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「WBC?興味ないね」派の本音

WBCで日本が優勝した!

凄いね。

やったね。

やっぱり大谷翔平だよね。

あと、ダルビッシュもだよね。

凄いよね。

やったよねぇ。

日本強いよねぇ。

うんうん、凄いよねぇ。

大谷翔平だよねぇ。

あと、ダルビッシュだよねぇ。

…ねぇ。凄いねぇ。

…ねぇ。やったねぇ。

…ねぇ。

…うん、…ねぇ。



…ごめん、分からない。

日本中がフィーバーしているなか、水を差すようで申し訳ないが、分からない。

水を差す気はない。
本当に水を差す気はないんだ。

「なら黙っとけよ!!」

と思うと思う。

確かにそうだ。
わざわざみんなが盛り上がっているところに、

「わーたーしー!興味ないんですけどぉ!!!」

という人間ほどウザいものはない。
どれだけ自分を見て欲しい願望が強いんだと思う。

興味がないのなら、ただ黙っておけばいいんだ。

『沈黙は金なり』なんて言葉もあるだろ?
黙っておいた方が得なこともこの世にはあるんだ。

黙ろう。


沈黙で思い出したけど、あのクラピカも言っていたよね。
『沈黙、それが正しい答えなんだ』って。

答えが沈黙?
そんなトンチが答えでいいのかよ!

なんてことを思う。

「そんなことより!ハンターハンターはいつ再開するんだよ!」

と言っていた人たちって、年を追うことに、減少していますよね。

これは、ハンターハンターに興味を持つ人が少なくなってきたからなのか。

それとも、みんなが冨樫に対して、諦めの境地に至っているからなのかは分からない。

謎だ。問題だ。

そして、一番の問題は今回の件に、ハンターハンターは全く関係ないというところだ。

律する小指の鎖ジャッジメントチェーンに縛られる前に、話題を戻す。


今回のWBCに興味がないことを、自分なりに考えてみたい。
どうして、ここまで興味がないのかを考えてみたいのだ。

今回はそんなWBCフィーバーに、乗れなかった人間の話しだ。

さて、僕はなぜWBCに興味が無いのだろうか。
箇条書きで上げてみる。

  1. 野球自体に興味がない

  2. スポーツ自体に興味がない

  3. 自分よりすごい人を応援している場合ではない

この3つだろうか。

①の野球自体に興味がないと、
②のスポーツ自体に興味がない。

という気持ちがわかる人はいるだろう。
今回のWBCに興味を持っていない人の多くが、この2つに当てはまるのではないかと思う。


特に、①の『野球自体に興味がない』という人は多いと思う。
僕のようなアラフォーなら分かると思うが、野球は小さい頃にリビングで、親父が見ていたものだ。

小さい頃の僕は、ベースボールよりドラゴンボールを見たかった。
しかし、僕が小さい頃の世間一般の父親像とは、亭主関白が当たり前の時代。

そんな世間一般の父親像を絵に書いたような父親は、子供の意見なんて聞かないのが当たり前。

なので、僕は今だに野球を見ると、あの時の楽しくない晩御飯の時間を思い出してしまう。
だから、野球には全く興味がない。


②のスポーツ自体に興味がない人も比較的多いだろう。
たとえば、僕はオリンピックのような日本中が応援するべきだろう、スポーツの祭典も、ほとんど見たことがない。

こうやって書いていると少しだけ、悲しい。
同じ日本人が頑張っているのだから、少しくらい興味を持ってもいいじゃないかと思う。

しかし、これを自分なりに自己肯定してみる。

僕は、日本人だから頑張ってほしいとかは思わないのだ。
人間が頑張っていれば、それでいいのではないかと思うんだ。

日本人が勝ったから嬉しい!

には、なにか「日本が一番だ!!」という閉鎖的な雰囲気があるのではないかと思う。

はい、これはド偏見だ。
失礼しました。


ということで、③だ。
僕は③の自分よりすごい人を応援している場合ではない、という気持ちが一番強いのかもしれない。

今回のWBCの件を上げると、出場している人たちは自分よりはるかに人生が成功している人たちだ。

大谷翔平を筆頭に、凄まじい努力をして、その場所へ立っている人たちだらけだ。

そんな人を応援している場合ではないと思っている。
応援しているくらいなら、自分が頑張っていたいと思う。

そういえば、僕は、

「頑張って!」

という言葉に違和感を覚えるときがある。
たとえば、マラソンをしている人に、

「頑張って!!」

と応援するのに違和感があるんだ。
なぜなら、その人は頑張っているから。

頑張って!と言われなくても、その人は頑張っている。
仮に僕がマラソンをしていて、沿道の人に、

「頑張って!!」

と言われたたら、

「…言われなくても、頑張ってんだよ!!」

と思うかもしれない。

頑張ってという言葉にはなにか、違和感を覚える。
うん、ひねくれているな、と思う。

もしかして、僕は応援する側よりも、応援される側に回りたいと思っているのかもしれない。

改めてこう上げてみると、なんて自分勝手なのかと思う。
うーん、まいった。

やはり、水を差す行為はよくない。
ハンターハンターの話しをして終わりにしても良かったかもしれない。

しかし、時間は戻らない。
律する小指の鎖ジャッジメントチェーンに縛られて死んだ、ウボォーギンが決して蘇らないように。

終わりだ。
レクイエムが聴こえる。

律する小指の鎖ジャッジメントチェーンが気になった方はこちらから。

…ださぁい。

おしまい。

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