AIとクジラの対話:海中のクリック音が語る進化の謎
以前に、鳥の鳴き声を解読したという話を取り上げました。
貢献したのはやはりAIです。
ちょうど前回、音声対話をさらに強化したChatGPTの最新モデルを紹介したばかりなので、人間が多種と会話できる可能性はさらに高まったといえるでしょう。
人間のように高い知能を持つ生物として知られているのは、イルカです。今でも海に落とした貴重品(スマホなど)をイルカが拾ってくれた美談は耳にしますね。
ちなみに、イルカが大きくなったものが「クジラ」です。
初耳の方は疑いますが本当です。1つだけサイトを。
そんな、大きなイルカで興味深い研究が発表されました。
せっかく音声がテーマですので、最近出たChatGPT最新モデル「GPT-4o(オムニ)」に、元論文を要約してもらいます。
主観的なコメントですが、回答速度がGPT4より明らかに早くなっています☺
話がそれるので戻します。
クジラの発する声は「クリック音」とも呼ばれます。名前の通りクリックするときの音そっくりだからです。1つ動画を。
それを言語として体系化するアルゴリズムの話ですが、意外なことに今回は機械学習(深層学習もその1つ)でなく古典的な統計手法(ある密度分布(カーネル密度推定)のモデルを導入して偏りを調べる)で分類化することに成功したそうです。
ただ、冒頭の記事では最後にこれ以上の音声理解は困難、と断じているのが引っ掛かります。
調べてみると、同じ目的の研究グループはほかにもあり、逆に楽観的な意見もあります。
こちらは機械学習を使ってますね。もちろんアルゴリズムの選択だけで優劣は論じられませんが、人類の知能を目指すAIがほかの知能の解明手段で使われるのも奇妙な話ですね。
さらなる研究の発展を期待します。
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