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シャクティーパット? アドルフ・ヒトラーの霊力!? 生命エネルギーのサイキックな現象

トンデモなオカルト与太話なので真面目に受け止め過ぎない下さい。

あくまでエンターテインメント、余興です。

ヨガ、気功、チベット密教などで生命エネルギー(クンダリーニ、シャクティー、プラーナ、気、風・ルン、、、など)といったものに言及されてますが、それに関する与太話です。

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関連note:ヴァジュラバイラヴァの詩

文献の引用について

過去にヒトラー、ナチスについて調べたことがあります。絶版になったものを含めて図書館で書籍を読んでメモしたものがあります。

文中の引用はそのメモによるものです。

しかしそのメモが正確な引用でなかったり、はしょったりがあります。

まぁ、著作権的には良くないことではありまして、、、、この記事は将来削除することになるかもです。

瞑想する人noteの方針について

そうは思われない読者がいるかもですが、瞑想する人noteの方針としては今のところは超能力(霊能力、サイキックな力)なるものが存在していると主張したいわけではありません。

こういったことに関しては懐疑的思考を重視しています。

関連note:【文殊利剣】 リンク集  健全な懐疑のために

参考
ASIOS:超常現象の検証動画(有名な懐疑主義者ジェイムズ・ランディによるサイキックの検証)


しかし私は頭っから完全否定してはいません。
というのは個人的な体験があるからです。これは後で述べるシャクティーパットではありません。
また、性的ヨーガでもありません!!

「生命エネルギー」の現象に関して、他者の心身の状態に影響を与えることがある、というのを私は現時点では否定しきれてはいません。

用語解説:密教、生命エネルギーなど


シャクティーパット

瞑想に熟達した人、特に、生命エネルギーに関する実践に熟練して成果があった人には、他者の心身の状態に影響を与える不思議な能力が身につくことがあると言う人がいます。

インド・ヨガではシャクティーパットというのがあります。師が弟子に生命エネルギーを注入することとされます。
これによって変性意識状態になったり、瞑想体験が深まるとか神秘体験やクンダリーニの体験をすることがあるなんて言われてます。

同じようなものがチベット密教や中国の気功の中の(仏家、道家、内丹・仙道などの)マニアックな流派でもあるようです。


日本では凄惨な宗教テロを引き起こしたカルト団体の教祖が得意だったようです。
ネットで探すと体験談が今でも見つかります。

このカルト教祖は完全にインチキの宗教詐欺師だったという意見も巷にはありますが、しかし、まぁ、なんらかの能力は実際にあったのだろうと私は思うところです。

“……私が知る限りでは、極めて不幸なことに、麻原には神秘体験を生ぜしめる力があったようだ。彼が単なる詐欺師であれば、あんな悲劇は起こらなかっただろう。……いわゆる霊的能力は、その人の人格とは関係なく、宿るものらしい。……おまけに、霊的能力は発現すればするほど、往々、人格を食いつぶしてゆく傾向がある。その結果、とてつもない化け物が生まれてしまうのである。”

正木晃 著『密教の可能性―チベット・オウム・神秘体験 超能力・霊と業』大法輪閣 1997 , p.133


バグワン・シュリ・ラジニーシOsho)もよくシャクティーパットをしていたというのを聞いたことがあるのですが、私はラジニーシには全然関心が無いのでよく知りません。

他に伝え聞いたことがあるのでは、書籍『魂の科学』(たま出版)のスワミ・ヨーゲシヴァラナンダ師が相当に得意だったようです。

ヨーゲシヴァラナンダ師は長年のヨーガ、瞑想の実践によって「凄まじいばかりの霊力をもっていた」というのを伝え聞いたことがあります。(ホントかよ、笑)
少し眉間や頭部に触られたり、見つめられたり、同じ部屋で一緒に瞑想するだけで神秘体験をしたなんていう逸話が豊富にあるようです。

ヨーゲシヴァラナンダ師はヨーガの実践には、自分自身にも他人にも相当厳しかったようです。
また霊的能力の発揮に関しては無関心で、他人を助けるためにその能力を用いるといったことにすらも、あまり関心が無かったというのも伝え聞いたことがあります。


 シャクティーパットは今日でも出来る人がいるようです。
現代の物質文明の極を体現しているとも言えるアメリカ合衆国にもいるようです。
シャクティーパットによる神秘体験の記事を見つけました↓↓

anan  web:会社を辞めて、こうなった。【第54話】 人生初!クンダリニー瞑想で変性意識の世界を垣間見る。


アドルフ・ヒトラー

ナチス・ドイツのアドルフ・ヒトラーについては、以前にオカルト与太話記事で触れたことがあります。

関連note

オカルト? 「性エネルギー」について。性エネルギーの転換・昇華など >>

宗教的体験、神秘体験、無意識、内なる意識の影響 >>

 ヒトラーは「若い頃は落ちこぼれだった」みたいに言われてますが、実際のところは、私が調べたところでは、一般的な知能指数テストで はかられるような知能に関しては高い、もしくは、かなり、非常に高いのではと思われます。
理工学的な事柄を理解する知能にも恵まれていたと思われます。

