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新田樹 Sakhalin
かつて日本統治下において樺太とよばれた大地に今を生きる人の姿を収めた写真集『Sakhalin』。過酷な背景を背負いながらも生きる人々の姿が収められた写真と、被写体にためらいながらもそっと寄り添っていこうとする写真家の言葉が綴られている。
戦争に翻弄され自分が望む大地で生きることが困難だった女性たちの葛藤や怒り、悲しみを思い、自らが日本人であるということを問い返さずにはいられない。たしかにこの写真
生きる意味を探って。。劇場から
なんのために私はいるのだろう。今、私たちにできることは何なんだろうか。この劇場という場所で、私たちが未来のために今を生きる人のためにできることはなんだろう。そして、私自身はなんのために生きているんだろう。そんな疑問がこのコロナの騒動による自粛期間中に何度も脳裏をよぎった。
現在の私は正直、日本の文化政策に対して絶望している。多くの人が知らないところで流れる何億ものお金。一部の利権を持つ人だけが享