こかも

米国BOC公認アスレティックトレーナー。中学生からプロまで幅広くアスリートと働いていま…

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米国BOC公認アスレティックトレーナー。中学生からプロまで幅広くアスリートと働いています。現在の拠点は🇯🇵ですが、よく海外遠征に行っています。 外国人選手と働きたい!英語圏でトレーナーとして働きたい!そんな人を応援してます。

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  • メディカルイングリッシュ<基礎知識>

    医療現場やスポーツの現場で治療家として、トレーナーとして働く人達に押さえておいてほしい基礎的な英単語集です。

最近の記事

メディカル英語<視診・触診>Objective#7(手関節)

今回の可動域確認フレーズは手関節です。 厳密には回内や回外は近位の橈尺関節(肘関節付近)の動きですが、手首の動きに見えるので、ここに含めています。 手関節掌屈 bend your wrist to the palmar side. flex your wrist. Curl your hand towards your forearm. 解剖学の専門用語では、掌屈はwrist flexionです。なので、本当は2つ目のフレーズが一番シンプルでわかりやすいかもしれませんが

    • メディカル英語<視診・触診>Objective#6(股関節)

      今回の可動域確認フレーズは、肩関節と同じボールアンドソケット関節の股関節に関するものです。 特に難しいものはないですが、選手がどのような体勢でいるのかで使えるフレーズが変わることもあるので、ぜひどのポジションの時にどのフレーズが使えるか注意して読んでみてください。 股関節屈曲 pick up your leg lift your whole leg up with your knee straight lift your knee towards your chest b

      • メディカル英語<視診・触診>Objective#5(足関節)

        今回は足関節の可動域確認フレーズです。足関節はball and socketではないですが、関節自由度が高いので、今回も盛りだくさんな内容になっています。 Objective#4(肩関節)でも書いた魔法の言葉はここでも健在になるので、わからなくなったらあの魔法の言葉を思い出してください。 足関節底屈 point your toes down bring your foot down move your foot like you are pushing on a gas

        • メディカル英語<視診・触診>痛みの確認フレーズ

          可動域の確認の際に、一緒にやることはありますか? 私は、痛みの確認をします。 自動での可動域確認、受動での可動域確認、どちらにも使えるフレーズを紹介します。 と、その前に可動域に関する基礎単語も少しだけ紹介します。 可動域の基礎単語自動の可動域 Active Range of Motion (AROM) 自分で動かして動かせる範囲のことです。表記としては、AROMと書きますが、実際に英語で話す時には、「アクティブ レンジ オブ モーション」と発音します。Range of

        メディカル英語<視診・触診>Objective#7(手関節)

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        • メディカルイングリッシュ<基礎知識>
          8本

        記事

          メディカル英語<視診・触診>Objective#4(肩関節)

          前回から間が空いてしまいましたが、今回は肩関節の可動域の確認フレーズです。肩関節は球関節(ball and socket joint)なので、盛りだくさんです。 最後に魔法の言葉を書いておいたので、ぜひそれだけでも覚えてください。 肩関節屈曲 raise your arm raise your arm to the front bring your arm up move your arm forward to the shoulder level (平行、文の後) (m

          メディカル英語<視診・触診>Objective#4(肩関節)

          メディカル英語<視診・触診>Objective#3

          可動域の確認シリーズ2つ目です。 今回は、「曲げる」「伸ばす」を使う関節系と首(頚椎)の可動域確認フレーズです。 屈曲・伸展の関節の可動域を確認するフレーズ基本的に屈曲と伸展がある関節ならどの関節にも使えます。(膝や肘、足趾、手の指など) ただし、肩関節や足関節にはあまり使われず、これらの関節には別のフレーズが使われます。 曲げる・屈曲 Bend your knee. Can you bend your elbow? flex your toes. Can you to

          メディカル英語<視診・触診>Objective#3

          メディカル英語<視診・触診>Objective#2

          視診と体位変換についてのフレーズを紹介したので、ここから各部位の可動域の確認と実際の動作確認に使えるフレーズを何回かに分けて紹介していきます。 可動域はRange of Motion(ROM)と言います。日本ではROMをロムと言っている人もいらっしゃいますが、アメリカでは、カルテへの表記はROMと略しても、実際に話す時には、range of motionとちゃんと全て言うので、ロムと言わないように注意しましょう。 体幹の可動域確認をするフレーズ前屈 Bend forwar

