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令和最初の読書感想文コンクール

まだ新学期も始まっていないのに、今年の読書感想文の課題図書が発表されています。

コチラ↓

今年も読書感想文講座(小学生向け)を開催する予定です。

今のところ口約束が一件だけですが。

今年は、課題図書を読んで取り組むカルチャーセンターでの講座だけではなく、個人的に「好きな本を読んで読書感想文を書きたい!」というお子さんと保護者にむけて教材を作り、noteで販売する予定です。

お子さんが読書感想文を仕上げるのに苦労している!という方々のお役に立てたらなーなんて思っております。

ところで、読書感想文の課題図書ってどうやって決めているんでしょうね。

ここ最近は、おばあちゃんが認知症になる話や字を読むことは難しいけど数学はすごくできる子の話とか、現代に即した社会派なものが多かったのですが。

今年はどんなものが選ばれたのか、詳しく調べるのが楽しみです。

そんなことを言いながら、中学生や高校生くらいなら課題図書ではなくて自由図書を選んでは?と思っています。

そのお年頃なら好きな作家くらいいるでしょうし。

ただ、そうなると、読書の嫌いな子がどの本を選んでいいかわからなかったり、取り組まなかったりするのでしょうか?

ちなみに私は高校生の時に読書感想文で県特選を2回もらっています。

都会に比べたら人口が少ない徳島県での話なので、競争率は低いんですけどね。

高校に入ってから少しずつ勉強についていけなくなっていたので、得意なことで賞でも取っておこうとはりきっていました。

もちろん、課題図書ではなくて、好きな本を選んで書きました。

高校1年生の時がオー・ヘンリーの「マモンの神とキューピッド」、高校3年生の時は川端康成の「みずうみ」。

この「みずうみ」について書いた作品には苦い思い出がありまして。

県の教育機関がいくつかある県特選のなかから東京の審査に出すものを選ぶ会議をしたんですね。

そこで、この「みずうみ」について書いた作品は、「高校生らしくない」という理由で外されたらしいんです。

当時、現代国語の先生に職員室で伝えられました。

「僕はね、いいと思うんよ。本当にいいと思うんよ。だから、僕も訴えたんやけど『高校生らしくない』って言われて」

私より悔しがってくれた先生の顔が今でも忘れられません。

誰にも頼まれていないのに文章を書き始めて10年目の秋のこと。

私にとって、初めての文学的挫折でした。

ただ、「悔しい、今に見ておれ」という想いと「へえ、大人たちの間で物議を醸す作品書けるんじゃ、私」と妙な自信をつける、という相反する体験が出来て何だか得をした気分にもなりました。

今でも書き続けていたり、それに関する仕事に挑戦したりするのは、この時の経験が私を突き動かしているからと言っていいでしょう。

三年前に神戸新聞カルチャーセンターの方から「読書感想文講座をやりませんか」と言われた時、えもいわれぬ想いがたぎりました(笑)。

今年もエネルギーを持ってがんばりたいと思います!

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