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メディカル英語<基礎知識>ケガの名前編

メディカル英語基礎知識の最後です。
ケガの名前を指す英単語を紹介します。

一般用語 lay language

捻挫:twisted ~ , damaged ligament, tear/tore/torn ligament
肉離れ:pulled muscle
脱臼:dislocated
亜脱臼:subluxated, subluxed
骨折:broke, broken
打撲:bumped, got hit, bruised
内出血:bruise 
痙攣:twitching, cramping
切り傷:cut
擦り傷:scraped
虫刺され:bug bite
なんかやっちゃった:did something to ~

捻挫のtearが現在形、toreが過去形、tornが過去分詞系なので、状況に応じて使い分けてください。ちなみに、涙を表すtearと同じスペルですが動詞の tearの発音は「テァ(tear)」「トァ(tore)」「トーン(torn)」となります。
脱臼や亜脱臼は、専門用語が一般でも使われる言葉なので、医療関係者同士やSOAPノートを書く際にもdislocatedやsubluxedと書いて大丈夫です。名詞バージョンは専門用語一覧に載せておきます。
骨折については、「私は手首を骨折した」というときには動詞のbrokeを使って、"I broke my wrist."となりますが、「彼は肋骨骨折という怪我を負った」という名詞にする場合はbrokenという言葉でどの骨が折れているのかを説明するため、"He suffered broken rib."となります。
打撲をすると内出血が見られることがあることから、打撲のことをbruiseと表現することもあります。
正確にはわからないけど、何かやってしまった(何かが起こった)という言い方はそのまま"I did something to my shoulder"のように言います。
痙攣のtwitchは「ピクピク動く」イメージで、crampは「つっている」状態を表します。

捻挫

足関節を捻挫した:rolled ankle, twisted ankle
突き指した:jammed a finger
足の指をぶつかる:stub a toe

膝や肘など足首以外の捻挫については、twistedしか使いません。それらの関節はroll(転がる)する形の受傷機転はほぼないのが理由です。

専門用語 medecal terminology

捻挫:sprain
肉離れ:strain
脱臼:dislocation
亜脱臼:subluxation
骨折:fracture
打撲:contusion (contuse)
内出血:ecchymosis
痙攣:cramp
筋の拘縮(一時的な):spasm
切り傷:laceration
擦り傷:abrasion

sprainは程度に関わらず"靭帯の損傷"という意味で、strainは"筋肉の損傷"という意味です。
strain自体には肉離れ以外の意味がたくさんありますが、怪我名として使う場合には、strain ~と表現して"~"に筋肉の名前を入れます。
sprain, strain, fractureは名詞と動詞が同じ形です。dislocation, subluxation, contusionは名詞、動詞はそれぞれdislocate, subluxate, contuseになります。
ecchimosisの発音は「エキモーシス」です。
spasmは日本語訳すると痙攣と出るのですが、イメージとしてはぎっくり腰などで筋肉にギュッと力が入ってしまっている状態が近いと思います。
lacerationの発音は「レィサレーション」で、abrasionの発音は「アブレィジョン」です。それぞれ名詞です。


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