性欲のはけ口としてあなたを抱きたいわけではない。性欲のはけ口としてあなたを抱きたいわけではない。現代詩。
性欲のはけ口として
あなたを抱きたいわけではない。
それなら
他の大概品でいいよ。
あなたは
たぶん
なんか
そう
なんか
そういうのではない。
たぶん
わたしは
わたしを
守ってる。
あなたに
好かれたいから。
あなたが
好きだから。
それと
もう
わたしは
大人だから。
だから。
なんか
物憂げだったり。
大人びたりする。
なんか。
わかる。
子供クセにとか。
作り上げた自分とか。
もう
わかってるよと。
机の上に
手をバチーンって
してみたり。
なんか、
なんか。
惚れたことを
照れくさそうに
封印しそうになる。
わかってるよ。
わたしはわたしをしています。
わかりました。
わたしを卑下しましょうか。
性欲のはけ口として
あなたを抱きたいわけではない。
性欲のはけ口として
あなたを抱きたいわけではない。
だから
わたしは
いつまでも
わたしのまま
億劫な感触を保っているのかな。