九の人。日々のエッセイを綴るアカウント。双極性障害がありながらも日々を楽しく生きている。

九の人。日々のエッセイを綴るアカウント。双極性障害がありながらも日々を楽しく生きている。

記事一覧

思い出の中に居るんだよ。

私は表現をすることが好きだ。でも同時に人を傷つけることをとても恐れてる。 だからこそ言うのを迷ってた。 ここ数年、私自身恐怖を感じることが度々あった。私にも原因…

九
1日前

ふたり #2

祖父に譲って貰った車は、三角の窓が付いていた。わざわざマニュアルを取ったのは、ずっと愛していたいからだった。 とは言え、この時期は暑い。幼い頃窓をしめる時、指を…

九
8日前
2

ふたり#1

遠い過去の記憶。 祖父に連れられてやってきた見知らぬ街。離れ小島。ボート乗り場でお代を払う祖父。ボートはエンジンで動くもので、私の意志と反して前に進む。 「あまり…

九
13日前
4

生活を続ける

私の両親は、家族の事故で精神疾患を発症している。 でも私、そんな両親にどうして欲しかったかと、考えたことがなかった。 最近、愛する人と結婚をして、気がついた事が…

九
1か月前
7

就労移行あわないマンの就労について

追記 私は都内に住んでいる。 このやり方は都市部に住む人や、近所に工業地帯等がある人向けと思われる。 でも私は以前、障害者雇用で働いて、それからクローズ就労もして…

九
2か月前
4

早起きのススメ

私は20代前半の頃早起きが出来なかった。当時ニートであったし、双極性障害の影響で体調もかなり悪かった。 当時の主治医には早寝早起きを推奨されていた。しかし体調悪…

九
3か月前
4

不幸には興味ないし、幸せに生きたい。

九
4か月前

九ちゃん取説

元気な時はあまり思わない事や、ネガティブな気持ちになる時がある。でも、思い返せば人間って自分のトリセツが必要だとおもう。 なので、今日は自分の取り扱い説明書を書…

九
4か月前
1

足らない探し、完璧主義

水島広子さんの本を図書館で借りた。 「心がボロボロ」がスーッとラクになる本である。 その本に印象的だった文章があったので書いてみる。 私はカウンセリングを受けて…

九
4か月前
2

生きてると苦しい事沢山あるけど、自分の味方はちゃんとしてあげようね

九
10か月前

ボッチちゃんが不快すぎる件

※ぼっちざろっくのネタバレ有ります。 私はボッチザ・ロックを1話で断念したが友人の勧めもあって最後まで観た人間だ。 最近アニメを見るのにハマり、流行り物はだいた…

九
1年前
4

リリィの総て、は真実を探す女の子の話

リリィの総てを見ました。 元のタイトルはデンマークの女の子という可愛いものなんですね。 リリィという女の子が真実を探すお話しです。 以下ネタバレ有り 風景画家のア…

九
1年前

リズと青い鳥の感想

リズと青い鳥を見ました。もう3回目くらいですが。 以下ネタバレ有 みぞれは希美を特別な存在と思っている、だからこそ手放したくない、青い鳥を手放したリズの気持ちが…

九
2年前
1

#1

私の人生について少し書こうと思う。 物心付いたとき、祖父母、父母、兄がいた。日曜日、サザエさんを見たとき違和感があった。どうして私の家族は、誰も笑ってないのだろ…

九
2年前
5

思い出の中に居るんだよ。

私は表現をすることが好きだ。でも同時に人を傷つけることをとても恐れてる。

だからこそ言うのを迷ってた。

ここ数年、私自身恐怖を感じることが度々あった。私にも原因があるし、無視をしてたけど、どうも無視をするのも難しくなってきた。

分かり合えない人がいた。その人は分かって欲しそうな態度を度々取っていた。
真摯に向き合うではなく、分かってほしいみたいな態度だった。

私も真摯に向き合うのは難しいの

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ふたり #2

ふたり #2

祖父に譲って貰った車は、三角の窓が付いていた。わざわざマニュアルを取ったのは、ずっと愛していたいからだった。

とは言え、この時期は暑い。幼い頃窓をしめる時、指を挟んだ事があって、少し開けるのに勇気がいる。

衝動に任せて旅に出たものの手持ち無沙汰で、ラジオを流す。
陽気なラジオパーソナリティの声が、少し気を紛らわせてくれる。

田圃、少し住宅街、また緑、漸く有料の幹線道路に乗って、走る、走る、走

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ふたり#1

ふたり#1

遠い過去の記憶。
祖父に連れられてやってきた見知らぬ街。離れ小島。ボート乗り場でお代を払う祖父。ボートはエンジンで動くもので、私の意志と反して前に進む。
「あまり下を見るんじゃないぞ」カラッと笑う祖父を見上げた夏の日の記憶。