また直観像記憶(映像記憶、写真記憶)かなにか、ずば抜けた記憶力にも恵まれていたようです。

性格には問題があったとされていますが、総じて彼の知的・精神的な能力自体はかなり高いものがあったと思われます。
彼のしでかした事は、人類史の汚点とも言える程の阿鼻叫喚・凄惨残虐な悲劇なわけですが。
能力が正反対のことに向けられていたら、もしくは1938年くらいまでにあの世に行っていたらと思うところです。


 ヒトラーの首相就任演説です。↓↓ 政治集会には似つかわしくない宗教的な雰囲気、熱狂が感じられます。
白黒で分かりにくいですが、赤、白、黒の視覚効果、心理的効果抜群のハーケンクロイツ旗や光学的、音響効果的な舞台設定があったりで、かなり妖しい神秘的な雰囲気があるようです。

彼の演説に関しては心理学者他が分析研究していますが、まぁ、政治家の演説というよりかは、「ヴォータン(オーディン)の霊感を受けた預言者の雄たけび 」「生々しい情動の力がうごめく無意識領域からやってくる咆哮」とでも言うべきような異様なものだと私は感じます。(ゲッベルスの演説もとても扇情的です)

ロングバージョン↓↓

↑↑影響を受けないようにして下さい。特にスピ系、コンスピリチュアリティのカルトでは、ヒトラー・ナチスを闇の勢力と戦う光の勢力と考えるばかがいたりします。

今のような不安な世相だと、こういったのに魅了されてしまう人がいそうですが、気を付けて下さい。
ヒトラーは「悪魔」と言ってもいいような人間です。

YouTube:ナチス、ジェノサイドへの道 "The Path to Nazi Genocide"( 国連広報センター (UNIC Tokyo)


Wikipedia :Category  ナチス・ドイツの戦争犯罪


ヒトラーの霊力!? 数々の逸話集

 さて、ヒトラーについて調べると、どうしたわけだか彼に関してサイキックなものを思わせるような不思議な逸話がみつかります。
その逸話集です。

カール・グスタフ・ユングは言っています。

“ ヒトラーは真に神秘的な呪師の範疇に属する人間である ......。
その声(自分自身の無意識)の命ずるところにしたがって行動する人間に似ている。われわれの場合は、たとえときおり無意識が夢を通して語りかけてきたとしても、合理精神と大脳がその声に従うことを拒否する ―― が、ヒトラーはその声に耳を傾け、そして従う。真の指導者とは例外なしに導かれる人間である” 『ヒトラー全記録―20645日の軌跡』 阿部 良男 著 柏書房
 ユングの1938年10月の意見

関連note:【遷移のヨーガ】瞑想、ヨガ、「霊性」によって向き合いたいという個人的願望。ポワの瞑想 >> コンスピカルトに注意


 ヒトラー自身はオカルティストではなかったようですが、宗教的なことに関心があったという、彼の秘書だったトラウデル・ユンゲによる証言もあるようです。

“ トラウドル・ユンゲが亡くなる前年の夏、筆者は直接彼女から詳しく話を聞く機会を得た。......
ヒトラーの蔵書を調べる過程で、筆者は超自然的現象を扱った数冊の本を発見した。......
...... ユンゲは、世界を動かす人知を超えた力にヒトラーはいつも変わらぬ関心を抱いていた、プライベートな時間はそれに没頭していた、と確信した。 ” 『ヒトラーの秘密図書館』 ティモシー・ライバック 著 赤根 洋子 訳 文藝春秋 注p.362


 ヒトラーについて書かれた文章の中にはしばしば、「催眠術」「人を催眠暗示にかけるような総統のまなざし」「第六感」、、、などといった奇妙なものが登場してきます。
ヒトラーのこういった奇妙な能力については多くの証言があるようです。

“……当時の多くの証人が語ることだが……自分の意志を他者に押しつけるために、ヒトラーは催眠術の力を使ったに違いないといわれる。……”


“(ヒトラーは無教養で陳腐な小市民でしたが)一方で人を催眠状態にする力を備えていて、その力を敵対者にすら及ぼすことができました。……
……自分の意志を投射して人々を催眠状態にする才能です。……
……教養ある人々、ときには重要な地位にある人々も、ヒトラーと話している間、催眠術にかかったように感じたそうです。そんな興味深い証言があまた残っています。”


“(ヒトラーは美しさ、上品さとは無縁だった。)それにもかかわらず、彼からはある種の魔力が発散されていた。ミュンヘン社交界の名士から、ベルリン地下壕を最後に訪れた人々にいたるまで、きわめて多種多様な無数の人々が、その魔力に圧倒された。”(ナチスと対立して亡命したダンツィヒ市議会議長、ヘルマン・ラウシュニングの言及)