          メディカル英語<視診・触診>Objective#2

          メディカル英語<基礎知識>体位変換編

          体位変換と触診をカバーしようと思いましたが、内容がごちゃっとしそうだったので、体位変換だけに絞って紹介します。 (追記)ちょっと長くなってしまいました。 体位変換の基本体位変換は「座る」「立つ」「片足立ち」「仰向けに寝る」「うつ伏せに寝る」「横向きに寝る」「片膝立ち」「少しずれる」が主だと思います。その他に、身体のポジションを変えるだけではなく、着替えたり、袖をまくるなど着ているものを変えてもらうフレーズ、そして、すごく限られた言い方ですが、足や手を"あるところ"に置くなど

          メディカル英語<基礎知識>体位変換編

          メディカル英語<視診・触診>Objective#1

          今日は問診の後に、視診や触診に移るときに使えるフレーズを紹介します。 今日のフレーズの中で、体位変換にも少しだけ触れますが、このカテゴリーについては別途まとめようと思います。 視診を始める時に使えるフレーズそれでは、ちょっとみてみましょうか Ok then, let's take a look. Alright then, let's have a look. Ok, let's check out your wrist. I'm going to check your

          メディカル英語<視診・触診>Objective#1

          メディカル英語<問診>History#4

          この回で、一旦怪我に関する問診は終わりです。BOC-ATCは内科の相談に乗ることもあるので、家族歴などを聞くこともありますが、今は整形外科的な怪我に重点を置いて英会話フレーズを紹介していきます。 痛みについての質問(痛みのパターン)痛みは常に一定でありますか?それとも断続的ですか? Is the pain constant, or on and off? Is the pain constant, or does it come and go? Do you have p

          メディカル英語<問診>History#4

          メディカル英語<問診>#3 痛みについての質問

          今回は痛みに関する質問をまとめました。 受傷機転、既往歴、そして痛みを聞くことで、整形外科であれば一通りの問診をカバーできます。 見出しの右にある#番号はポッドキャストのエピソード番号です。 痛みについての質問どこが痛いですか? #11 Where does it hurt? Where is the pain? hurtは動詞で、painは名詞なので、doesとisの部分の聞き方をごちゃ混ぜにしないように気をつけましょう。 痛いところを指で指してくれますか? #11

          メディカル英語<問診>#3 痛みについての質問

          メディカル英語<問診>#2 既往歴についての質問

          今回は問診#1の続きです。 受傷機転の聞き方は前回まとめたので、今回は既往歴についてです。 見出しの右にある#番号は、ポッドキャストのエピソード#です。 既往歴以前に同じ怪我をしたことがありますか? #5 Have you had the same injury before? Have you had this before? Have your had this injury before? Have you had this problem before? Have

          メディカル英語<問診>#2 既往歴についての質問

          メディカル英語<問診>#1怪我についての質問

          患者さんやアスリートがあなたを頼ってきた時にまずすることは問診(history)ですよね。どこがどんな風に痛いのか、そしてその怪我がどのように起きたのか、時には過去の怪我(既往歴)も加味しながらトリートメントの方向性を決める必要があります。 そこで、まずは問診で使える英語のフレーズを紹介します。 見出しの右側にある#番号はポッドキャストのエピソード#です。 受傷機転を聞くどうしましたか?/どんなご相談ですか? #1 What brings you here today?

          メディカル英語<問診>#1怪我についての質問

          メディカル英語<基礎知識>ケガの名前編

          メディカル英語基礎知識の最後です。 ケガの名前を指す英単語を紹介します。 一般用語 lay language捻挫:twisted ~ , damaged ligament, tear/tore/torn ligament 肉離れ:pulled muscle 脱臼:dislocated 亜脱臼:subluxated, subluxed 骨折:broke, broken 打撲:bumped, got hit, bruised 内出血:bruise 痙攣:twitching,

          メディカル英語<基礎知識>ケガの名前編

          メディカル英語<基礎知識>関節の動き編

          基礎知識もあともう少しです。今回は関節の動きについての英単語です。 あとは基本的な怪我の名前を紹介したら、具体的な例文を紹介していこうと思います。 一般用語 lay language曲げる:bend 伸ばす:straighten ひねる:twist 回す:rotate 動かす(持っていく):bring, move 上げる:raise 広げる:spread, open 閉じる:close *おまけの方向英単語 前方向に:forward 後ろ方向に:backward 横に:t

          メディカル英語<基礎知識>関節の動き編

          メディカル英語<基礎知識>方向編

          ここまで、関節や体の部位の英単語を紹介しました。 この回では方向を表す英単語をここでいくつか紹介するので、今までに紹介した英単語と、方向の英単語と組み合わせることで、問診や触診で会話をする上で使える言葉を作ることが出来ます。 基本的な方向 一般用語 lay language 前:front 後ろ:back 横:side うちがわ:inside そとがわ:outside 上部:upper 下部:lower 浅い:superficial 深い:deep 同側:the same

          メディカル英語<基礎知識>方向編