マガジンのカバー画像

15
ふと思いついた言葉をただ書き綴るだけ。
運営しているクリエイター

#現代詩

親友

親友

書き溜めシリーズ最後。
今日は、「喜び」の感情。

親友モノクロの世界。
誰も信じられなかった。
君はクルクルと側で回って、何気ない風に、笑って、
私を無条件に信じるって。

何も信じられなかった。はず、なのに。
その言葉は信じたいと思った。

私もクルクルと回って、いつか力尽きた時に、
爽快感、達成感でいっぱいの笑顔で
君を無条件に信じていたい。

カラフルな世界。
本当は見えていたのに、
見よ

もっとみる
=

書き溜めシリーズ第四弾。
今日は、「恐れ」の感情。

=人が少しずつ紡いだ歴史に、
インクの染み一つ付けないような几帳面な人はお断り。
そんな人は、大抵、「前例がないから」と異分子を拒絶。
後々、異分子が歴史を紡ぐのに必要だとわかると、
まるで初めて会ったみたいに、朗らかに、
「キレイですね」なんて平気で言う。
だから、私も初対面の人に訳も分からず「キレイですね」と言う。

拒絶は怖いから。
でも

もっとみる
栞

書き溜めシリーズ第三弾。
今日は、「怒り」の感情。

栞何もないのに無性に悲しくなって、
勝手に涙が溢れ出てどうしようもない時がある。

電柱、信号、公園、子どもたち、井戸端会議、サラリーマン、OL……
なんだか全員に感謝の気持ちを伝えたい気分。

カバンの中をかき回して見つけた栞。
どこに挟めばいいのか迷子のまま、
カバンの底に眠っていた。
きっと、物語を途中で区切ることはできない。
区切れると

もっとみる
返信待ち

返信待ち

書き溜めシリーズ第二弾。
今日は、「好き」の感情。

返信待ち心が浮き立つ夜もあった。
あの人からの返信はまだかなって思いながら、
いつもの人とすれ違う。
今日も同じ日の幕開け。
でも、同じ日が繰り返されることにわずかな喜び。

着信。驚いたまま取り損ねる。

昼食のパスタ。ソースがうまく絡まない。
無味のパスタ。否、ほんの少し塩味。

連絡なんて来ない。待ってる間は特にね。

書き溜めた詩を公開

書き溜めた詩を公開

最近、無性に詩を書きたくなる時があり、ちょこちょこ溜めていました。
それを https://emotion-ai.userlocal.jp/ に入力して見てもらったところ、ちょうど5つの感情の詩が1つずつあったので投稿しようと思います。

今日は「悲しみ」の感情。

笑顔深い闇に囚われれば囚われるほど、世界が克明に見えるのはなぜだろう。
水底から世界を見上げるから?
いつか私がいなくなった世界は克

もっとみる