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【視野を広げる読書本5】禅 鈴木大拙

自分を見つめ直すきっかけになった本を紹介します。
マインドフルネスや禅、瞑想といったものが気になる人にオススメです。

自分なりに伝えたい部分だけ、簡単に要約したものになります。
700円くらいで買えるので、ぜひお手元に取ってみてください。

今回は本の要約というより、本にかかれた禅の説明をしていきます。

禅とは

・自問自答すること
・自分なりの答えをみつけること
・自分自身を見つめ直すこと

大まかにこの3つが大切です。

現代的に考えるなら
スマホおいて、目をつぶって、自分を見つめ直そうってことです。

自分のやっていることはやりたいことなのか
自分の強みは何なのか
今日の自分はやりたいことができたか

そうやって自分の人生や、今日の出来事、自分の行いを見つめ直して
よりよい人生を歩んでいこうというのが禅の目的です。

禅の偏見と勘違い

よく禅を断食や滝行みたいな苦行と一緒にされますが別ものです。
苦行は自分をイジメて、食事を我慢して、欲を我慢して心を浄化させる修行法です。
ようは自分自身との闘いであって、自分自身を見つめ直す禅とは全然違います。

禅の伝え方

言葉では伝えきれない。

というのが作者の見解でした。
禅僧たちが口頭で伝えてきたものは、ときに逆説的で、反対を否定し、矛盾に満ちるときもあれば、弟子の言葉を肯定、反復し、「喝」と叫ぶ僧もいる。

正直、私もここの章を読んでいて訳がわからなかったです。
実際に大切なのは直接、自らが禅を行うことだということです。

禅の体験的伝え方

かなり重要視して伝えたいことですが
禅は前世と繋がったり、神を感じたり、オーラが見えるといった超常現象を体験するものではありません。

あくまで日常の延長であり、平常心を保つ手段の一つなのです。

経典や教え、戒めなどはなく、自分で座禅を組んで、自問自答を行うことで体験するしか分からないのです。

主観的に、客観的に、あるがままの自分を見つめ直して自分なりの答えを出します。

禅をやってみて

一応、私が座禅を組んでみた感想をお伝えしておわります。

私の中で、一番のメリットは睡眠の質が上がったことです。
寝る前の30分くらいに座禅を組んで、1日の自分の行動を反省したり、自分がやっていることが良いことなのか自問自答しながら禅を行っています。

いつもは布団で寝る前に、今日のこと、明日のこと、今後の不安などで、ずっとモヤモヤしながら寝ていたのですが、
座禅を組んでからは、そういったモヤモヤする感情をスッキリさせてから寝ることができています。

他にも禅をしている間は、呼吸を落ち着かせていることが深呼吸になったり、体を脱力させて座っているので、自然とリラックスした状態で布団に入れているからだと思います。

あとの精神的な効果はわかりません。
禅を始めた他にも、筋トレを初めて活動的になったり、寝る前にスマホを見なくしたり、同時期に色々と生活環境を変えていったので、何がなんの効果があったのか分からないのです。

少なくとも、寝る前に禅を始めてから、不安を抱えて布団に入ることはなくなったので、睡眠の質は上がると思います。
忙しくてしっかり寝てない人にもオススメです。

まとめ

今回は「禅 鈴木大拙」の禅について説明できる箇所を簡単にして伝えました。
ですが、この本は、禅のこと以外にも面白いことや、新しい視点のきっかけとなることが沢山かいてあります。

例えば、キリストやブッタは自分の宗教をつくるつもりでやっていなかったことや、実在論と愛の世界について語っている章もあります。

ぜひ、自分の手にとって読み、そして禅を体験してみてください!

僕が過去にまとめてきた「視野を広げる読書本」シリーズもどうぞ!


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