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将来の若き探査車・人が火星を目指す

以前に、火星におりたったヘリコプター型探査機がアクティブな活動を終えた話をしました。(あとは静止状態で定点観測)

これで、動く探査機としては、Curiocity(2012年到着)とPerceivarance(2021年到着)の2台だけとなりました。両車は数千km離れているので実質独りぼっちです。

そんな中、未来の種を咲かせるためにNASAが運営している、有人探査車コンテスト(HERC)結果発表が行われました。

30周年という歴史あるコンテストです。タイトル画像だけで何となくワクワクしますね。日本でいう鳥人間コンテストを連想しました。

念のためですが「有人」探査車なので、乗る人も宇宙を目指しているのでしょう。世界中から 72 チーム、600 人以上の学生(おそらく大半が高校生・大学生)が参加し、約800メートルの障害物競走を行います。
ただ、NASA方式のレビューも受けるルールにしており、なかなか臨場感のあるコンテストみたいですね。見学するひとたちも楽しいでしょう。

ここでの探査車は、火星に絞らない一般的なものです。今はアルテミス計画の流れも汲んでいるようなので、目先の目的は月面でしょうか。

つい先日、日本人が月面着陸に選ばれたニュースも駆け巡りました。探査車としてトヨタもルナクルーザーを開発中なので、日本コンビの雄姿が見れるかもしれません。

このコンテストとは別に、「火星」をターゲットにした国際的な学生探査車コンテストURCというものがあります。

そして2024年の夏、初めて日本から出場が決まりました。それも2チームも!

チーム名称を「KARUKA」と「ARES」と呼びます。前者は信州大学の学生たちが中心となって活動しており、現地メディアもとりあげています。

実は、今年実証イベントにも参加して、2チームによるデモを観覧しました。過去にもレポートしたので載せておきます。

鳥取砂丘は、月の砂と成分が酷似しており、実証実験として使われています。ルナテラスというおしゃれな名前が付けられています☺

ARESは資金集めとしてクラウドファンディングをはじめているので、載せておきます。(投稿時点で6/4が締切日)

未来の宇宙開発を担う若い種子は日本でも力強く芽を出しています。心から応援したいと思います。

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