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『コーダ あいのうた』と『Apple TV+』の考察。

 今回は、映画『コーダ あいのうた』について、なぜ日本ではApple TV+で配信されなかったのか、その影響と意義について考察したいと思います。

 結論から言えば、私は『コーダ あいのうた』を日本や一部の国以外のようにApple TV+で配信してほしかったと思っています。その理由は、以下の3点です。   

・まず、『コーダ あいのうた』はApple TV+がサンダンス映画祭で史上最高額となる2500万ドルで配給権を獲得した作品であり、Appleのオリジナルコンテンツとして注目されていました。しかし、日本ではギャガが配給権を持ち、劇場オンリーその後はAmazonプライムでの公開となりました。これは日本におけるApple TV+のブランド力や独自性を損なうことになりました。

•  次に、『コーダ あいのうた』はアカデミー賞で作品賞や助演男優賞など3部門を受賞した作品であり、世界的に高い評価を得ています。しかし、日本では2022年1月21日に公開されました。AppleTVでは、2021年8月13日に公開されました。これはアカデミー賞の授賞式が2022年3月28日に行われたことを考えると、時期が遅すぎたと言えます。もしApple TV+で配信されていれば、アカデミー賞の話題性や注目度を利用して、より多くの視聴者に届けることができたでしょう。

・最後に、『コーダ あいのうた』は聴覚障害者の家族を描いた作品であり、手話そして字幕などのアクセシビリティに配慮されています。しかし、日本では劇場公開されたことで、コロナ禍の中で映画館に足を運ぶことが難しい人や、手話や字幕が必要な人にとって観る機会が減ってしまいました。もしApple TV+で配信されていれば、自宅で安心して観ることができたし、字幕の設定も英語勉強用に英語、日本語字幕で意味を理解しながら楽しむといった設定で自由に変えることができたでしょう。

以上の理由から、私は『コーダ あいのうた』を日本でもApple TV+で配信してほしかったと思っています。私自身もAppleの製品を多く持っており、Apple music学生プランに加入すると自動的にApple TV+に加入したことになりますが、この映画が日本でリリースされてないことに後から気づき観る気がなくなってしまいました。

Apple TV+は日本では諸外国に比べまだ知名度や加入者数が低いですが、このような優れた作品を独占的に配信することで、その魅力や価値を高めることができると思います。Appleは日本市場におけるApple TV+の戦略を見直すべきだと思います。

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