“ ヒトラーからは、うまくは言えないが人間離れしたデモーニッシュ力が発していて、それから逃れることができたのはごく少数の人間だけだった。あらゆる軍人に一律に作用し、実際に体験したことのない者にはほとんど理解できない力だった。ヒトラーに呼び出された若い将校は、前線がいかに壊滅的な状況にあるかを報告しようと心に決めて出向いた。それなのに司令部を出てくると「あの方はすばらしい方だ」と口々に言うありさまだった。
 1942年のことだ。中央軍集団司令官フォン・クルーゲ元帥は電話では非常に強硬な態度でヒトラーに反論していた。元帥が総統司令部に召喚されると、責任ある地位の者たちは皆、前線の状況がいかに酷いものかをヒトラーにはっきりわからせてやれと言っていた。ところが1時間して会議室から戻ってきた元帥は「ヒトラーの言うとおりだ。もう一度やってみよう」といったのだ。”(当時ドイツ国防軍の参謀本部将校ウルリッヒ・デメジエール。戦後は西ドイツの連邦軍総監)

アドルフ・ヒトラー五つの肖像』 グイド クノップ 著  高木 玲 訳  原書房 2004


“(ヒトラーは)……途方もない暗示力を所有していた。”(海軍元帥カール・デーニッツ)


“最もいちじるしい特徴は、その意志力であった。彼(ヒトラー)はその意志力によって大衆をねじ伏せ、その威力をさらに暗示的に作用させた。それはある種の人間には実に催眠術的な効果を及ぼした。私もしばしばそれを目撃した。……”(陸軍上級大将ハインツ・グデーリアン。「電撃戦」やドイツ機甲師団の生みの親とされます)


“……彼(ヒトラー)にあっては珍しいことに、思考において論理と冷徹と懐疑が奔放な空想とまじり合っていた。この空想力は非常にしばしば来るべきものを予感した。……”(陸軍上級大将アルフレート・ヨードル。ドイツを代表して無条件降伏文書に署名した軍人)


“……彼(ヒトラー)には他の者が思いもつかないようなひらめきがあり、これはときどき大きな困難から驚くべき単純さ、ときには驚くべき酷薄さをもって確実に抜け出すのに適していた。
彼はまさに悪魔的な天才をもった群衆心理学者だった。……

 彼はもともと単に悪しき本能に支配されていただけではないと思う。しかしだんだんと大衆に及ぼすこの(群集心理的な)魔力に自分でもやられてしまったのだ。”(ライヒスバンク総裁、経済相ヒャルマル・シャハト)

ヒトラー全記録―20645日の軌跡』 阿部 良男 著 柏書房


“ヒトラーは磁石のように人を惹きつけるカリスマ性というたぐいまれな天賦の才の持ち主だった。さらに第六感、そして彼にとってはしばしば決定的であった透視の直感をそなえていた。彼を脅かす危険を察知し、大衆の密かな反応を神秘的に感じ取り、そして対話の相手を説明のつかないやり方で魅了した。彼には霊媒の感受性があり、同時に催眠術師的な磁性をあわせもっていた。”(ヒトラーの秘書だったクリスタ・シュレーダー)

ヒトラーをめぐる女たち』 エーリヒ シャーケ 著   渡辺 一男  訳  TBSブリタニカ 2002


最後に。
インドのヨーガ指導者、瞑想家にオーロビンド・ゴーシュという人物がいます。

そのヒトラー・ナチスへの言及。

“ オーロビンドはヒトラー支配下のドイツは、邪悪な力......に「憑依された」のだと言っている。連合軍は、それ自体としてはとても神聖なものとは言えないが、独裁の枢軸に対抗することによってダイヴァ、神の力をあらわすようになった。”(『評伝オーロビンド』ピーター・ヒース 著 柄谷凛 訳 インスクリプト 2011 , p.241)

オーロビンドには『解放者ペルセウス』という作品があります。

“ 『解放者ペルセウス』(Perseus the deliverer)には、ヨーガに造詣が深い詩人にしか書けないような台詞がある。 劇中で、悪役のポリデオンは超自然的なものに取り憑かれている。これは一時的には彼に力をあたえるのだが、最後には彼を破滅に追いやってしまう。 ヒトラーが見舞われ、オーロビンド自身の弟子の何人かも小さな規模で見舞われたのは、このようなことだったと、オーロビンドは言っている。 ”(同上 , p.206)

劇中のペルセウスの台詞です。

“ この者は、しばらくのあいだ
超自然的な恐ろしい力の、器となった。
そして彼の身体を通じてこの力は、数々の悪事を働き
残忍なことをした・・・・・・
   ことが終わるとその力は彼から出ていったが、
そこに残されたのは、壊れて使いものにならない、もぬけの殻。
人間としてすらまともに機能しなくなってしまった。こんなことならば、
平凡な人間であるほうが
そしておとなしく死すべき生を生きるほうが、よいではないか。
自らのうちに、タイタンの力を呼び起こしたりするよりは。
あまりに恐ろしく強大で、人の身体では受け止めきれないような力を。”(同上 , p.207)