見出し画像

毒親の定義。現代詩。

なんか

すぐに

謝れって言う。


なんか

すぐに

ありがとうって

言えって言う。

それは

なんなの。

オヤの特権なの。




ぼくが

親になったら。

なんでも

おっけいにするよ。

勉強もしなくていいよ。

ゲーム無制限。

好きなことしていいよ。

お金もあげるよ。

なにしてもいいよ。

それは

幸せになれるのかな。

なんか。

わからなくなった。

わからないから。

考えないふりをした。

それは

なんなんだろう。

なにを

理解したのだろうな。

オダギリジョーは

仮面ライダーに

でてたのに。

なぜ

それを

わかってくれないの。

あなたの

仮面ライダーは

ぼくの

憧れでした。

今も好きだけれども。

ざわざわする

こころを

なんとなく

おさめます。


だからこそ

だからこそ

自由と

甘えは違う。

なにかな。

なにかな。

わかってるよ。

おやは

選べないけれども。

いまの

おやは

よくやってる。

よくやってるから。

わたしがいる。

わたしは

わたしでいられる。

それは

おやの

おかげだろうな。

ぐちが

いえるのは

幸福だから。

だから。

いえるのだろうな。

ありがとう。

おや。


ありがとう。

親。

だから。

長生きしてね。


たぶん

ぼくは 

親が

好きなんだろうな。



この記事が参加している募集

#現代文がすき

918件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?