機関は時間通り動くし、どんなにレビューの点数が低くても味がまずい店は見当たらない(たまに目にするgoogleのレビューが2.5ぐらいの店は、味じゃなくて接客態度を過剰に問題視してるケースが多い気がする)
乱立するキャッシュレス決済は、訪日外国人にとっては混乱を招くだけで無意味なものが多いけど、それでもこの国の人々の親切心やサービスの質の高さで七難を隠してしまう。

歴史的な円安が続いていて、行き先を失った海外旅行ラバーはどうしているのかーー。トルコやブラジルなど、通貨が下落してる国へ逃避行しているのか。はたまた韓国やベトナムなどそこまで円安に振れていない近隣を選んで賢く旅をしているのか。

実は私たちも急遽10日間ほど休みが取れたため、どこへ行こうか考えあぐねた末、意外かもしれないが国内のロードトリップに出かけることにした。

というのも、コロナが終わってインバウンドが戻ってきた!と言っているのは東京や一部の観光名所に限った話で、まだまだ空いている地域も多いのではないかと踏んでいたからだ。空港等のインタビューでも、日本を旅する予定の外国人に、どこを周るのか尋ねると、たいてい「東京・京都・大阪・広島」といった西日本に偏った旅路を目にしていたため、もしかすると東北は穴場なのかもしれない、と思い始めたのだった。

調べてみるとこの仮説はドンピシャで、訪日外国人への意識調査でも「東北は滞在するときは長期におよぶ傾向があるが、その一方でそもそも認知度が低く行きたいと思う人が少ない」という「知ってる人だけが楽しむ地域」になっていることがわかった。

東北の認知度は39.4%、訪問意欲は13.4%にとどまっており、ともに全国10地域区分の中で8番目だった。

日経新聞より

しかも日本のGW後の5月といえば、春の混雑ピークが去っただけなく、気候も良く、暑くも寒くもない絶好の旅日和のシーズン。秋のように台風が矢継ぎ早にくることも少ない。考えれば考えるほど、わざわざ海外に出るのがアホらしくなってきた。

かくして春の東日本縦断旅を決めたのだが、前置きを書いていたら急に停電(本当に)してしまったので続きは次回。。。


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