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澄み切った青を見上げる午前 可能性の渦が西の彼方によぎる
単調な予告を告げる明日が東の彼方に漂う

変化の乏しい迷路の中で残り時間を地図をなくして消化
秋の風の中 飛ぶトンボに優しく語る
どこに行きたいのかわからない もう明日にときめかない
どうすればいいのかわからない 昨日の積み重ねを繰り返している

意味があるのかないのか2択ならば「ある」と答えるしかない日常
「ない」と答える権利はあると言われるが
言わずもがなと暗黙の了解を強要される

憧れは明確なのに方法論を掴みにいく勇気を持てずに過ごしている
遅すぎることはないと言い聞かせたところで夢は夢物語のまま
変えれない過去に捕らわれたまま

渋り出される未来 欠片に託された無数の光
針に触れようとする仕草 それは中枢を握るようにも見える

どんなに遠く投げられても どんなに深く掠れても 美しさは永遠に

時よ流れてしまえ 願い続けた9月の2限
屋上に駆け上り 仰向けで抱きしめた秋空
浮遊する 手を広げ 滑空するかのよう

最果てがあるのなら今すぐ飛んでいきたい
辿り着ける確証があるのなら歩いてでもいきたい
始まりも終わりもない世界に



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