私はあまり記憶力が良い方じゃない。でもそれでも育ての親でもある祖父が、良くしてくれた日々を思い出す。

祖父が亡くなって1週間過ぎる。葬儀が終わってでも死を受け入れがたかっ

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生活を続ける

生活を続ける

私の両親は、家族の事故で精神疾患を発症している。

でも私、そんな両親にどうして欲しかったかと、考えたことがなかった。

最近、愛する人と結婚をして、気がついた事がある。

私は両親に、辛くても生活をして欲しかったんだ。
父はよく寝たきりの様になってたし、母は以前より、家事が苦手になっていた。

でも私は、愛して欲しいなんてあまり思ってない、あの二人が人を愛するのは難しいからだ。
それでも、辛いの

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就労移行あわないマンの就労について

就労移行あわないマンの就労について

追記 私は都内に住んでいる。
このやり方は都市部に住む人や、近所に工業地帯等がある人向けと思われる。

でも私は以前、障害者雇用で働いて、それからクローズ就労もしてきたので、やりようはああると個人的に思ってる。

私は就労移行が合わない双極性障害一型の女性だ。

障害者、就労でググったことある人は知ってると思うが、だいたい就労移行支援事業所がでる。

私は自立訓練施設と就労移行を辞めてる。理由はあ

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早起きのススメ

早起きのススメ

私は20代前半の頃早起きが出来なかった。当時ニートであったし、双極性障害の影響で体調もかなり悪かった。

当時の主治医には早寝早起きを推奨されていた。しかし体調悪いのに理性を持って早起きなんて不可能だがと思っていた。

今30代であるが、漸く6時に目が覚め7時に起きれる様になった。

早起き出来なかった私が工夫してることを書いてみる。

1、早起きする

私は夜考え事をして眠れない事がある。

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不幸には興味ないし、幸せに生きたい。

九ちゃん取説

九ちゃん取説

元気な時はあまり思わない事や、ネガティブな気持ちになる時がある。でも、思い返せば人間って自分のトリセツが必要だとおもう。

なので、今日は自分の取り扱い説明書を書いていく。

元気な時にしてること

自作オリジナルソングを歌ってる
声がハキハキしてる
ネイルを塗っている
連絡がすぐ出来る
周りを見守れる

元気な時の思考回路

なんとかなる
今日も空がきれいだなあ
ハムちゃん可愛い
メイクいい感じ

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足らない探し、完璧主義

足らない探し、完璧主義

水島広子さんの本を図書館で借りた。
「心がボロボロ」がスーッとラクになる本である。

その本に印象的だった文章があったので書いてみる。

私はカウンセリングを受けていて、自責が強い事を指摘されたことがある。しかし、他責の方が不快に感じる私は、長い事自責の何が悪いんだと、自分を受け止めるのが難しかった。

思えば足らない所探しを色々していたが、探しただけで、自分が苦しむ事が多かった。
結局は、自分を

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生きてると苦しい事沢山あるけど、自分の味方はちゃんとしてあげようね

ボッチちゃんが不快すぎる件

ボッチちゃんが不快すぎる件

※ぼっちざろっくのネタバレ有ります。

私はボッチザ・ロックを1話で断念したが友人の勧めもあって最後まで観た人間だ。
最近アニメを見るのにハマり、流行り物はだいたい見てる。

1話で断念した理由が彼女の性格だ。
陰キャが活躍できるからという理由で3年間ギターをし(そこは凄い)
ふとバンドに誘われる流れだが、
とにかくもう面倒くさい。

受け身なくせにプライド高くて自意識過剰で卑屈だ。
そして最初の

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リリィの総て、は真実を探す女の子の話

リリィの総て、は真実を探す女の子の話

リリィの総てを見ました。
元のタイトルはデンマークの女の子という可愛いものなんですね。
リリィという女の子が真実を探すお話しです。

以下ネタバレ有り

風景画家のアイナーと肖像画家のゲルタ、
ある日肖像画のモデルを頼んだことがきっかけで、
アイナーはリリィという女性として目覚めていく。
ゲルタは戸惑いを感じながらも、リリィを支えていくー

作中でゲルダはリリィの事について葛藤する余り「バカなゲー

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リズと青い鳥の感想

リズと青い鳥の感想

リズと青い鳥を見ました。もう3回目くらいですが。

以下ネタバレ有

みぞれは希美を特別な存在と思っている、だからこそ手放したくない、青い鳥を手放したリズの気持ちがわからないと作中で言ってました。

しかし希美はみぞれのオーボエが好き、とライバル目線で見ることはあっても特別扱いはしてない、ただの友人なのです。

文字にしてビックリしましたが、感情の対比が凄いなと感じました。
恋愛でも友情でも、感情

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#1

私の人生について少し書こうと思う。

物心付いたとき、祖父母、父母、兄がいた。日曜日、サザエさんを見たとき違和感があった。どうして私の家族は、誰も笑ってないのだろうと。

祖父は酷い癇癪もちだった。何か機嫌が悪いと家族に一時間程キレ散らかす人だった。私もブスだとか、可愛げがないだとか、愛想がないだとか、祖父が怒るとそのような事を言われていた。

幼稚園児の頃、何かをきっかけに祖父を怒らせて、湯飲み

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