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2022年 新年あけましておめでとうございます

九州島 福岡県八女市 旧城下町にて創業から三百余年を数える茶問屋の十四代目 許斐久吉(コノミヒサキチ)と申します。
当家 「矢部屋許斐本家(ヤベヤコノミホンケ)」は、
九州最古の茶商、八女茶の名付け親として 八女茶の存在意義を知る得る 唯一無二の店で御座います。
江戸時代から現在も使用しております店舗や工場など 文化財として七棟が八女市に指定されております。

江戸期嘉永~安政年間築の店舗西側楷室にある床の間

私は家業に入り今年で 四半世紀目を迎えました。
この間 埋もれていた当家の歴史を調査する中で、自身の存在意義や、どのような未来に向かって進んで行くべきかが朧気ながらも見えて参りました。
また 先人の経営思想や伝来物を調べ、学習していく事は、今後の八女や関連地域を考える上でも重要な指針と成っていくと思っております。

故郷である八女が好きな私にとって その事がとても嬉しく、生きる糧=喜びと成っております。

今年も地域の歴史を繋ぐ店として
地域のことや人のことを理解し、その存続に向けてさらに邁進する所存です。
本年も何卒宜しくお願い申し上げます。

本年が 皆様にとっても実り多き一年となるよう祈念し 年頭の御挨拶とさせて頂きます。
                    令和四年 一月二日 許斐久吉